
雨が降っても、ウインターコスモスが繁茂している下なので意外と濡れていないのだ。
そして、私が水やりするとき、壊しそうになった。如雨露の水がドーンと当たるから、バーンと崩れるのだ。
とはいえ、何か、こう、禁忌の塚を壊すような感覚が湧き、水を回避した。
昔話とか妖怪話の、謎の塚がよぎってしまう。
そこの下に、妖怪の卵があり、壊すとたたられる……とか。
私は「アリがなんか盛った」と考えても、壊すのをためらった。
昔の人で、アリがそういうことをすると知らなかった場合、妖怪とか不思議な何かを想像するのだろうなと……。
なお、植木観察していた時、こんもりした山の横をアリが通っていた。
通るだけ……入るわけではないし……なんだろう、この山、とやはり首をひねる。