体感はこれからハロウィンみたいな陽気だけどそろそろクリスマスなんだな。
資生堂ギャラリーへ。
「渡辺志桜里 しゅく」開催中。
会期は11月6日~12月26日。
階段を下りていくと、給水タンクがあった。
ディスプレイではなく実際に稼働している。
渡辺志桜里(1984~)は東京生まれ。中央大学文学部仏文学専攻卒業。東京藝術大学美術学部彫刻科、同大学大学院美術研究科彫刻専攻修了。
植物や魚やバクテリアとか入った水槽やプランターを室内に点在させそれらに水をっ循環させることで自立した生態系を生み出す作品を制作しているという。
渡辺は、能の「翁」からインスピレーションを得て、宿の会が主催する新作能「射留魔川」の制作をプロデュースしたという。
人は「翁」の面をつけることで神が宿る。自然への祈りの舞を捧げ、面を外すことで再び人へと戻る。
渡辺は人と神と自然の循環を表した。
能をただの伝統芸能ではなく本質的なところで捉えている。
唸ってしまった。
外に出れば今年も花椿通りに椿のイルミネーションが咲く。