恋、ときどき晴れ

主に『吉祥寺恋色デイズ』の茶倉譲二の妄想小説

話数が多くなった小説は順次、インデックスにまとめてます。

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譲二さんの愚痴(一護本編7話)~その1

2015-11-14 07:40:14 | いっちゃんルートの譲二さん

 頼れるみんなの兄貴として、ヒロインと幼なじみたちとの恋愛模様を応援しつつ、自分の気持ちには蓋をして、ちょっと落ち込んでみたり…。

 そんなちょっと情けないけどラブリーな譲二さんを王道のいっちゃんルートでウオッチングしてみようと思う。

 自分のルートのヒロインにも自分から告白できない譲二さん。
 そんな譲二さんが他人のルートのヒロインに気持ちを打ち明けられるわけも無く…。



☆☆☆☆☆
譲二さんの愚痴(一護本編7話)~その1

 

今日は珍しく一護と百花ちゃんもクロフネに来てくれている。

一護は前はあんなにクロフネに来ていたのに、百花ちゃんが一護んちに住むようになって、ほとんど来なくなっちゃったんだよね。

一護、もっと来いよ。

百花ちゃん連れてさ。



俺はいそいそと2人にコーヒーとサンドイッチを配った。


譲二「百花ちゃん、一護の店のお手伝いは慣れてきた?」

百花「はい」


百花ちゃんは嬉しそうに言う。


百花「この頃は店番だけじゃなく、ケーキ作りもお手伝いさせてくれるようになったんですよ」

一護「あれは手伝いにはなってないだろ?」

百花「でも、倫護おじさん、『職人に向いてる』って言ってくれたよ。『百花はぶきっちょだが、根気があるな』って」

譲二「それは良かったね」

一護「お前がぶきっちょで、褒めるところがねーからそう言ったんだよ」

百花「そんな~」

譲二「根気は大事だよ。百花ちゃん、頑張ってるんだね」

百花「ありがとうございます」

百花「それに、一護くんだっておじさんに『筋は悪く無い』って言われてたじゃない」

一護「そんなの当たり前だろ」

百花「だったら、もう少し厨房に…。倫護おじさんだって『鍛えてやる』って…」

一護「お前、一々うるせーよ。親父とケーキ作るのが性に合わねえだけだよ」

百花「…」

一護「お! ハル、面白そうなゲーム持ってるじゃんか…。俺にもちょっとかせ!」

春樹「え~。前にもやっただろ?」


一護がカウンターを離れてみんなのところへ移動した。


百花「二人とも、もう少し素直になればいいのに…」


百花ちゃんは寂しそうに一護の後ろ姿を見つめる。


譲二「それ…、一護と倫護さんのこと?」

百花「はい。一護くんが私の代わりに生クリームをホイップしてくれたんですけど、それを味見した倫護おじさんは店にだって出せるって言ってくれたんです」

譲二「そうなんだ」

百花「だけど…それが一護くんが作ったって分かった途端、『ふん、まだまだだな』って言うんですよ」

譲二「やっぱり一護の親父さんだね、倫護さんは。その素直じゃないところが」


心配そうだった百花ちゃんがぷっと吹き出した。


百花「本当にそうですね。なんだか、マスターと話してるとなんだか元気が出て来ました」

譲二「なら、良かった。また、時々こんなふうにクロフネにも来てよ、一護を連れてさ」

百花「はい」


2人でにっこり微笑みあった。

その時…。


一護「おい! 百花! なに、マスターとこそこそしてんだよ! こっちへ来い!」


百花ちゃんは「はーい」と可愛い返事をして、一護のところへ駆け寄った。


あ~あ、せっかく百花ちゃんと2人で話が出来たのに…。

一護にはかなわないよな…。

全く…。

 

