コロナ禍で気がつかないうちにどこか心が荒んでる気がする。
買い出しのついでに皆神山へ車を走らせる。
長野市松代町にある皆神山は標高659mの溶岩ドーム。

低いけど独特の存在感がある独立峰。古から今に至るまでこういう山を人は放ってはおかない。
近年は松代群発地震の震源地で有名になり、最近はパワースポットというかサブカルというかピラミッドというかの聖地扱いされることも多い。
山頂付近に座す皆神神社さまは創建1300年余の古社。奈良時代に出速雄命を祀ったのが始まりという。
出速雄命は諏訪大神の御子とされる。すなわち建御名方命の御子ということで、これは出雲系の神さまであろう。
中世には修験道で栄え、北の戸隠・南の皆神とまで称されたそうな。
そういう私も魅かれて長野市滞在中は必ず寄る。
桜はほろほろと散り桜。






いつもなら、ちょっとこの人少しアレなんじゃないか?と思うくらいに怪しげな動きをする参拝客がけっこうにいるのだけど、閑散としている。


境内はカオスなまでに色々とご鎮座。








最も大事なのは熊野出速雄神社本殿。中世修験道の遺構を残す。

どこまで境内なのかよくわからない。



お池はクロサンショウウオの産卵地。

のぞき込めばカエルがホケッとしてる。

声をかけたらボチャンと逃げた。

それにしても・・・
たった数ヶ月でCOVID-19はいかなる神々でもなしえなかったことを易々となしとげた気がするが不思議。。


今宵はなんかようやくトーハクニュースに目を通す気になった。
