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2019年8月・信州上田の旅(その3・上田城に)

前回から続く

さて小諸駅から上田駅まで長野行きのしなの鉄道の普通列車に乗ります。
小諸から上田までは18kmで400円。JR本州幹線運賃だと320円。九州だと370円の距離です
この区間は長野新幹線(現・北陸新幹線)開業時にJRから経営分離されてしなの鉄道になった区間ですが、2割強値上げになった計算ですね。時刻表を見ると日中の小諸~長野間は30~40分に1本はあるようで地方路線としては結構健闘している印象はありますね。

電車は115系3両ですがワンマン運転。駅で乗車券の販売・回収は駅で行う仕組み

途中に田中駅という駅がありました。以前に鶴巻温泉の鉄道写真展で横川駅で撮った169系の田中行きの写真を見て「田中駅って何処だ??」と不思議に思ったことがありましたね。運用の関係とかなにかあったのかもですが、そんなに大きな駅にも見えなかったのでやはり謎が。当時の時刻表を見ればなにかわかるかもですが・・。



妙に低いところに架線が張ってあって謎な・・・。訓練用とかかな?たぶん大屋駅。

上田の一つ手前の信濃国分寺駅はしなの鉄道になってから出来た駅。駅前には牛角やかっぱ寿司のロードサイド店があって電車でも食事に行けますね。信濃国分寺と上田の間は約2.9km。その間の上田市街地にも駅があってもいいぐらいの新設駅とは思えない駅間距離の長さですね。
近郊輸送化されていない旧国鉄線の名残を感じますが、今のように地域輸送鉄道になると新駅設置など集客の為には重要になってくるんでしょうね。

小諸から約20分で上田駅に到着。18kmで20分、3セク鉄道とはいえ元信越本線。表定速度もそこそこ



上田からは車掌が乗るようで最後部の車掌が確認しながら発車していきました。



ホームには40kmのキロポストを発見。
時刻表で見たら軽井沢から40km。しなの鉄道になってからキロポストを植えなおしてるんですね。キロポストの植え替えは結構なコストなので、線路改良などで距離が変わってもそのままの会社もあるので。



しなの鉄道の改札。モニター画面式の発車案内表示が出ています。
しなの鉄道のホームは1~3番線の3つ。国鉄形2面3線風ですね

先に上田電鉄の改札に行ってホリデーツーデーパスという2日間有効のフリー切符を買っておきます。
夜に行ったら窓口が閉まってて買えないとか、ないとは言えないというか地方では往々にありかねないので。
詳細は後程紹介します



上田駅は駅ビルにはなってはいないものの橋上駅舎+1階に飲食店や土産物屋が入っていて、新幹線が出来た時に今の駅になったのかな?という雰囲気。新幹線は1階に改札、しなの鉄道と上田電鉄が2階に改札という構造のよう。

とりあえず駅からお城方面に少し行ったところにある今回予約したホテルに向かいます。
微妙に3時前でしたがチェックインさせてもらえて荷物を置いて少々休みます。
ずっと電車に乗ってただけとはいえ、小海線が結構暑かったりで疲れがでてぐったり。

なんだかんだ16時ぐらいになって出発。
パンフレットには駅から上田城までは徒歩10分弱と書いてあったのですぐ着くかと思ったものの、意外に遠い。



駅からの道沿いには真田十勇士のキャラの像が建っていたり雰囲気を盛り上げてくれます
この像は根津甚八。もっとも真田十勇士自体は実在人物を元にしたキャラクターで三国志演技的なもののような話のようですが・・。



上田市役所の前を通り・・、隣の敷地で新庁舎を建設しているようで工事中になってました。



もうすでに10分近く歩いているはずなんですが、まだ着かない!と思いきゃ市役所付近は既に「上田城三の丸」の跡地付近??



なんだかんだ15分以上かかってようやく城跡のお堀らしい場所に到着。堀を橋で渡って内側に入ります



まずは市立博物館を見学します。最終入館16時30分までなので結構ギリギリ。15時30分ぐらいにはホテルを出発してればよかった。市立博物館の入館料は大人300円。

館内撮影は出来なかったので詳しく紹介できないのは残念ですが、市立博物館は本館と別館の2つの建物に分かれています。本館では上田市に関する展示、企画展として上田市と水害として江戸時代の水害と復興に関する展示、そして山極勝三郎博士という上田出身の医学者に関する展示。
山極勝三郎博士は人口癌の研究を行い、世界初の人工癌発生に成功として日本初のノーベル賞受賞候補になったものの、当時の研究に関する誤解や「日本人(東洋人)にノーベル賞は早すぎる」のような偏見で受賞できず。という残念な経緯があったよう。

別館の方では真田氏関連資料の展示がありましたが、こちらで特筆するべきは上田城築城から現役時代をCGで再現したVRシアター。VRといってもゴーグルをかける様なのではなくスクリーンを見るタイプ。
3分ぐらいの映像の中で千曲川岸の断崖を利用した要塞であったことや、沼状の広い堀の場所は現在は陸上競技場や野球場になっていることが解説されていました。また城といっても戦国時代の城なのでもともと天守閣などはなかったよう。

現役時代の様子がよく分かるのでこのシアターは是非お勧め。上田城を訪れた際はこのシアター見学だけでも市立博物館入館した方がいいです。私が行った時は3分ぐらいの放映→2分ぐらいのインターバルの繰り返しで随時放映していて子供たちが複数回見ていたりしてました。私は時間がギリギリなので1回だけ

市立博物館自体は展示は小規模でした。

この後は上田城址を反時計回りに散策。



こちらが西櫓。江戸時代初期に建てられたものがそのまま残っているそう



城の外に通じていたという真田井戸。
敵に包囲されていてもここから城兵の出入りや兵糧の運び込みが出来たそう。



中を覗くとシダ植物が繁っていますね。水面は見えないです



城内にある真田神社。おみくじに力を入れているようで色々ありました



こちらは南北の櫓と櫓門。16時30分までにくれば有料で中に入れるそうです。



市立博物館見学と櫓の見学をするならば、遅くても15時30分までには上田駅を出発した方が良さそう。ちなみに城址公園内は公共の公園として24時間開放されているので散策だけならいつでも可能

今回、櫓の中には入れませんでしたが、当初の予定では上田について17時頃なので今日中に上田城を散策できたのは良かったです。



左側の建物は閉館した上田市民会館。真田丸の大河ドラマをやってた時は大河ドラマ館があったそうで・・。今後この建物を解体して二の丸の復元する計画なんだとか。
真田丸の大河ドラマ、真田幸村役が堺雅人で半沢直樹みたいな口調で喋ってたのが面白かった。サナダムシは真田紐から名前を取ったとか、あの時代はそばを今のように麺にして食べる文化がなかったとか豆知識が結構得られた思い出があります



帰りは上田高校の方を通って戻ります。上田高校の敷地は上田藩主居館の跡地。堀に囲まれるところが、そんな雰囲気を感じますね。屋敷の門が今でも残っていました。

次回に続く

2019/8/18 17:34(JST)
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