明日は新潟の中越地震から1年です。まだたった1年しか経っていないのです。今でもはっきりと覚えてます。
その時は横浜に住んでいました。ちょうど3人で夕食を食べ始めたときでした。「ぐらぐらっ!」ときて、嫌な横揺れだと思いました。実家から大丈夫?と連絡が入り、電話で話しているとその間にもまた横揺れが!あの時はなんと3回も新潟で震度6があったのです・・・。その後も数え切れないほどの余震、豪雪と私達が想像もつかない状況の中この1年、今までの生活を取り戻そうと努力されていたのだと思います。
そして今日テレビでは新潟のある町の花火大会を紹介していました。その町は毎年秋に花火大会があり、地震で今年の開催は無理かともいわれていたそうです。しかし、地震から2カ月あまりしかたたない年末にも見事打ち上げることができたのです。
その町は花火は特別なもので、出産や結婚といったお祝いのときはもちろん、供養などにも花火をあげる町なのです。そして同級生でつくる同窓会は、その年その年で名前をつけてくぎりの年に特別な花火を打ち上げるのです。確か中国のどこかにも似たようなしきたりがある場所があったような気がしましたが、日本にもこんな素敵な伝統が残っている町があるなんてしりませんでした。
私も生まれが浅草なので、隅田川の花火大会を小さい頃からいい場所でみていました。だからかもしれませんが、打ち上げ花火には思い入れがあります。
この町では一発の花火のスポンサーが企業だけではなく、ほとんど個人なのです。個人個人の思いが一発一発に込められていて、テレビをみているだけでその強い思いが伝わってきました。感動でした。こういった強いきづなが、新潟の人々を支えたのでしょうね。
ぜひ今度は新潟に足を運んで花火をみてみたい、願わくば自分で自分の花火をあげたいと思いました。
1年ではまだまだ復興したとはいえないかもしれませんが、このような伝統も守りつつ、普段の生活も地震前のような穏やかな生活に戻れますよう、願うばかりです。
娘たちは下の子はかろうじてピークをすぎたよう。明日は園庭開放で芋掘りなんだけど、無理かな。いやー幼稚園でとれたサツマイモ、おいしかったです!