能面ヴィオラ

最近、能面教室に通い始めました。能面とヴィオラにはいろいろ意外な共通点が!

楽器の選び方

2004年12月13日 | ヴィオラ
きょう、私のHPを見た人から、ヴィオラを買いたいのだけど選び方を教えて、というメールが来ました。

ということで、以下はそのお返事のメールを引用します。


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(前略)
さて、楽器選びですが、これもいろいろな意見があると思います。
あくまでも私の感覚で、ということで書いてみましょう。
・体にあう大きさ
ヴィオラはヴァイオリンと違って、いろいろなサイズがあります。弾きやすいサイズのものがいいでしょう。ちなみに、大きいヴィオラのほうがいい音がしますが、弾きこなすのが難しいので、みんな大きいヴィオラには憧れているものの、弾ける程度の大きさの楽器に甘んじています。

・楽器だけでなく弓も大事
弓は、スキーやスケートの靴に当たるようなもので、いい弓だと、楽に幅の広い表現ができるようになります。

・楽器以外の費用も
費用的には弓も当然かなりの割合を占めます。その他、ケース、松やに、そして弦など。弦はワンセット1万円くらい見ておいたほうがいいです。
それから楽器の調整というのも必要です。とくに量産品(安価な中国製など)は購入した時の状態は弦も安物、駒もいい加減なものなので、弦楽器の専門店で調整が必須です。調整の種類にもよりますが1万円程度は覚悟したほうがいいでしょう。

・どんな楽器がいいか
自分で弾いてみるのがいちばんです。
弾きやすく、音がしっかりして(密度の濃い音色)、弱く弾いたり強く弾いたりしたときに、それなりに音量の変化がはっきり出るものがいいです。
ただ、その場でちょっと弾いて違いが分かるというのはなかなか難しいです。(値段に倍以上の開きがある楽器を弾き比べれば違いは分かりますが)
できれば10分くらいは慣らし弾きをするといいのですが(現実は難しいですね)
もし楽器屋さんと信頼関係があれば、しばらく貸してもらって評価する、ということもできます。(プロの人たちはそのようにしていると思います)

安い楽器の典型としては中国製があります。
ただ聞くところによると最近は、中国製でもいいものがあったり、イギリス製のラベルが貼ってあっても、実際には中国で作られていたり、ということで、「どこ製」ということだけでは判断しにくくなっていると思います。

はじめは、安い楽器で、一応調整に出してチューンナップしてもらって暫く弾き、だんだんうまくなって、楽器のことも分かるようになったら、ちゃんとした楽器を買う、というのが現実的かと思います。
理想的には、ヴァイオリンやヴィオラの先生につくことを前提に、その先生に楽器を選んでもらう、あるいは楽器屋さんを紹介してもらう、というのがいいです。

実は私の妻がヴァイオリン教室をやっているのですが、変な楽器を買ってからレッスンを受けたい、と来る人がいて困っちゃう、とこぼしていたりします。
楽器店の中には、楽器を売らんがためにヴァイオリン教室を併設しているところもあったりしますので要注意です。

わたしもはじめは(30年前)2万円ちょっとの楽器からスタートして、10万、20万,40万,80万とほぼ倍の値段の楽器に買い替えてきました。20万クラス以上になると、あとで買い替える時に、下取りがきくと思います。私の場合がそうでした。


ずいぶん長いこと書きましたが、書いた割には参考にならなかったかもしれません。

もっといろんな人の意見をききたいのであれば、たとえば「教えて!goo」というサービス
http://oshiete.goo.ne.jp/
を利用してみるのもいいと思います。(ユーザ登録が必要ですが無料です。ホームページやブログも同時に使えるようになります)

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