麻実れいさん
困窮した生活のなかで生きるソーニャの義母を
演じる麻実は「もうすぐ芸歴50周年を迎えるのですが、
初めて出会った役。
初めてだからとっても怖いんですけど、とっても楽しんで、
仲間たちと頑張りたいなと思います」
と、静かにそして熱く話した。
勝村政信さん
難解とされることが多い原作だが、
勝村によれば「フィリップさんがすばらしい娯楽作品として
かきあげてくださっている。
演出は非常に危険。けんかも多いし、
(出演している)僕らは大変なんですけど、
お客様たちにはスリリングで、長い作品ですが、
飽きることなくお届けできると思う」。
三浦春馬氏
三浦も「カンパニー全体が最初から最後まで
出ずっぱりのような、忙しく変化が目まぐるしい
舞台になっている」といい、「(前回の『地獄のオルフェウス』と比べ)
体を使う動きがすごく多かった。
肉体表現というか、動きをどう表現していけばいいかというところが
違っている。
ぐっと芝居を見せる瞬間も多分にあるので、
そのコントラストも見どころになると思う」。
また、自身の殺人を犯すという役どころについては
「すごくエネルギーを使う役どころ。
正義のためとはいえ、ひとつの命をなくすという芝居に
誠心誠意向き合っていかなければならないんだなというのは
稽古場から感じていた。
稽古終わりの疲労感が……
気持ちいい疲労感ではあるんですが、かなり憔悴するような。
このまま消えていくんじゃないか自分という
エネルギーの消耗は感じていた」と、話した。
大島優子さん
留学後初の舞台出演となる大島。
その経験は役立っているかと聞かれると
「役立ってるんですかね~」。
そのうえで「語学を勉強しにいかせていただいたんですけれども、
語学(の勉強)って尽きないんだなってとことん思いました。
半分くらいは分かる、6割、……7ってとこかな?(笑)
そのぐらいしか分からなかったりするんですけど、
直接演出を受けて少し理解ができるようになったというのは
いい経験になった」。
さらに「それ以上に、俳優としてステージに立つということを
教えてもらった気がします」と話した。
舞台は9日に開幕、2月1日まで同所で上演する。
その後、大阪公演が森ノ宮ピロティホールである。
★出演者の皆さん、大千穐楽の日まで無事に演じられますことを
お祈りしております