goo blog サービス終了のお知らせ 
不適切な表現に該当する恐れがある内容を一部非表示にしています

喫煙を考える

「喫煙」という行為について共に考えましょう。
タバコで苦しむのは、喫煙者本人だけではありません。

「お店」カテゴリーの変更について

2020-03-24 18:43:07 | お知らせ

これまで当ブログでは、法改正や条例制定前の受動喫煙対策がまだ進まぬなかで
他店に先駆けて屋内完全禁煙化したお店を応援する目的で
「お店」というカテゴリーを設け、紹介してきました。
環境タバコ煙の漂う屋内での飲食を避けたいと考えている方のお店選びの参考に
また、屋内完全禁煙のお店の快適さを皆さんと共有したいと考えてのことです。


私は、主としてタバコ問題とハンセン病の問題から
受動喫煙による他者危害、搾取産業であり依存症ビジネスであるタバコ産業
公共の福祉を名目にして行政が行ってきた差別
公衆衛生と権利について考えていく過程で
脱搾取・反差別を掲げるビーガニズム(Veganism)を2年ほど前に知りました。
私は『スタートレック』シリーズを長らく視聴していたので
人間の利益や科学の進歩のために
他者の生命を搾取することや他者に苦痛を与えることを否定するエピソードと
脱搾取・反差別を掲げるビーガニズムがすぐにつながりました。
BBCのドラマ『ドクター・フー』でも、たとえ人間が危機に陥った場合でも
他者に苦痛を強いて搾取しながら人類の延命を図ることを、否定しています。
そして、Twitterで知った『講座 あにまるえしっくす』を読み進めるうちに
タバコ問題を考えるうえでビーガニズムは無視できず
またその逆もないことに気づきました。
タバコ産業による生産から消費に至るまでの搾取と権利侵害
タバコによる被害をなくしたいと考える私は
自分の身の周りのタバコ問題が解決すればそれで十分、とは考えていません。
さらにいえば、タバコ問題「だけ」でなく
タバコ問題と同様のさまざまな搾取や権利の侵害・差別に反対し
他者の苦痛・不利益からの解放・解決を目指すのであれば
ビーガンとして生きる以外の選択は、私にはありませんでした。


タバコ産業による搾取・権利侵害・受動喫煙による他者危害を否定しながら
現時点で動物が権利の主体足りえないことを理由に
人間が動物から搾取し、動物らしく生きる権利を侵害し
動物に危害を与え殺して利用するのは仕方がない、と皆さんは考えますか。
それが手前勝手なご都合主義でしかないことを
愚かな私は、50歳を過ぎてやっと理解したのでした。
また、鎌倉時代、師の叡尊から(被差別民やハンセン病患者など)の救済を任された忍性が
の救済だけではほかの社会的弱者が取り残され
それがかえって別の差別を助長すると考え
あらゆる社会的弱者の救済に尽力した僧であることを知っていた私は
忍性の足跡を追って、奈良や鎌倉を訪ね歩いてきました。
私も忍性と同様に、差別そのもの、搾取そのものが間違っていると考える以上
Aへの差別と搾取を否定しながらBへの差別と搾取を許容することはあり得ない
という結論に至りました。


これまで、歴史的にみると
現在の動物が置かれた立場のように扱われてきた社会的弱者がいました。
奴隷、黒人、女性、労働者、子供など…、これらの社会的弱者も
当初は権利の主体足りえない存在に貶められていたのです。
しかし、いまだ不十分な部分はあるとしても
市民運動によって血の滲むような闘いを繰り返しながら
長い時間をかけ、少しずつ権利を回復してきました。
しかし、動物の場合、自分たちの権利回復と解放のために
人間が市民運動をするように動物たちが主導することは不可能です。
私たちは、そのような弱い立場の動物を前にしてあぐらをかき
もっともらしい屁理屈をこねくり回して
動物を殺して食べたり利用したりしています。
私もそうでした。
しかし、それが間違いであると気づいた時
動物からの搾取をなくし、動物に不利益を与えないために行動を変えることは
私にとって、理にかなう自然なことでした。


当ブログはタバコ問題の解決に向けた記事を掲載しています。
これからもタバコ問題を扱うことに変わりはありませんが
さまざまな搾取や権利の侵害・差別に反対するビーガンとして

①屋内完全禁煙、屋外にも灰皿を置いていないお店(他者危害のないお店)
②動物搾取のないビーガンのお店
③ビーガンが利用できるプラントベース(植物性食品)のお店

①と②もしくは①と③のお店をご紹介することにいたします。
私は、2018年5月ごろまでは、動物性食品を食していましたので
それ以前にご紹介してきたお店は、動物性食品も提供するお店でした。
そこで、これまでのカテゴリー「お店」の一部は
屋内禁煙化を牽引してきた先駆的なお店として今後も応援したいため
「お店(屋内禁煙店アーカイブ)」として残し
動物食を取り上げた過去記事は削除しました。
動物食の記事を掲載することは、動物搾取を広めることになり
脱搾取を目指すビーガニズムに反するためです。


この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 3月20日付『しんぶん赤旗』に... | トップ | 4月2日付『河北新報』「た... »
最新の画像もっと見る

お知らせ」カテゴリの最新記事