今日は皮膚科へ。
ストレスなんだか老化現象なんだか季節の変わり目なんだか。
ま。
國學院大學博物館へ。
「祓-儀礼と思想-」。
会期は5月20日~7月9日。
撮影は禁止。
神社では現在祭祀の前には祓(修祓)を行う。
六月と十二月には大祓が行われる。
大祓では大祓詞を読み、人形を身代わりにしたり、境内の茅の輪をくぐったりする。
なんのためにこのようなことが行われ、どんな歴史があるのかを、國學院大學が所蔵する資料で解き明かす。
それは、現代の神道がどのように形作られ、日本の宗教文化がどのよに展開しきたかを見ることでもある。
第1章:祓とは
第2章:祓の淵源-神話と儀礼-
第3章:祓の祈祷と思想-中臣祓の成立ー
第4章:祓と道徳-実践と神学-
第5章:大祓詞と学問-国学から近代人文学へ-
祓で使用した品々を列挙した最古の記事は、日本書紀の天武天皇五年(676年)八月十六日条にあるという。
この日、諸国で大祓が行われ、そこで用いた「祓柱」が列記されている。国造は馬一匹・布一常、郡司は刀一口・鹿皮一張・钁一口・矢一具・稲一束、各戸(一般の家)は麻一条。だそうな。
これらの貴重品は、罪・穢を贖うために供出されたらしい。
その後8世紀頃は麻が重要となり、9世紀頃には人形が出てきて、10世紀以降は個人対象の陰陽道祓として普及すると共に道具は多様化したようだ。
その後、様々思想やニーズや時代の変化を取り入れ、あるいは翻弄され、今現在の形に落ち着いたようだ。
現代の祓の用具は、大麻・塩湯・切麻・形代・解縄・茅の輪だそうな。
顔のブツブツをそっと触りながら、季節の変わり目は怖いとつぶやいていた。
体と心の調子が狂いやすいのも季節の変わり目。
疫病が襲い掛かかってくるのも季節の変わり目。
金王八幡宮さまは田植えが終わったようだ。
今日も日が暮れる。
地震が来なくてよかった。
たまには大祓詞を読んでみようか。
この間拾ってきた貝殻には穴があった。これはラッキー。紐が通せる。
令和4年 ネギ禰宜の茅の輪くぐり