その2へつづく


茶倉譲二 続編第七話~その7

2015-11-13 06:30:44 | 吉祥寺恋色デイズ 茶倉譲二

吉祥寺恋色デイズ 茶倉譲二の妄想小説。譲二ルート続編のお話を彼氏目線で眺めてみました。
ネタバレありです。
 

☆☆☆☆☆

茶倉譲二 続編第七話~その7

〈譲二〉

俺は兄貴に『実家に戻って手伝いたい』という決心を伝えた。

兄貴は少し驚きながらも、喜んでくれた。

俺たちは資料を前に今後の経営立て直しのビジョンや合併派をどう説得するかについて話し合った。

☆☆☆☆☆

夜も更けて、携帯にメールが入っているのに気づいた。

りっちゃんからだ。


譲二「!!!」


メールを開いて驚いた。


りっちゃんが百花ちゃんの肩を抱いて、2人でにっこり笑った写真が添付されてる…。


『マスター、僕たちは楽しくやってるので心配しないで♪

百花ちゃんも元気だよ+.+゜d(´∀`*)

でも、百花ちゃんがクロフネで一人じゃ心配だよね?

今夜は僕と一緒に過ごそうよって誘っちゃおうかな( *´艸`)クスッ♪


というわけで、マスターも話し合い頑張ってね♪

それじゃ!(。・ω・)ノ゛


                                           ★理人でした!』


俺は必死で百花ちゃんに電話をかけるがコールが鳴るばかりで繋がらない。

不安になってメールも打つ。


『百花ちゃん、なるべく急いで帰るから。

早まっちゃダメだからね!』


しかし、百花ちゃんからの返信は無く、何度携帯にかけても繋がらなかった。

りっちゃんとまさかどうにかなるってわけはないと思うけど…。

そんなわけはないって、信じてるけど…。


なんで、百花ちゃん、電話にも出ないんだろう?

