YouTubeの、「THE ART OF THE BOW ARM with Yizhak Schotten」だったかと思うけど、ボーイングのダウン(下げ弓)がpullで、アップ(上げ弓)がpushと表現していました。
ずっとそれが気がかりだったのですが、たぶん以下のようなイメージなんでしょうね。
- 弓の毛と弦との接点に注目
- 弓の毛の摩擦で、弦に対してどちら向きに力がかかるかに注目
そうすると、
- ダウン(下げ弓)のときは、弦を右手の方に引っ張る方向に摩擦力が働く(摩擦で引っ掛ける)
- アップ(上げ弓)のときは、弦を左側に押す方向に摩擦力が働く
こういうイメージだと、たしかにダウン(下げ弓)がpullで、アップ(上げ弓)がpushということになります(画像参照)。
そこで、このイメージが
Kreuzer No.13のようなスラーの交じるスピッカートで、これまで、なぜかダウンのときの音の立ち上がりがぼやけた感じだったのですが、跳ねた弓が現地着地するときに、わずかにpullを意識することで、立ち上がりがクリアになるような気がしました。
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