電車の中でふと気が付いた。
そうだ。
これが最後の週刊文春の中吊り広告か。
ちゃんと最後のご挨拶をしている。
だからなんだというわけじゃないけど、なんというか、ひとつの時代が確実に終わっていくんだなぁと思った。
紙媒体の時代は確実に終焉へと向かう。
色んな思いを込めた手紙を何通も何通も赤い丸型ポストに入れた世代じゃないと、赤い丸型ポストに心のどこかにつながる何かを感じることはないだろう。
電子メールで思春期を過ごした世代は、どんな風景の断片どんな香りどんな光どんなものに心のどこかにつながる何かを感じるようになるのかな。