きんちゃん。ゆきちゃんはもういないんだよ。今夜からひとりで寝ないとね。 朝、覆いを開けてみたら、ゆきが籠の床で息をひきとっていた。 覚悟していたとはいえ、羽を撫でながら涙がぽろぽろと出た。 どうにかしてあげられた気もするし、どうにもしてあげられなかった気もする。 光の中へと帰って行ったんだと、とも思う。 私もそう遠くない日にゆきと再会できるだろうけど。 ひとりになってしまったきんがさみしくないように、今後はできるだけ話しかけてあげなければならないかな・・・ でも、やっぱ、涙が出てくるな・・・