柿の種の蘊蓄(うんちく)にはエピソードあって楽しい限りです。
誕生の秘話からが面白い「柿の種」のですが、うっかり金型を間違って踏んで歪ませたものをそのまま使った。そんな偶然からできてヒットしている産物だったというのもおもしろい。
それから、ピーナッツとのミックスされたのも「帝国ホテル」説を筆頭に、量り売り当時に「一緒に食べると美味しかった」説、さらに「かさを増す」説など、話題に事欠かない。
またテレビドラマ「SPEC」の野々村課長が持っている瓶入り(こちらは柿ピー)も懐かしい。
(※TBSストアで放送時は販売していたようです。SPEC発・男・野々村の秘密入り柿ピー¥525(税込))
我が家でも、なんとなく絶やさず備蓄してあります。
先日いつも行くスーパーでその事件は起こりました。
新潟県の商品の特設コーナーがあったので相方(妻)は、何気なく置かれていた「元祖 柿の種」を店内用のカゴに入れたのがきっかけです。
そこには普段は販売していない「浪花屋製菓」の柿の種が缶入りで販売されていた。ご進物用とかにもつかえるように、いやいや観光みやげ風なのかもしれない。きれいにに包装されて十字結びで紐までかかっている丁寧なラッピングでした。
与えられたMission(ミッション)・・・任務
「やだ、レジの人、お弁当と間違えたみたい。割り箸がついている」と家で買い物袋から取り出すときに気づいた。
まるで駅弁のように、クロスされた包装紐に割り箸が挟まっていた。
イメージとしては、こんな感じで「箸」の必要性を瞬時に判断したのかも知れない。
それにしても、駅弁フェアの弁当としては、軽すぎる。
スタイルはこんな感じで、さすがギフト用と思えるパッケージで「箸」の必要性を訴えているようにも見える。
普通に考えれば「間違えて箸を入れてくれたんだなぁ」と思うが・・・
ここで私は深読みしてみた。
これは、私にあたえられた試練・・・任務かもしれないと。
そうです。
「箸で柿の種を食せ!」
「はっ!了解」
そして、
そのミッションを遂行するため付けてくれた「割り箸」を二つに割り早速ひとつにとつ口に運ぶ。
「う・・・うまい」
またひとつ口にはこぶ
「うまいなぁ・・」
じっくり味わえる。
ついでに、冷えたビールを暖房が効いた冬の部屋で「柿の種」をつまみにする。
一つひとつじっくり味わうこと箸でつかみ達成したときのうまさは格別だ。
そうか、そのレジの人はきっとそれを私達に伝えたかったのか・・・
元祖 柿の種 「浪花屋製菓」の正しい食べ方ミッション終了。
まさに、こんな感じでした。
レジの一連の作業では、定期的に行う駅弁フェアのお弁当と勘違いしてもしょうがないかな!
この缶入り「元祖 柿の種」は、ピーナッツが入らないプレーンタイプ。最近はこのプレーン派と6:4の比率のピーナッツ入り(亀田製菓 )が人気を二分しているようです。