写真は犬とは関係ないけど、ツキノワグマです
3.11東日本大震災 忘れない!風化させない!!
月乃和熊も賛同しております
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追悼:きな子ちゃん
ブログ友達のシャインさんとこのワンちゃん。きな子ちゃんがお盆に亡くなったそうで
追悼の意味を込めて犬との不思議な話をひとつ
*ブックマークのシャインさんのブログも見てね
家族ぐるみで仲良くさせていただいていた先輩がおりまして、その先輩の家に黒いゴールデンレトリバーの雄犬がおりました
そのワンちゃんもその時は確か15歳。
高齢なのに、意外にも毛艶が良くてとても若々しく見えました。
お子さんがいない先輩一家に、とても大切にされている証なのだろう
いつだったかクリスマスパーティ(以降「クリパ」)にご招待いただいたとき
クリパということもあって昼間からアルコールで盛り上がっておりましたが
何か足りないなと思ったらケーキが無い
そこで、こっそりクリパを抜け出して駅ビルまでクリスマスケーキを買いに出かけ
徒歩10分ほどにある駅ビルに入ろうとしたとき、いきなり後ろから「ワン!」と咆えられた
おろ?と後ろを振り返ってみると、なんとそのワンちゃん、
リードもないのに月乃和熊の後ろをコッソリついてきていたではあ~りませんか
ちょっぴり酔って、気持ちを大きくしていた月乃和熊は、何も考えずにワンちゃんに
「今ケーキ買ってくるから、そこに座って待ってろ~」と話しかけると、
実に賢くベロ出しながら、歩道の端にちょこんと座ったので、
急いでクリスマスケーキを買って戻ってくると、
ま~~、おとなしく座っていること!
リードもないのに帰りは、ほろ酔い気分の月乃和熊の先頭に立ってトコトコ先導して、家の前まで来ると「わお~~ん」と遠咆え一つ。
まったく感心させられてしまった
しかし、ワンちゃんも寄る年波には勝てず段々弱っていき
そして4年ほど前の早春のある日、月乃和熊は夜間作業の責任者としてシステム構築に携わっていた時のことだった。
検証しきれなった部分もあったので、動作に不具合が出ると徹夜作業になると腹を括っていたのだが、
作業は順調に進み午前1時30ごろ予定通り作業が終了したので、30分ほどかけて後片付けをして点検を終えると、
ペコペコの腹を抱え、主要メンバー4人ほどで居酒屋に飛び込み、
ビールを2杯ばかりあおってカラカラの喉を潤し簡単に食事を済ませた。
一時間ほどで予め予約していたホテルに戻り、
シャワーを浴びてフットライトだけを点けてベッドにもぐり込んだのが午前3時頃だったと思う。
明日の朝も8時30分から作業が始まるが、4時間程度は眠れる。
深夜作業の疲れと適度な酔いで、すぐにまどろみはじめると、何者かがゴソゴソと足元のあたりを歩き回っているような気配がする。
だけど眠くて目が開かない。
不思議と恐怖感はなく、しばらく動き回っていたその何者かが、ヒョコッと足元に飛び乗った。
犬?
犬か?
犬のようだ、、、なんで犬?
とボケボケしているうちに、す~っと夢の世界に入っていった。
街角に先輩の家の黒い犬が座って月乃和熊を見ている。
お~いと声をかけながら、ゆっくり歩いて犬に近づくと犬も歩きはじめ、いっこうに距離が縮まらない。
犬は時折振り返りながら、月乃和熊の先をゆっくりした足取りで歩いていく。
そして、「わお~~ん」と遠咆えをしたかと思うと、いつの間にか湧き出た深い霧の中に消えて行ってしまった。
そこで午前7時にセットしておいた目覚まし時計が鳴って目を覚ました。
なぜか涙を流していた自分に気づいた。
なんで泣いていたんだろう・・・変な夢だったと思いながらも午前8時30分からの検証作業を再開すると同時に、
その夢のことはすっかり忘れてしまっていた。
一週間後、先輩から電話があって居酒屋で一杯やっていると、いつもなら明るい先輩が今夜に限って妙に表情が暗い。
どうしたのかと尋ねると。
大切なあの黒いゴールデンが老衰で、でも苦しむことなく、とても静かで幸せそうな最期を迎えたのだそうだ。
そして、その最後の時というのが、月乃和熊が深夜作業でまどろんでいた日の早朝だったそうだ。
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デルモンテ2012年7月31日まで
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