昼よりはいくらかマシかもはしれないけど、夜になっても暑い。
野毛から大岡川沿いを黄金町へ。
黄金町へ入るとネオンは無くなりぐっと暗くなる。
21世紀初めまで売春宿があった黄金町だけど、今は国内外からアーティストが集まる。
最近では、大岡川を使ったSUP(Stand Up Paddle surfing)を楽しむ人たちも多い。
ある意味すっかりと健康的な街になり、イベントやらSUPやらがある時はにぎわうけど、通常は昼も夜も静か。
ぼんやりと外灯が灯る暗い路地。
志村信裕の赤いスニーカーたちがいる。
夜明けまでひそやかに踊り続けるのだ。
そして、高架下ロックカクには怪しく妖しい《ドラウニング・スカル》が光る。
黄金町エリアマネジメントセンター「七月の壁の影」。
参加アーティストは、瀧健太郎・千原真美・中村邦生・平山好哉。
会期は7月7日~23日。
瀧健太郎の《Drowning Skull》の点灯時間は19時~22時。
素材はあちこちから集められた廃家電。
瀧がスイッチを切って帰り人通りが途絶えたら、浮き上がって夜空の静寂に遊ぶのかもしれない。
そして白み始めるとまたオンボロ廃家電に戻るのかもしれない。