この間LOVOTと一緒の小学生くんがいた。
キミのロボット?と思わず話しかけてしまった。
話しをしていたら、どうも、所有者と所有物という関係ではなく、友達であり家族であるようだった。
そのうちにロボットが何やら声のようなものを出した。どうやら立ち話が長くなってきてかまってもらえないことに不満の意を表したらしい。
普通の生活の中の普通の風景の中でペッパー以外のロボットを見たのは初めてだった。
この間家族がつけっぱなしにしていたTVから流れてくる台詞に思わず顔を上げた。
NHKのドラマだった。定年退食。
リアル姥捨て山なシビアな未来が描かれていた。
マイナンバーカードが全ての証明であり不審者にはロボットが対応している。
食い入るようにみてしまった。
星新一氏が「妖精配給会社」を発表したのは1964年。
藤子・F・不二雄氏がこのドラマの原作を発表したのは1973年。
当時の作家たちの鋭い感性はすでに100年後の未来を見抜いていたのだろうか。
自分が生きてる間くらいは大騒ぎしているだけでそんなに変わるとは思ってない。
もし長生きしたい理由があるとすれば、ロボットとAIによる世の中の変化をみてみたいだけかな。
要は、自分が生きてる間に特に劇的な変化はおきようはずもないと思い込んでいたのだった。
転がり始めたらいかなる権力者でも止めることはできない。
行き着くとこまで転がっていくだけなのは、たぶん、過去も現在も未来も変わらない。
まさか生きている間にシンギュラリティが来るのだろうか?
みてみたいと思っていたはずなのに、なんだろこの複雑な心持ちになってしまうのは・・・
ま。
今日はこれからどのくらい気温が上がってくるのかな。