今日は快晴。
暖かい快晴。
サボテンの花が咲き始めた。
多肉植物の方は謎の展開。
さて。
そろそろお水取り。
マイクさんブログからお水取りのリアルタイムが伝わってくる。
東大寺二月堂の修二会は、752年に良弁僧正の高弟・実忠和尚によって始まり、以後、どんな時代のいかなる状況下でも鎮護国家を祈ってきた。
疫病下に置かれてみてわかったことが多い。
中止や延期になるものはただの観光イベントで、どんな形であれ遂行するのが本当の行事であるということも。
去年つくづくと感じて、糊こぼしを作ってみた。
といっても、お水取りのことはこれでもかというほどに情報があるけど、糊こぼしの作り方はどこにもない。限られた断片的な情報をつなぎ合わせて、型紙は実際の椿の花びらをコピーしておこしてみた。
去年はかなりジタバタやってみたけど、今年は気楽に作る。
國學院大學博物館でしげしげと眺めていたら、そう、どこの神社さまのどんな細工物も完成度を求めてるわけではないと思った。心。気持ちの形。
なんちゃって糊こぼし。
日本橋のはいばらさんで買ってきた黄と赤と白の和紙。
黄は芯。
20㎝×10㎝の長方形を半分に折って切り込みを入れて鉛筆に巻き付けて成型。
花びらは赤三枚と白二枚。
芯の周囲に貼り付けて出来上がり。
東大寺には行けないけど、祈ることはできる。
でも実忠和尚さまのころよりグローバルな祈りになっているのが、なんともかんとも・・・
切ないんだよ。