え?柳小路?
昨日藤沢へ用事に出かけてまんま帰ろうとしたら、ハスの花がそれはそれは綺麗な池があると教えてもらった。
江ノ電の柳小路駅から徒歩数分という。
ハスの花は朝なんだろうけど、おまけに晴れてきてしまって太陽ギラギラ。でもせっかくだから江ノ電。
柳小路駅下車。
ほんとにこんな住宅密集地にそんなのあるんかな?
高校のグラウンドの横にあった。
白いハスの花が潮風に揺れる。
もうひとつハス池があるんだ。
こちらは桃色のハスの花。
綺麗だな。
驚いたな。
今の桜小路公園付近は、鵠沼の地名の由来である七つの沼があったそうな。
宅地化が進むなか、地元の皆さまの力の結集で桜小路公園ができて、七つのうち三つの沼を残すことができたらしい。
ハスの花を咲かせるのは、実は難しい。
連作障害やザリガニなどの食害で見る影もなく寂しくなったハス池をいくつも見てきている。
人の絶え間ない努力で維持できるものなのだ。
蕾が開いていく。
やがて花は散り種ができ、やがては枯れ、また春になると出てくる。
ただただ美しいばかりではない栄枯盛衰再生。
そんな繰り返しがご浄土に咲く花といわれるゆえんなのかもしれない。
でも、あちらこちらのハスの花を眺めていると、ご浄土は西の彼方ではなく人の心の中にあるものなのかもしれないと思う時もあるのだな。