洗濯物を干そうとベランダに出たら月がいた。
この運行パターンになると、一晩中お疲れさんと思ってしまうが不思議。
今日の朝飯は一人分だったから、冷蔵庫の野菜室の中途半端に残った野菜で即席にスープ。
紅茶をコポコポ淹れる。
ソーセージを焼いて冷凍庫にあるパンを焼こうとして、ない。
全部食い尽くしていたか。
パンのつもりで段取りしていたから、ちょっと衝撃。
冷凍庫に入っていた残りご飯をレンジで温めながら、ソーセージをのせた皿を和風にして釜揚げしらすと昆布の佃煮を置く。
ま。
これはこれで本日の朝飯もおいしゅうございました。
冷凍庫に残りご飯もなかったらパスタにしてもいい。
ま、そんなもんだ。
飯を食うという人生の中で一番大事なことだって、ま、そんなもんだ。
平々凡々な道を平々凡々と歩いてきた棺桶に片足突っ込んだ無芸大食婆さんに何がわかる。
と言われればそれまでだけど、そういう婆さんだから、言える。
人の死亡率は100%。
どんなにしがみついていても泣こうが喚こうがいつまでもここにはいられない。
そして、その人とその人の縁の人たちが死ねば、生前どれほど有名だった人でもその99.9%はあっという間に忘れ去られる。
御本人が未来永劫に残る仕事をしただのと自負し気負ってるだけ。
それぞれに事情はあるだろうけど、黄泉へと急ぐことはあるまいて。