待ち . . . 本文を読む
私の綿つめ能力は、なかなかの腕だったかもしれない。
綺麗な状態で、他の家族が帰宅するまで、なんなら火葬するまで保つことができた。
亡くなってから24時間以上過ぎてからの火葬ではあったけど、遺体は綺麗なまま。
棺の中には好きな食べ物と、お花を入れた。
完了するまでの1時間半は家族揃って色々話した。
少しくらいは落ち着いたかもしれない。
それでもとても寂しくてたまらない。
メインの二頭が一 . . . 本文を読む
長いあいだ介護をしていた愛犬が亡くなった。
同じ日に元気な方の愛犬も急死した。
訳がわからなかった。
こんなこと予想できるわけはなく、私は理解ができなかった。
他の家族も理解が出来なかった。
こんなことってあるのだろうかと、みんなが理解できないし訳がわからないとの思いが頭の中いっぱい。
私は遺体に綿を詰め保冷剤を体に当てた。
祭壇を作り思い出の写真をボードいっぱいに貼った。
気がつけば . . . 本文を読む
30歳の時、IQテストをした。
ネットとかではなくて、専門の病院に行き。
別に知的に問題があるからとかではない。
そんな機会があっただけ。
そこからいろいろ見えてくるものがあった。
今までわからなかったこと、もやもやしていたこと。
苦しかった今まで。
その原因がわかった。
科学とは凄いね。
. . . 本文を読む
変な話…
地震がなければこんなに桜に注目しなかった。
交差点の桜は不規則に舞い、さらにそこから風により不規則性が増し、
花びらの絨毯は、車が通る度にあとを追いかけるように踊り、
自転車で駆け抜ける私には、正面から渦を巻き目の前で軽く八方に逃げていく。
とても楽しくて。
とても面白くて。
. . . 本文を読む