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その6】2023年9月父と岩手の旅(バスで小岩井農場に)


2日目最終日 9月29日金曜日

さて旅行2日目。朝はほぼ予定通りの6時50分頃に起床します。
お父さんは8時頃まで散歩に行ってくるとのことで私はその間に出かける支度をすることに。家にいる時よりも早く支度できるとはいえ、低血圧の私には朝はタイヘン。しかも朝飲むコーヒーを買っておいてないし・・。
 

10階の部屋からの眺め。前が学校なので広々としてますね

お父さんは中学・高校は盛岡駅近くの私立学校に通っていて、朝の散歩で15分ぐらい歩いて母校まで行ってきたそう。一部当時の建物が残っていてプールも当時のままだったとか。今でも残っている建物があるのは凄いですね。文化財のようになってるのかな?

私が夕方行こうと思っていた材木町商店街(いーはとーぶアベニュー )も見てきたとかで、盛岡に通っていた頃とは全然変わってると・・。

さて今日は盛岡駅9時5分発の小岩井農場行のバスに乗る予定。その前に朝食を・・ということで8時過ぎにホテルを出発します。私の過去の旅行記を読んでいただいている方なら、私としては早い方というのが分かっていただけるかと・・😅 



開運橋からは岩手山がきれいに見えます。


開運橋の袂には案内板が建っていました。今の開運橋は1953年(昭和28年)に架けられた3代目。その前の1917年(大正6年)に架けられた2代目開運橋の時代に宮沢賢治が詠んだ短歌が紹介されています。

そら青く 開うんばしの せとものの
らむぷゆかしき ふゆをもたらす

2代目開運橋の袂には親柱が建っていて取り付けられていた陶器のランプを詠んだ歌だそうで・・お父さんは2代目の開運橋は覚えている(今のような洒落た橋じゃなかったとか)ものの、ランプは覚えていないそうで・・。

盛岡駅の地下街に入ったところにプロントがあったので、ここでモーニングをと思ったのですがお父さんがそばを食べたいというので駅まで行くことに。
以前は開運橋と盛岡駅の間に小岩井農場が経営している喫茶店があってモーニングをやっていたそうですが閉店してしまったとかで残念。


駅2階のそば処はやてというお店に入ることに。もしかして昔の新幹線「はやて」号から取った名前??
駅そばですが中には座って食べれるカウンター席がありました。

1階にも駅そば屋があったけど、関東の駅そばに較べてメニューの種類が多いような・・。盛岡はわんこそばの街だからそばが名物かな??



盛岡ご当地グルメのじゃじゃ麺に決まり!!
お店の人が食べ方を教えてくれて、まずは全部混ぜてから一口食べてみて、好みでラー油などで味を調整して。だそうで・・ただのってる肉味噌自体が味が濃いのでそのままでも大丈夫だそうで。
そばが食べたいと言ってたお父さんも結局じゃじゃ麺頼んでました。

じゃじゃ麺は以前に盛岡に行った時に盛岡の高校出身の鉄道ファンの知人に教えてもらって岩手公園桜山神社近くの白龍という有名店に行きましたね。ちなみにお父さんにじゃじゃ麺の話をしたらじゃじゃ麺の存在を知らなかったようで・・変だ。


時間があるので盛岡駅の中を少し見て回っていわて銀河鉄道の改札口に。東北線の盛岡から先は東北新幹線の八戸開業で第3セクターのいわて銀河鉄道になって改札も1階の端に分離されてしまいました。
ついでに好摩までいわて銀河鉄道を経由する花輪線もここから発車。ただ東北線花巻方面からのいわて銀河鉄道への直通列車はJR線のホームから発車するらしく・・。

ちなみに盛岡から八戸までは普通運賃で3110円、青森までは5990円。新幹線だと八戸まで3560円、青森まで6050円という厳しい運賃ですね・・(フリーきっぷなど割引きっぷはある模様)

以前の盛岡駅の東西連絡通路は新幹線の改札内を抜けるために階段を上って降りてな秘密通路のような感じだった覚えがあるのですが、今は普通の広い通路になっているようですね。改良されたのかそれとも盛岡駅ではない他の駅だったのか・・。



そろそろバスの時間に近くなったので駅前のバスターミナルに移動して・・盛岡駅の駅舎には石川啄木の字で「もりおか」と掲げられていたはずだけど見当たらない・・と思ったら、これを書くために写真を拡大して見ていたら写真の左端の方に啄木の字が写ってますね。


小岩井農場行のバスが出る10番乗場に来たら後ろの11番乗場に続くぐらいの長蛇の列、大丈夫なのかな?と心配になってきますが・・。


発車時刻の9時5分にバスセンターから来た雫石駅行が到着。
列が動き出すものの、前の方にいた人が「小岩井農場行きますか」と聞いたら運転士が「後ろのバスに乗って」と答えています



