今まで建築鉄骨は輸出することはあっても輸入することはいろいろな制約があってなかなかありませんでした。しかし、最近はタイ、中国、韓国からの輸入が始まっています。大手ゼネコンが今、率先して輸入に走っているようです。そうなると困るのが地方のHクラスの鉄工所。安いだけの特色のない工場は海外の鉄工所の方が安くて、品質がよいので困ることになるでしょう。昨日の東京の会議ではもう一つ困ったことが話題にあがりました。鋼材が2万円/トンぐらい上がるとのこと。原因は中国ではなくてドバイとかロシアとかインドでの需要の増加によるとのこと。今、ドバイでは38万円/トンで鉄骨が作られているとのこと。うらやましい~。そして、メーカーも国内で安くH鋼を販売するより、海外の方で高く売れれば、輸出に走るでしょう。今年の暮れには10万円/トンのH鋼が出てくるのでは?