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その1】宇都宮ライトラインに乗ったよ(2023/9/2)

7・8月は全く記事投稿できずご迷惑をおかけしました。この夏は猛暑というよりも酷暑状態であまり活動も出来ませんでしたが、9月2日土曜日に宇都宮を訪問。新システムの路面電車ことLRT(ライトレール)に乗車してきたのでその時のレポートを書きます。


ということで宇都宮駅にやってきました。
待望の宇都宮ライトレールの開業は1週間前の8月26日土曜日。開業初日は15時から一般運行開始という仮開業状態。この9月2日・3日の土日は本格運行開始後の初の週末といえます。


宇都宮駅の改札を出て東口側でます。この連絡通路からエスカレーターで下に降りるとライトレールのホームです。



ライトライン乗場の表示が出ています。
ライトラインは本来は車両に対する愛称だそうですが、実際には路線名のように使われている模様。もっともLRTと同じような意味で使われている「ライトレール」は一般名詞的になっているので、宇都宮独自の路線名称として「ライトレール」よりも「ライトライン」を積極的に使うのもありかなと思います。


12時35分頃にホームに向かうと大混雑。1番線・2番線それぞれのホームに行列が出来ています。係員に聞くと「電車が2台来ているのですぐにはけるでしょう」ということで、まずは定期券売場でICカードを買います。



こちらが「トトラ」(totra)なる宇都宮のICカード
Suicaがベースになっていて、通常のSuicaの機能の他に宇都宮周辺の路線バスやライトレールの定期を載せたり、都度利用時も2%のポイント付与、またバスの上限運賃などメリットがある模様。

Suica・PASMOなど交通系ICカードでも乗車できますが、折角なので2000円(カード代500円+チャージ1500円)分で買ってみました。
記名式と無記名と迷いましたがとりあえず無記名にしました。



さて階段の途中まで伸びた行列に並ぶも程なくして乗車がはじまり列が動き出します。1番線の停車中の電車には既にかなりの混雑、乗ろうと思えば乗れそうでしたがまた余裕がある2番線の電車の先頭車両に乗車します。
座れないものの、ボックスシート横の通路に立ちます。先ほどの係員の話どおり、大混雑も嘘のように電車に吸い込まれてホーム上もかなり空きました。

さて12時43分に1番線の電車が発車、こちら2番線は49分に発車します。



沿線のビルにはLRTの開業を祝うメッセージが出ていますね。ライトラインの電車はいつでも乗れますが、こういう装飾は今だけ。積極的に記録していきたいものです。
沿道からこちらに手を振る子供たちを発見。私も手を振り返した気づいてくれたようで、更に手を振ってくれて・・と楽しいです。

沿道のラーメン・餃子屋に行列が出来ているのを見ながら、路面区間の駅に停車しつつ、大型ショッピングセンター最寄りも宇都宮大学陽東キャンパス駅に停車。

この先は高架橋の専用軌道区間になりカーブして地上に降りて車両基地最寄りの平石駅に到着。平石駅は路面電車らしからぬ2面4線タイプの駅。4月にベルモールからここまで歩いてきました。
平石駅到着直前に前の電車が発車するところが見えましたが、ここで先行電車との間隔調整。13時5分に到着して8分に発車。



次の平石小学校前を出て鬼怒川の橋を渡ります。(この写真は帰路に)
この橋はライトラインの為に架けられた専用の橋。
鬼怒川を渡れる橋が少なく市街地から郊外の工業団地に向かう通勤車で通勤時間帯に酷い渋滞が発生していたのが、ライトラインの開業のきっかけになった模様。


橋を渡り次が飛山城跡駅。この駅周辺は田んぼが広がるのどかな車窓が広がり近代的な都市鉄道であるLRTとは思えないような風景です。鬼怒川の橋からこの辺りは車窓の見どころの一つですね。

そして次の清陵高校前でも時間調整。13時17分着で発車は24分着。

ダイヤとしては12分間隔ですが遅延が酷くて無ダイヤ状態なっている状態。遅延の原因としてマスコミの報道はSNSでは現金払い客が多く手間取り・・と出ていますが、見ているとそもそもの混雑で降りるのが大変でIC払いでも降車に時間がかかっている印象を受けます。

特に私が乗っている1両目の進行方向左側(左側が開く駅が多い)のドアは最前部のみ。混雑する車内で1両目後ろの方から最前部のドアに移動するのに時間がかかるといった状態。2両目前側にもドアがあるものの、1両目に乗っているとわかりづらいのも原因かも・・。
また車両の構造上、座席がボックスシートで通路幅が広くないので立ち客がいるとなお移動に時間がかかります(椅子の下に車輪やモーターなどの機器があるのでロングシートに出来ない)

清原地区市民センター駅で降車が多くこの辺りでようやくボックス席に座れます。
清陵高校からグリーンスタジアム前辺りの区間は工業地区の道路の隣に複線の線路があるような側方走行区間。車窓風景は違うとはいえ香港のLRTを思い出すような。



高架線で交差点を越えてゆいの杜地区に入り再び道路中央を走る併用軌道区間に。工業地区から一転してロードサイド店が立ち並ぶ郊外の住宅地といった車窓になります。
そしてゆいの杜地区を抜けると再び工業地帯の中を走ります。住宅地を抜けたところが宇都宮市と芳賀町の境界のようですね。
芳賀町工業団地管理センター前駅の辺りの直角カーブを通る時に普段聞かないようなゴリゴリ音がします。カーブがきついのかまだ新しいから車輪やレールが慣れていないのかな??

同じボックス席に座っているおばさんが隣のおじさんに話しかけて、宇都宮市は高齢者に毎年1回1万円分のICカードのチャージを配布している。なかなか使いきれないのでライトラインに乗りに来たそうで・・。ちなみにおじさんは川崎からやはりライトラインの試し乗りに来たそう。

この辺りまで来ると車内もだいぶ空いてきてほぼほぼ座席が埋まる程度の乗車率に。しかし終点一つ手前のかしの杜公園駅も終点の芳賀高根沢工業団地駅も後述しますが工業地帯の為のみのような駅。乗っている人はほぼほぼ全員、いわばライトライン開業を祝う乗り鉄ですね



宇都宮駅から約65分で終点の芳賀高根沢工業団地駅に到着。
この時間帯の時刻表上の所要時間は48分なので+17分。途中での間隔調整での停車時間を引いても+8分程度かかっている計算です。

宇都宮駅からここまで、旧市街地ー田園地帯ー工業地区ー新市街地ー工業地区という感じで車窓が変化していきます。



芳賀高根沢駅に到着。乗車した車両はHU306Bでした。



終端部の様子。所定位置に止めても車止めぎりぎり!??随分余裕がない構造ですが建設費削減の為なのでしょうか??



終点の芳賀高根沢工業団地駅の周辺は工場だけで住宅はもとよりお店もコンビニの1軒もないという場所。鶴見線の扇町や大川駅を思い出すかのような通勤客・工場への用務客しか用がなさそうな駅です。
これからコンビニなどが建ちはじめるのかもですが、今の開業フィーバーが終わると特に工場が休業になる日は閑散としそうですね。

ちなみに芳賀町の中心部は2つ手前の芳賀工業団地管理センター駅から東に5kmほどで、この工業団地は芳賀町の端に近い場所。ライトラインは宇都宮駅と芳賀町の端のこの工業団地を結ぶ形です。



2023/9/6 00:41(JST)
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