児玉時計店 ブログ

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ロンジン金張クォーツ     3/3

2020-04-22 | 修理
外側も痛みの激しかったリューズ。

水入りの原因となっていた、
内側のパッキンが硬化して痩せてしまっています。

巻真のリューズと接合部にもサビが出ています。

新品のリューズと巻真を準備し

長さを合わせ組み立てます。

弾力のあるパッキンでシッカリと機能します。

入手できたのは貴重なロンジンのマーク入り。

ケースと裏ブタの間にあるパッキンも交換します。
左が新品のパッキン、右が外したパッキン。

過去にどこかで交換されてしまったのか、
本来は角断面の物が入るのですが、
今まで入っていたのは丸断面で細い物でした。
本来の設計と違うものでは、防水性能も落ちてしまいます。

傷んでいた皮バンドも交換して、完成!!

お父様のお使いになっていた時計が蘇えりました。