写真で自己を表現。

写真を通しての、自分の成長記録。

フセイン・チャラヤン(東京都現代美術館) 2

2010年06月08日 | 美術展/写真展など
一通り見終わってから、もう一度見たいところを、それぞれ見た。

私は不在の存在というゾーンを見て、友達は、椅子を衣装にしたものを見た。


不在の存在のは、ティルダ・スウィントンが出演しており、いかに、アートって奥が深いか、常に追い続けなければならないのか、常に模索しなければならないのかを教えてくれた。

その映像で、好きな台詞があったからちょっとメモった。

・山々は自然の国境となる
・水域は征服を正当化させてきた
・水は~通貨~(←メモしきれなかった…)

友達の見たので、ちょっとビックリしたのは、デヴォン青木が出ていた…。
でも、私が一番初めに注目したのは、髪型でもなく、化粧でもなく、服でもなく、歩き方。
規則正しく歩いているんだよ。
これも何か意味があるの?
椅子とか、部屋の空気に、合わせているの???

エアボーンというゾーンは3体のマネキンが服を着ていたんだけど、下からエアーが出ていて服を下から膨らませる形になっており、服の構造が実に良く分かる。

友達は向かって左の茶色のが良かったらしいけど、私は一番右のが良かった。
もうね、布の切り替えし方や、縫い方の形、また、布で出来ているのだが、どこかロボット的な衣装。そう、布の切り返し方がロボットの構造に似ている。
服に穴が開いている箇所があるのだが、その穴の下には、更に凝らした衣装を着せており、ホールの部分が実に生きているの。
襟の形もまさかの形。
あんな、形見たことない。でも、そこいらの普通の襟なんか比べ物にならないほどに、ちょうカッコ良かった。
私は服をちょっと作ってみたいなーって思って、落書き程度ですが、着たい服を書いたことがありますし、自分で縫製もしますもんですから、いかにそれがスペシャルなものか、まったくしないよりは、ちょっとは感じやすかったと思う。

このゾーンで注目したのは、マネキンの手。
この手ね、型でも取っているのかな?手相らしきものもあるし、手の指の関節の間の皺もあったし、爪もリアルだった。

話は前後しますが…
友達と展示室に入って先ず思ったことは、

マネキンが怖い!

ほんと、顔がリアルなんですよ。
普通の人の顔しているの。

そして、友達と…マネキンがパンツ穿いているのか覗いた(笑


展示では、難しすぎて分からないのもあった。
束の間の瞑想というゾーンのTVでの映像。


私は、自分の感じたことを常々形にしていきたい、感想などを具現化して残したいと思っておりましたが、なかなか形に出来ないでいた。
絵に書いて残しておくことはしても、実際行動には移してなかったんだよね。
でも、今回9体のマネキンをみて、

よし!やるぞ!!

火がついた。




最後にね、ミュージアムショップでフセイン・チャラヤンの本を買いたかったんだけど、金欠で変えなかった(笑
それに古本派の私ですから、いつの日か古本が発売されるのを夢見ときます。
でもねでもね~!
感動が覚めやらないうちに手にしたいんですよ。本当は。
この、受けたものが生きているうちに本を手に入れたいんですよ。
感動を忘れないうちに!!!

オークションとかであるかな?


人に勧められなければ、絶対見に行ってなかった。
お勧めしていただいた方、本当にありがとうございます!!


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1 コメント

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すごい! (電マニ)
2010-06-09 00:46:17
こんばんは。
私のブログへの訪問とコメントありがとうございました。
すごく細かくレポートされてて
よく見てらっしゃるなぁ!って感嘆です。
あのマネキン、たぶん型どりしてますよ。
最初の壁塗りの展示のところも手が型どりっぽかったですもん。
マネキンパンツはいてました?私そこまで見てる余裕がありませんでした。
映像が多くて、長い時間立って見ないといけないので足が疲れてしまって。(かといって地面に座っては見たくなかったので)
もしかして時間があったらまた見に行くかもしれません!
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