爺の独り言+

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恥ずべき爺の話

2023-03-20 05:12:59 | ときど記
⚫ときど記(最近)

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馬鹿も一心の嘘を暴きます!
水仙の嘘を暴きます!


最近、学校の部活動の外部顧問委託の促進が進んでいるのは、情報をとして知っていました。

爺がその事を知った時の反応はシビアで...

誰がなるの?
部活って、夕方からだよね?
土日も休まないよね?
運動部は遠征や大会、練習試合もあるよね?
どのくらいの収入になるの?
ボランティアや自腹で色々しなければならないのなら、受け手はないよね。
なんてことを妻と話していました。

今日...
実態を知らずにそんなことを口にしていた自分をものすごく恥じました。

昨日録画した番組を見ていた爺...
一つ目はサイエンスZERO。
今回のテーマはダイヤモンド半導体についてでした。
半導体と言えばシリコンだということは、ニセ理系の爺なので知っていましたが、ダイヤモンドの半導体はシリコンが苦手な高電圧に耐えることが出来たり、放射線で壊れる可能性が低かったりとすごい技術だということを知りました。
しかも、実用化目標を4年後と話していた佐賀大学の教授の話は、笑顔に満ちていて、研究者だなぁ〜と感動して観てしまいました。

もうひとつの番組が...
福岡の放送局が制作したNNNドキュメント「先生がいなくなる」という番組でした。

アニメも好きですが...
バラエティもサイエンス番組もドキュメンタリーも好きな節操なしです( ̄▽ ̄;)

「先生がいなくなる」を観て...
爺は知らなかったことを恥ずかしく思いました。

学校の先生が忙しいのは知っていました。
朝から部活まで...
運動部は週末も活動するので、休みがなかなか出来ませんが、高給取りだからという勝手なイメージを持っていました。

番組でも、先生の忙しさが伝えられていました。
生徒と向き合うだけでなく、学校運営のための係も複数抱えて、皆さん頑張っていらっしゃいました。
過労死をされた先生の話や、忙しさで適応障害になられた先生も放送されました。

そして、知らなかった法律を知りました。
給特法という1971年に制定された法律でした。

教師は、本俸の4%を支給する代わりに、時間外労働や休日出勤の手当を支給しない。

という、恐ろしい法律でした。
4%の根拠は、1971年の教師のみなし残業時間に相当するものだったそうです。

例えば...
額面で月給35万円の先生がいたとします。
4%は14000円。

朝から夜まで馬車馬のように働いて...
週末も部活に参加して...
生徒に何かあったら、時間に関係なく対応して...
翌日の授業のプリント作成等の準備もして...
残業が月100時間を超える先生も少なくないそうです。

過労死ラインが160時間というのも初めて知りました。

(余談ですが、爺の人生の最高残業時間は月315時間です。翌月倒れたのは言うまでもありませんが、周りの人達も同じような感じだったので、何も疑問を持ちませんでした)

月に100時間以上残業があっても、古い法律のままの日本では...
35万円の月給の先生の手当は14000円しか出ないということを初めて知りました。
月給70万円だとしても、手当は24000円です。

「先生なんて高給取りだから」
なんて思っていた爺をココロから恥じました。

そしてモヤモヤしました。

だからって、外部顧問は余程の条件じゃないと受け手がいないでしょうし、だからといって、給特法が改正されていない現在の学校や市町村の教育委員会に、外部顧問の人件費を正当に払う考えがあるのだろうか???

2022年に有識者会議が開かれ、給特法の見直しも議題に上がったそうですが...
未だなお、改正されていない現実があります。

番組のタイトルどおり「先生がいなくなる」という時代が迫っているのかも知れません。

情熱だけではワリに会わなすぎですから。
私立の学校は、給特法の対象にならずに、残業代が支給されることは、調べて分かりましたが...
学校の先生は、リスクが高い職業なんだということを、痛感した番組でした。




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2 コメント

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Unknown (an)
2023-03-20 10:24:29
爺様 おはようございます。

半導体のこと。
私もシリコンだと言うことは知っていますが、ダイヤモンドでの研究が進んでいるとは知りませんでした。
しかし、ダイヤモンド と聞くだけで高額なのでは?という気がしました。

もう40年近く前になると思いますが、某大企業では又別の材料に依る半導体の研究がされていました。
自分、その時小さな商社に居て関りが無くは無かったので知っています。
その材質はシリコンに比べて伝導率が桁違いに高かったのです。
ですが問題は歩留まりでした。
詳しくは解りませんが、そんな理由などから実用化には至らなかったのかも。
自分もその商社を離れたし・・で、その後の顛末は解りませんが。

