一条きらら 近況

【 近況&身辺雑記 】

『築地・豊洲 誰が市場を殺すのか』 (ザ・ドキュメンタリー・BS朝日)

2017年05月28日 | テレビ番組
 ヘンなタイトル。誰が市場を殺すのか、とは、どういう意味だろう。市場を殺す、というのが超々ヘンである。有害物質とか風評被害に関連しての、抽象的な意味での言葉というのはわかるが、番組を見終えても、理解できないタイトルだった。こんなヘンなタイトルをつけた人の顔は……見たくないけれど。
 築地市場で働く人たちを、200日間、密着取材したということは意義あること。築地市場で働く人たちの生活ぶりが、垣間見えるような気がした。
『築地女将さん会』も有意義な会だと思う。その会の人たちに共感! 最初から私は、豊洲より築地改修のほうがいいと思った。
 また、総合的判断から移転の決断を延期している小池知事への批判は、おかしいと思う。立ち止まって、データや将来のプランなど、ていねいに考えて行くための決断の延期は無理もないと思う。
 何より、築地ブランドは持続可能なのに、豊洲ブランドが成立するだろうかと、疑問である。築地の伝統を守るほうが絶対いいと思う。
 利権や既得権を守ることになる豊洲移転より、築地で働く人たちの70%が賛成している築地改修のほうがいいと思うが、もし小池知事が豊洲移転を決断したら、それも仕方のないことだったのかもしれないと、小池知事を信頼しているから、失望も批判もしない。小さな落胆はあるかもしれない。
 ともあれ、築地で働く人たちは本当に大変である。この番組を見て、あらためて、そう思った。移転派の人たちも含めて、築地で働く人たちは皆、築地を愛しているのだと感じられた。築地改修案に決まりますようにと祈りたい気持ちである。


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