⚫ココロの風邪(過去)
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久しぶりに昔話を…
自分のテリトリーを少しずつ広げながら…
時に電波の届かない山奥で一人でぼへ〜っと充電したりして…
徐々に自分の形を作ってきました。
昔…
医師に言われた言葉。
バラバラになったココロは昔の形に戻さなくてもいいんです。
元の形にしたら、また無理をしちゃうからね。
自分の生きやすい形にゆっくりしていけばいいんです。
その言葉のとおり…
ゆっくり時間をかけて、生きやすい自分の形を作っていきました。
調子も良くなり、医師と相談して、薬も少しずつ減らし出した頃…
これなら働ける!
という気持ちになりました。
そして就活…
落ちました( ̄▽ ̄;)
何社も書類を送りましたが、落ちまくりました。
ある日、小さな頃からお世話になっている方から電話がありました。
爺ちゃん、就活上手くいかないんだって?
履歴書と職務経歴書を見せて。
と言われました。
喫茶店で待ち合わせをして、書類を読んでもらいました。
爺ちゃん…
これじゃ何社送っても受からないよ。
その方は教えてくれました。
馬鹿正直なのが爺ちゃんのいいところだけど、履歴書や職務経歴書に病気のことを書いたらね…
こんなもん、書かなくていいの。
自分に不利なことは一切書かない。
それでいいんだよ。
なんで爺ちゃんが上手くいかないのかよく分かったよ。
目からウロコでした。
なんでも馬鹿正直に書いてはいけないんですね。
ひとつ大人になりました。
そして…
ある会社に目をつけて、通勤距離と時間をはかるために車で出かけました。
両親は朝から母の実家に出かけていました。
爺が帰宅し…
30分と経たずに両親が帰宅。
それから5分とかかりませんでした。
突然の停電で真っ暗になったと思ったら…
ど〜ん!
80cmくらいの高さから飛び降りた感覚で、勝手にしゃがんでしまったと思ったら…
ガラガラガラガラ!
真っ暗な中で、大きな揺れが起こりました。
爺の実家…
震度7の直撃でした。
ど〜ん!
は縦揺れ。
ガラガラガラガラ!
は横揺れでした。
揺れがおさまり…
大丈夫?
と声をかけたら、両親共に大丈夫の声。
外に逃げよう!
と声をかけて玄関に向かったら…
玄関で動けない当時の愛犬。
我が家の愛犬は、よしと言うまで外に出ないしつけをしていたのです。
律儀に守って玄関で固まっていました。
愛犬を抱えて外へ。
爺は無事。
父は足に怪我をしたけど無事。
母も無事。
しかし…
玄関の窓が半分開いて動きません。
車に常備しているライトで家を照らしたら、爺の部屋の窓(雪国仕様の二重サッシ)8枚のうち、6枚が吹き飛んで、地面で粉々になっていました。
家に戻るのは危険です。
父親はすぐに職場へ向かい、二週間帰られなくなりました。
爺の車と母の車の2台があります。
爺の車は、フルフラットにできて、エアベッドも積んでいました。
そちらの車で母と犬に寝てもらい…
爺は母のカローラの後ろで足も伸ばせず寝ることになりました。
時期は秋の終わり…
夜は寒いので、余震の合間に爺が家に突入…
家の中は、額が全て落ちてどこも床一面粉々のガラスだらけです。
靴を履いたまま侵入して…
布団を2セット出してきました。
その日の深夜…
停電で真っ暗だった空に輝く星が綺麗だったことを今でも覚えています。
翌日…
爺の車に積んでいたテレビや近所の人からの情報で知りました。
爺の考えていた職場へは、トンネルが崩落したために行けないことを。
両親の帰りがあと30分遅かったら、崖崩れに巻き込まれていた事を…
そして、愛犬が右目を怪我していたことを…
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