今日の午後は鍬の修理依頼に信濃町へ。
母が近所の金物屋に修理をお願いして出来上がりを私が取りに行ってエイや!と田んぼに入れた瞬間に、あれなんというのかな?刃の部分が再びとれてしまったのだ。
修理してもダメなんはダメなんじゃないの?そんなもん新しく買えばいいじゃんと言ったら、古間の鍬なんだよ!高いの!と母。
古間の鍬?
調べてみたら、古間とは長野市の隣の上水内郡信濃町の中の地区名らしい。
信濃町は小林一茶で有名な町だけど鍛冶屋さんの町でもあるという。450年ほど前の川中島合戦の時に移住してきた鍛冶職人が里人に技術を伝え、その後農具や山林用具作りが盛んになった。伝統工芸品・信州打刃物。なるほどにブランドだったんだ。
鍬のシールにあった電話番号に電話してみたら修理しますとのことで持っていくことになったのだった。
カーナビに住所を入れて車を走らせる。
古間鎌・高橋久治商店さんに到着。
信濃町というと飯綱戸隠のイメージだったけど、商店街の真正面には妙高。
なんか町工場のような所かと思っていたら信州打刃物の専門商社だった。
ボウヤに出しますから3日ほどくださいとのこと。
ボウヤは棒屋という字を書くようだ。町内にそれぞれのパーツの職人さんがおられるようだ。
なるほどに信州打刃物の里。
感心しながら信濃町から戸隠経由で帰ることにした。
戸隠もコロナ禍でほとんどが臨時休業。駐車場も閉鎖。
あ!戸隠神社奥社前の有料駐車場はクローズじゃない。
社務所は閉じているけど戸隠神社さまそのものへの参拝は可能のようだ。
例年のGWなら観光客であふれかえる聖地。
残雪と雪解け水。
戸隠連峰も入山自粛要請。
九頭竜さまはまだ雪囲い。
目をを閉じてそこにたたずむだけで身も心も清々しくなった気がするのは不思議。
ゆっくりと下りる。
戸隠森林植物園も臨時休園。
でもミズバショウは参道沿いでも見ることができた。
ありがとう。