今日のころころこころ

2017・1・14 徳山恭三という彫刻家の衝撃

もしかしたら、寝ている間に羽が生えてどこかにいってしまったんではないだろうか?
朝、どきどきしながらリビングに行く。
ああ!やっぱりある!!夢じゃなかったんだ!!!

前を通りかかると必ずふらりと寄るgallery元町。貸し画廊がメイン。

今回は、入った瞬間、うぅとかあぁとかうめき声が思わず出てしまった。
徳山恭三彫刻展。

素晴らしい作品に圧倒された。

ところが、ご本人は、私は彫刻家ではありませんとおっしゃる。
たつきを立てているのは別の仕事で、彫刻はその合間にこつこつと制作しているようだ。
しかし・・・この人を彫刻家と呼ばすして、どんな人が彫刻家というんであろうか???
スマホも所持せずパソコンも使わないとおっしゃる。どころか、新国立美術館にすら行ったことがないとおっしゃる。

根っからの貧乏人の私は、思わずもったいない!と叫んでしまった。
宮地さんが出てきた。
宮地さんがオファーを出すこと17年にしてようやく実現した個展だったんだ!
ねぇせめて値札だけでも付けておいたら?宮地さんもそう言った。
ねぇじゃあ貴方この作品いくらだと自分で思っているの?一番小さな作品を手にとった。
五千円です。
と言う。
はぁ?ごごごせんえん???この人いったい???
私買うわ!と千円札を五枚差し出してみる。まったく動じない。
見かねた宮地さんが、せめて万札にしてやってよ!という。その通りである。五万円だって安すぎる。浜銀のATMだってすぐそこにある。
ほんとうに五千円でこの作品は私のもとに来ることになった。。
呆然と中華街に向かう。

美の始源とは、いったい、もしかしたら、ああ・・・
今は、この作品を私の位牌にするように息子に言っておこうとだけ思う。。

コメント一覧

うさぎ
惚れました!
写真が下手くそで伝わらないのが、残念!
でも、さすがですね(^^)
ストイックな気品があります。
ご本人に言わせると、兄弟子は天才だそうです。兄弟子のお名前はヤブシタさんというらしいです。
気になる師匠のお名前はきき損ねました(;_;)
もうお亡くなりになったそうです。
sala-bowl
べた惚れですね。
ここからはよく判りませんが、なにか気品があるような気はしますが。
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