暑い。
今日の強烈な陽射しは何なのだろう。
中秋月餅を買いに行ったついでに、県立神奈川近代文学館へ。
「没後10年 古田足日のぼうけん」開催中。
会期は8月10日~9月29日。
児童文学者・古田足日(1927~2014)の作品、「おしいれのぼうけん」「宿題ひきうけ株式会社」「ロボット・カミイ」などなどは、作家が没してもなお子供たちに読み継がれる。
この展覧会は、遺族から寄贈された原稿や創作メモのほか、白梅学園に寄贈された旧蔵書や、田畑精一、久米宏一、堀内誠一らによる代表作の原画をもとに、子供たちの生きる力になる新しい児童文学を追い求めた古田の足跡をたどる。
という。
「ロボット・カミイ」か。
「ロボット・カミイ」に触発された当時の子どもたちはダンボール箱を組み合わせてロボットを作って遊び、そのダンボールロボットは私も作ったことがあったし、私の子供も作ったことがあった。
夏休みの工作の宿題にはもってこいだったということもあったのだろうけど、特にダンボールをまとってロボットになってみるのは、やはり、楽しかったのだった。
お・・・
― 「君たちはどう生きるか」を幼児の世界でぼくなりに再現してみようとしたということになるでしょう —
「君たちはどう生きるか」といえば、2023年に公開されたジブリ映画が有名だけど、吉野源三郎が小説「君たちはどう生きるか」を上梓したのは1937年のことだった。
軍国主義による閉塞感が高まる1930年代の日本において、少年少女に自由で進歩的な文化を伝えるために企画された「日本少国民文庫」の1冊であったという。
「ロボット・カミイ」と「君たちはどう生きるか」。
か。
フライヤーには、「おしいれから原っぱへ、神話からSFへ―子どもたちの新しい物語を追い求めた児童文学者の冒険」とあった。
古田がどこまで何を感じていたかはわからないけど、そうだよな、ロボットが現実に現実の生活に入ってきて、これからの子どもたちはロボットとどう付き合っていくことになるんだろ。
いよいよ生成AI対応のiPhoneが出た。
特別な何がなくとも掌で指を動かすだけでありとあらゆる事象とつながるスマホの普及は世界を激変させた。
そこに生成AIが加わるのだ。
ま。
今日も月がいた。
今宵も熱帯夜。