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横浜市電のペーパーNゲージ模型づくり(その1・1600形の試作)

2月にリニューアルした横浜の市電保存館に行った時に、NゲージかHOゲージ模型を作るベースに出来ないかな?とペーパークラフトを買ってきましたが、早速試作に取り掛かることにしました。

市電保存館に行った時の記事はこちら
http://yaplog.jp/kiyop/archive/2699

市電保存館のペーパークラフトはロングセラー商品のようで、大学生ぐらいの頃に訪問した際も同じようなことが出来ないかと、1600形と他にもう1両ぐらい買った覚えがあるような・・。
ただ今となっては探すのも難しい状態なもので新しく買った方が早いという



最初1600形だけ考えていたのですが、折角なので3月15日のガーデンベアの1日券を買った時に、もう一度市電保存館に行って1500形のペーパークラフトも買ってきました。
1500・1600形の2両を作る方向とします。

最初Nゲージサイズだと小さくて作りづらそうなので、HOゲージサイズで作ろうと思っていたのですが、考えてみるとHOゲージは動力ユニットや台車が何処で売ってるかよく分からない。詳しい人に聞けば教えてもらえる・・といってもそもそも値段も張りそう。ということで、Nゲージサイズで作ることにします。



今回、製作資料も兼ねてこの機会に??RMライブラリーの横浜市電上下巻の本を買うことに。
詳細は別記事で紹介しますが、横浜市電の車両面を紹介している本で2009年発売。この薄さで上下各1080円と割高感がありますが・・・まぁ背に腹は変えられないというか仕方がないですね

ちなみに市電保存館で展示している世代の車両は下巻中心。上巻は保存館で展示している再古の形式500形よりも更に前の時代が主体。
実際には本がなくても作れますが、現役時代の写真も多く載っているのでイメージを膨らませて製作のモチベーションを高める意味でも



また鉄道模型のペーパー車両製作には、RMモデルズのバックナンバーのペーパー車両工作の特集号で作り方が詳しく紹介されているので参考になります。
私が持っているのは1998年10月号ですが、探せば他にもあるかも??

もっとも今回はケガキや塗装といったペーパー車両製作で特に難しく手間がかかる部分は市販ペーパークラフトの流用なのでなし。窓抜きもしないので、そこまでのテクニックは不要ですが・・・。

ということでまずは1600形車両の試作に取りかかるとします



市電保存館のペーパークラフトはA4サイズ、裏側の作り方の用紙に実物の寸法入りの形式図が載っています。
ペーパークラフト部分を実測すると、概ね80分の1のHOゲージサイズ。Nゲージは150分の1なので、約54%縮小すればNゲージサイズになる計算です。

ちなみに1500形の説明文に「アメリカの会社と提携して製造されたPCCカー」のようなことが書いてありますが、流石にそれは違うだろうというか・・・。



まずは自宅のプリンターでペーパークラフトを54%縮小でカラーコピーします。
コピー用紙はダイソーで7枚入り108円で買った写真印刷用半光沢紙。官製はがき(0.22mm)よりも少し厚めの0.28mm厚なのでペーパークラフト作成にももってこいですね。

HOサイズでA4用紙1枚なのでNサイズだとA5サイズよりも少し大きいサイズ。
今回は1枚の紙の上側と下側に2回コピーします。



これで2両分・・・ではなくて、片方は車体用・もう片方はパーツ取り用として使います。

さて早速製作開始。まずは切り出しですがこのサイズだと切り出しも大変・・。
カッターナイフやデザインナイフとカッター用定規(側面に金属が貼ってあるタイプ)を使って慎重に切り抜きます。
カッター用定規も100円ショップで売っているのでなかったら買った方がいいかも。普通のプラの定規だと定規自体が切れてしまったりで使い辛いので・・。



印刷したら早速切り出しですが、まずはドア部分を切り抜きます。
今回は窓は切り抜かない方向なので、その代わりに多少でも実感的にする為にドアを切り抜いて裏から別貼りします。Nゲージ模型のプラキットでもドアは一段凹んでモールドされているので、それと同じようにですね

ただ1600形は折り戸なので、現役時代の写真を見てもドアがそれほど凹んでいるように見えないです。
紙厚の0.28mmを実物換算すると42cm。ちょっと凹ませすぎ??



ドアは部品取りのボディから切り抜きますが、この際に車体裾部分も含めて大きめに切り抜きます。
(裾の補強の他にサイズギリギリだと糊しろがなくなるので・・)



その後に車体全体を切り抜きます。
Nゲージの模型の車両は「車体+屋根」と「床板」で構成されています。ペーパーの1600形には床板には後述する鉄道コレクション用動力を使用するので、今回製作するのは車体+屋根のボディ部分だけ。床板のパーツは使わないので切り離します。

この大きさだと側窓を切り抜くのも一苦労なので切り抜かないで手抜き工法でいきます。
窓を切り抜いてガラスを貼っても見えるのは、車内に鎮座する動力ユニットが「ど~ん」だと拍子抜けというか、それも実感的ではないので割り切りで・・。



裏側からドアを貼って、更に窓上と車体裾部・屋根の裏側にも補強材を貼り付けます。
補強材には2×2ぐらいの角棒を使う方法が定番のようですが、用紙の余った部分を切り出して使います。
貼り付けには木工用セメダインを使いました。



貼った際に断面には瞬間接着剤を流し込んで補強します。
紙の断面に瞬間接着剤を流し込むと紙が硬く丈夫になるのはペーパー模型製作の定番テク。
ヤスリで削れるぐらい硬くなるとか・・・。

瞬間接着剤はダイソーのハケ付のものが使いやすいかな??と
長期間放置すると固まって使い物にならなくなるので、作る時は集中して何両も作った方が良さそう。



前面のパーツを造ります。
前面部については正面の大型窓は切り抜いてガラス挟んで裏からパーツを取り付ける方法とします。
本当は左右の縦長窓も切り抜いた方がいいと思いますが、窓桟の細さからも無理があるので諦めます。

片側の運転台には運転手のモリゾーを乗せるので、モリゾーの絵を手書きで描いたものの、1センチ四方よりも小さいこのサイズ。書くのは結構大変です



窓ガラスには携帯電話やパソコン用の画面保護シールを使います。
A4サイズのフリーカット用紙を切って使います。

鉄道模型車両の自作では窓ガラスは透明プラパンを使うのが一般的のようですが、厚みがありすぎてちょっと今ひとつかな??と・・



裏側のパーツの上にモリゾーを貼る→上から保護シールを貼る→前面パーツに取り付け。の手順ですね。

この次に前面パーツを車体に取り付けて車体を組み立てます。

動力ユニットの取り付けと完成は次回に・・・。


次回に続く

2017/3/26 22:30(JST)
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