お願いだ…。

声だけでも聞かせて、安心させて…。


『茶倉譲二 続編第七話』おわり


茶倉譲二 続編第七話~その6

2015-11-12 08:44:42 | 吉祥寺恋色デイズ 茶倉譲二

吉祥寺恋色デイズ 茶倉譲二の妄想小説。譲二ルート続編のお話を彼氏目線で眺めてみました。
ネタバレありです。
 

☆☆☆☆☆

茶倉譲二 続編第七話~その6

〈譲二〉

電話の後ろから楽しそうな声が聞こえてくる。

みんなの手伝いで、百花ちゃんもお客さんたちも楽しく過ごせているんだろうな。


譲二「良い感じなんだろうね」

百花『はい。みんなが手伝ってくれるから』

譲二「うーん、妬けちゃうなぁ」


年甲斐も無く、拗ねてしまう。


譲二「百花ちゃんとお店ができるのは、俺の特権だと思ってたのに…」

百花『ふふっ! 私はまた、譲二さんとお店が出来るように、今、みんなと頑張ってるんです』


思わぬ彼女の言葉に胸を突かれた。

楽しそうなクロフネの様子に、少し疎外感を感じていたけど…。

そうか…。

そうだよね…。

百花ちゃんは俺のために一生懸命、頑張ってくれてるんだ。

そんな彼女がこの上もなく愛しい。


百花『譲二さん?』

譲二「参った…会って、抱きしめたくなっちゃったなぁ」

百花『え…』


戸惑ったように目を見張る、彼女の顔が手に取るように浮かんだ。


譲二「帰ってから一番最初にすることだから、覚えててね」

百花『…はい』

一護『おい、客』

百花『あ、今行く! 譲二さん、それじゃ…』

譲二「うん。あとでメールするよ。みんなにもよろしくね」



百花ちゃんと電話で話したことで、俺の心の中に一つの決心が出来た。

百花ちゃんは、俺なんかよりもずっとずっと強くて頑張れる娘なんだ。

俺が直ぐ側にいなくても、ちゃんとクロフネを任せられる力がある。


クロフネはもちろん大切だ。

そこでの百花ちゃんとの日々も。

だけど、茶堂院グループもじいさんも兄貴達も俺にとってはかけがえのない大切なものだ。

クロフネのマスターになることが出来たのは、じいさんや実家が今まで俺のワガママを許してくれたからでもある。

そんな茶堂院グループが今存亡の危機にある。

それを見捨てて、自分だけが好きな事をするなんて…、俺にはとても出来ない。

それにそんな卑怯な男は百花ちゃんに相応しくない。

何事にも一生懸命で、人のために頑張る百花ちゃん…。

俺はそんな百花ちゃんに相応しい男でありたい。


その7へつづく


茶倉譲二 続編第七話~その5

2015-11-11 08:03:37 | 吉祥寺恋色デイズ 茶倉譲二

吉祥寺恋色デイズ 茶倉譲二の妄想小説。譲二ルート続編のお話を彼氏目線で眺めてみました。
ネタバレありです。
 

☆☆☆☆☆

茶倉譲二 続編第七話~その5

〈譲二〉

兄貴が用意した資料を見ながら説明を聞いた。

武藤グループとの交渉に当たっている社員も一人も同席し、俺の質問に丁寧に答えてくれる。


(これは……。思っていた以上に酷い状況になってるじゃないか…)


紅一「そういう訳で、重役会議でも武藤グループの傘下に入った方がいいという意見の方が大勢を占めていてね」

譲二「そうか…」

紅一「今までなら会長がそういう意見は押さえつけていたんだが…、入院してからは気弱になって、重役会議の採決に任せると言っている」

譲二「何とかならないのか? 」

紅一「合併派の重役を納得させるには、有力な経営立て直しの案が必要になってくる」

譲二「有力な立て直し案?」

紅一「ああ、今のままではジリ貧にしかならないからな。皆んなを納得させるような経営手腕を持った人間を他所から呼んでくるか…もしくは…」

社員「例えば、譲二さんに重役に入ってもらうという方法もあります」

譲二「俺に?」

社員「はい。譲二さんは会長からの信頼も厚いですし、創業者一族の一人であれば、うるさい重役陣も表立って文句は言えません」

紅一「俺が合併派に根回しが出来ればいいんだが…、そういうのはどちらかと言えば苦手だしな…」


兄貴がそんな弱気な言葉を発するのは珍しいことだった。

だが、確かに人を口説き落としたり、皆んなの意見をまとめたりすることは、真面目一方の兄貴には苦手なことだというのはよく分かる。


(やっぱり…俺が戻るしか無いのか…)

☆☆☆☆☆


どうすればいいのだろう?

全ては俺の決断にかかっている…。


百花ちゃんの声が無性に聞きたくなって、クロフネに電話した。


♪~
百花『はい、喫茶クロフネです』


懐かしい彼女の声だ。



まだ半日しかたって無いのに…なんでこんなに懐かしいんだろう…。


譲二「百花ちゃん? お店の様子、どう?」

百花『譲二さん! いつもみたいに、お客さんたくさん入ってますよ』


なんだか、いつもよりもテンションが高い。


譲二「いつも、そんなに入ってたイメージはないけどね」


百花ちゃんの言葉に苦笑した。

その6につづく


譲二さんはタレ目で口が大きい

2015-11-10 19:53:53 | イラスト

譲二さんのスチルのポーズは種類が少ない。

立ち絵も含めて、お気に入りとなると悲しいほど種類が少ない。

配信もされなくなって、今後追加の予定もなさそう…。



しかし、私にはオリジナルで色々なポーズが描ける程の腕はない!

なので、持っている他の人のスチルをなぞって顔だけ譲二さんに出来ないか、検討してみた。


ブログに乗せるのは色々問題になりそうだから、一人で楽しむために。

ところで、『誓いのキスと7つの誘惑』は配信が新しい分、進化してて、車の中のシーンも普通の立ち絵ではなく、運転中の姿の絵が使われている。

というわけで、「そうだ、これを使ってみよう。同じ髭男だし」と思いやってみた。


まずそのままトレースして、髪の部分だけ変えてみる。

目も譲二さん風に変えてみる。

→でもなんか違う。


譲二さんの目をもう少し観察して、もう少しタレ目にしてみる。

→まだなんか違う。


鼻も少し変え、口…。
もう少し大きいかな。

→うん、譲二さんらしい感じがする。

《結論》
譲二さんはタレ目で口が大きい…『誓いのキスと7つの誘惑』の博人くんより。

こちらが博人くんを改造したいつもより横向きの譲二さん。線画ですが。


比較、元の博人くん。

 

 

いろんな角度の譲二さんの顔が掛けたら、もう少し好きなポーズのイラストが描けるようになるかな~。