やはり企業としては、製品化・実用化に至らなければ、その研究は断念せざるを得ないのでしょうね。
全国の工場から、頭脳の粋を集めたような優秀な方たちばかりのチームでね。
自分にとっては難しかったけれど とても勉強になり、有意義な日々でした。
同じ年頃のエンジニアの方たちばかりで、楽しくもあり、二度目の青春している気分でした。
懐かしいです。
皆どうしておられるのだろう・・と、思い出してしまいました(;^_^A

先生の話ですが、私には高給取りと言うイメージは有りません。
熱心で一生懸命の先生と言うのは、間違いなくボランティア状態でしょう。
朝から晩までやることは一杯で、それこそ子どもたちの為にと奉仕の精神でなければ務まらないと思います。
現場の方々はね。
担任などを持たない校長・教頭クラスは知りませんが、若い先生方は特に。
それなのに、最近はモンスターペアレントなどと言う保護者も居たりして
ことあるごとに、やれ学校のせいだ、どうしてくれる!とクレームが多くて
正直やってられないでしょう。
一部真面目でない教師と言うのも居るかもですが、ほとんどの先生は子どもが好きで一生懸命だと思います。
そう言う先生には頭が下がります。
重労働で過酷な条件。それでいて文句言われる。
やってられないでしょうね。
真面目であればあるほど心が持たない。なので病む方もおいででしょう。
そりゃ、先生のなり手が居なくなりますよ。

少子化にしろ先生のことにしろ、国や政府やらが何年何十年と
いい加減なことしかしてこなかったことのツケです。
もっと真剣に考えなければ、この国から先生どころか子どももいなくなってしまいます。
本当に。
バカな政治家に任せていると国が潰れてしまいます。
返信する
Unknown (kogetagaku)
2023-03-20 11:52:40
anさんおはようございます(*^^*)

anさん、商社勤務の経験があるのですね。

おっしゃるとおり、半導体の開発はダイヤモンドだけでなく、色々な素材で研究されています。

ダイヤモンド半導体は、シリコンの5万倍の性能を理論値として秘めたパワーがあるそうです。
しかも、一番硬い物質なので、耐久性も見込めるとか。

もちろん、人工ダイヤモンドですが、研究当初は4mm角のサイズしか作れなかったそうです。
秋田の人工ダイヤモンドを作る会社が8mm角のダイヤモンド半導体素材を初めて作った時は、どこに持ち込んでも「もっと大きくて切れないと実用化にならない」と言われて研究を断られたとか。

それを佐賀大学の教授が研究のために使ってくれたそうです。
現在は直径5cmの円サイズまで大きくなったそうで、そのサイズだと埼玉県の世帯数の電力供給に耐えうるポテンシャルになると見込めるそうです。

もちろん、ダイヤモンドは硬い特性上、開発が難しいそうで、他の素材の方が一歩先の開発まで行き着いているそうですが、高電力や放射線を苦にしない素材として、商品価値は高いとのことでした。


先生の話は衝撃でした。

苦労は想像出来たのですが、全く見合わない法律に縛られている現状を知らなかったので。

爺はバブル世代ですが、当時の理系は研究室の教授の推薦状があれば、ほぼ全ての会社に入る事が出来た時代です。

そんな中、教員免許を取ろうとしていたのは...
学校の落ちこぼれがほとんどでした。
就職は大変だから、教育実習に行って、教員免許を取るという人ばかりでした。
爺は工学系の学校だったのですが、他の学校なら違ったのかな...

でも、あの頃、文系の人達は内々定が出たタイミングで囲い込みをされたから、文系も多かれ少なかれ似たような状況だったんじゃないかな...

そんなモチベーションだと務まらない仕事ですよね?
残業が見合わなければ、辞めて行く先生は多かったかも知れません。

教員免許を受ける人口は年々減少しているそうです。
ボランティア精神...
どう言ったら良いのかな...
子供が好きで、ボランティア精神がたっぷりな先生は、無理して壊れる気がするんですよね...

予算をしっかりつけて、配置人数を増やして分業化することから給与まで、法律全体を変えないと、今のままでは先生になりたいという人は減る一方だと思いました。

福祉の世界も、大変で命のリスクがあるのに、人件費は最低レベルで求人を出しても希望がなかなか出ませんし...

保育の世界も古い法律のままで、年長クラスの法律上の保育士配置は30人に1人というめちゃくちゃな法律が未だにまかり通っていますし...

岸田さん
インドに行ってる場合ではなく...
あなたの政権は国内の山積した問題に対処するための政権じゃないの?
子供が産まれたら奨学金が免除になるとか、子供のいる家族優先の入場なんて馬鹿げた話だけ残して出かけている場合じゃないでしょ!

という気分でいっぱいになりました。
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