足がしっかりと地に着いた里山暮らしをされる里山悠々録さま。
ここのところ干し柿の記事には感心するばかり。
年末になると出てくる見事な干し柿ってこんな風に作られるものだったんだ。
私の母の作る干し柿は喜んで食べてるのは母とネズミだけだった。こうやって作り方を拝読すると、なるほどと思い当たることばかりだ。母は渋柿の皮を剥いて、屋外の直射日光にただ天日干しにしていただけだった。そしてすぐにカビだらけになった。
母が干し柿を作っていた頃は母の前でうっかりと市田柿とか枯露柿とか言えなかった。母は添加物なんて何なんにも入ってない天然そのものがここにあるのにって露骨に嫌な顔をした。
母の言う添加物とはたぶん硫黄くんじょうのことだったのだろう。
ま。
昨日は枯露柿を買ってきた。
長野の駅ビルの長野県長寿食堂さんで市田柿のミルフィーユを食べてみたら美味しかった。
ん!これって自分でもできそうだ。
市田柿にしても枯露柿にしても干し柿そのものが逸品。何を加える必要もない。
間にクリームチーズを挟んでラップしてしばらく冷蔵庫で落ち着かせるだけ。
お茶はたっぷりのコーヒーにした。
本当に美味しいな。
たったふたつを合わせただけなのに。
菓子はまさしく果子。
それにしても、もう幾日雨が降ってないんだろ?今冬のこのあたりは雪が降ることなんかあるのかな?今日もパサパサ。