雫石駅行が発車して後ろに控えていた小岩井農場まきば園行のバスが到着。こちらは盛岡駅発。ほぼほぼ全員着席+若干の立ち客という感じで発車。
新しそうに見えるけど、中ドアから後ろも一人掛け席が多いタイプなので東京圏辺りからの中古車なんでしょうかね。
ナンバーが盛岡200か513で先ほどの雫石行は盛岡200か516、製造年が全然違うのに近い番号だし・・



それにしても雫石駅行も小岩井農場行も大釜駅と小岩井駅の間ぐらいまでは同じ経路なのになぜ同じ時間に2本同時に発車なのか。

盛岡駅を出て一度北上川の横まで来てマックスバリュを見ながらこ線橋で東北線を越えて片側2車線の幹線道路な県道1号線を雫石川沿いに走ります。
前潟バス停のところにイオンモール盛岡が現れます。この裏側に今年3月に田沢湖線に新駅の前潟駅が出来て朝に1本増発されたようで。前を走る雫石駅行はイオンモールに入っていくのが見えたもののこちらは入らずに県道を直進。
10時開店の専門店で9時30分出勤とすれば通勤にちょうどいい時間。だから盛岡駅であんなに行列だったのかな??
田沢湖線の普通列車は盛岡7時42分の次が9時58分発までないので・・。

岩手ふそう前の先の似沢瀬の辺りで幹線道路から分かれて田沢湖線沿いに。お父さんは「(繋)十文字まで行かない」のが気になったようで。ちなみに盛岡駅を出て小岩井駅までは途中の乗降は一人だけ。



大型バスに似つかわしくないような農地の中の交差点を左折して小岩井駅方面に。盛岡駅から25分ほどで小岩井駅に。ここで5~6人ほど乗車します。



小岩井駅前には郵便局があります。
お父さんの話では郵便局は昔は小岩井農場の中にあって、最初は簡易郵便局で国鉄を戦後の人員整理で退職した人が受託者に、後に局長になったそうで・・。家で飼っていた犬が局長に襲い掛かって、お父さんは当時まだ子供なのに巻き添えになって局長に怒られたというエピソードが・・。
なんでも私の祖父は犬道楽で当時は農場の敷地を使えたらしく(今ではあり得ないような??)最盛期は子犬を含めて20頭近く飼っていたとか。

犬を盛岡に連れて行くのに小岩井農場~盛岡のバスに乗せたら、犬がさっさと座席に座ってしまい車掌に「犬を座席に座らせるな」と怒られたとか(そういう問題なのかどうか・・時代ですね)
とかまぁ細かいエピソードが。

小岩井駅を発車すぐの丸谷地バス停の次は終点の小岩井農場ですが、この間約6kmは無停車。バスは農場の真ん中を通る県道を進みます。
車内放送で「小岩井の名は小野、岩崎、井上の頭文字をとり・・」などなどな定番の案内が流れます。

バスの終点の小岩井農場は観光施設としての「小岩井農場まきば園」のゲート前ですが、そもそもの小岩井農場の敷地としては南北に広く小岩井駅近くの田沢湖線線路沿いから既に農場の敷地内で、色々な施設が点在しています。
小岩井農場の面積としては6000ヘクタールだそうですがそれでも戦後の農地解放や財閥解体の流れの中で1000ヘクタール(10km2)も減少しているというから驚きです。

昔はこの間にもバス停がいくつか(本部前、耕耘部前、生乳所前、育牛部前・今のまきば園の近く)のバス停もあって農場内の関係者の移動などにも使われていたそうですが、今は途中バス停はなくバスはもっぱら観光客用になっているようです。

見ると所々に「〇〇部」「(施設名)」などの看板が出ていて関係者のものと思しき車が何台も止まっているのが見えます。


遠くに牛が放牧されている姿も見えます。他の観光客も牛が見えて気分が盛り上がってきているよう



車窓からは旧小岩井小中学校の校舎も見えます。
昔は家族で農場内の住宅に住んでいた人も多く、子供の教育の為に私立学校も作られたそうです。戦後に雫石町立に移管(資料館の展示では小岩井農場が学区だったので、町立になってからも生徒は農場関係者の子弟だけだった。とあるが、お父さんの話では一部周辺の開拓農家の子も来ていたとか)
自動車時代になって外から通勤する人が多くなり児童数も減少して昭和60年に学校は閉校になったそう。

今回小岩井農場に来たのはお父さんが毎年秋に開催されている小岩井会(小岩井農場退職者と小岩井小・中学校卒業生の同窓会のようなもの)の定例会に参加するため。いつも日帰りで来ていたのが、今年は集合時間が早くなり家からだと間に合わないので盛岡に前泊した次第。そこに私も付いて来てる形ですね。

まぁ盛岡まで来て用事だけ済ませて日帰りで帰るのはどうなのかと私は思うのですがね・・。



車窓にはところどころ文化財指定されている施設が見えるものの木に隠れてなかなか写真に撮れないですね。

盛岡駅から35分強ほどで終点の小岩井農場まきば園に到着。運賃は710円。
よく見ると、運賃表示機の近くに紙で「中国語繁体字・簡体字・英文で盛岡駅~小岩井農場まきば園 710円」のような案内表示が出ています。



2023/10/20 23:28(JST)
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