『出動せよ 雲上のレスキュー隊 分隊長・山田智敏』＜プロフェッショナル 仕事の流儀＞ NHK

　山岳救助活動の『富山県警山岳警備隊』分隊長の山田智敏さん（３９歳）に取材したドキュメンタリー番組を興味深く見た。
「救助は想像力」「想像せよ、そして先を読め」「山には謙虚であれ」「怖い所は怖いと認識する」と、山田智敏さんが語っていた言葉が印象的だった。
　スタジオでセットを作り、キャスターの茂木健一郎さんを遭難者と仮定して、山田智敏さんが救出する実演も興味深かった。
　大自然の前で、人の力は小さいと、ナレーションが伝えていたが、遭難事故の救出というのは何て危険の伴う仕事かと思い知らされた。
　自分の生命をかけて他人の生命を救うという行動の尊さや偉大さを感じた。
　火災、急病、怪我、遭難……思いがけなく起こる人間の生命を救う仕事をしている人たちを、私は心から尊敬している。
　後半で、遭難者が救助され、病院に運ばれた様子を見て、胸が熱くなるほど感動した。