紅葉に彩られる師走の横浜市こども植物園。
恒例「こめ展」開催中。
会期は2025年1月15日まで。
米の様々がわかりやすく展示されてる。
真ん中の展示ケースのカエル展示はコンセプトやや不明なれど、そこがこの植物園の愛嬌。
今年の「こめ展」は回顧2024年という気もした。
令和の米騒動。
新米の収穫が始まっていつの間にか終息したけど、価格は上がったままとなった。
今後も下がることはないだろうと予想されている。
長野盆地で3年ほど米作を手伝っただけだけど、こんなにも大変でこんなにも安いことに愕然とした。
専業農家、農業で生計を立ててるところはどうやっているのだろう?普通の米作りだけでは後継者なんている方が奇跡にすら思えた。
そして状況が変わって片付け始めたら、農業関係グッズは産廃だったんだって知った。農業で生計を立てていない、どころか農業は金の計算をしたらド赤字な家だったから、私の父母も私も水田は家庭菜園の延長だと思い込んでいたのだった。農業も工業や商業と同じく産業なのだから廃業するときは産廃として処理せねばならぬのだった。
進むも地獄戻るも地獄なんて言葉が頭をよぎり、能天気に逝った父が施設に逃げ込んだ母が恨めしくなるほどにお金がかかった。
だから米の価格が上がったことに関しては正直仕方ないと思う。
今夏は気候変動が顕著になって騒動になって米作の現状がクローズアップされたけど、遅かれ早かれやがては直面する問題だったんだ。
Qu'ils mangaent de la brioche !
生きるために食べてるはずなのに、いつの間にかベルばらになっていたのかもしれない。
昨日はちょいとほろ苦い気持ちでバス停へとむかったのだった。