秋分の日が暮れる。
なんという空の色なんだ。
元日に大地震で秋分に豪雨の能登半島。
なぜ?
なぜこんなにも同じ場所が繰り返し被災するんだろ?
極楽浄土は西方十万億仏国土を過ぎたあたりにあるという。
過去七仏、釈迦、そして弥勒は56億7千万年後の未来に降臨するという。
荒唐無稽。
だけど、こんな夕暮れは、そうかもしれないと思う。
ま。
今宵の食後は、桜井甘精堂さんの茶巾しぼり栗きんとん。
栗きんとんは岐阜は中津川が本場。
実に美味いのだけど、長野は小布施の桜井甘精堂さんのもこれまた美味い。
今年は9月19日から販売だった。
新幹線に乗る前に長野駅の駅ビルの出店で買ってきたのだ。
栗きんとんは、蒸した栗の実をつぶして裏ごしし砂糖を加えて一粒ずつ茶巾しぼりにする。
新栗の季節だけの逸品。
雨が止んだら涼しくなってきた。
お茶は温かい煎茶にした。
そろそろ月が見えてくる時間だ。
ゆるゆると待とう秋分の月。