ゆとり世代から悟り世代へ

私の息子が学生時代、政府の方針で授業のカリキュラムが
減らされ、ゆとりのある学生生活を・・
と行われた世代は、ゆとり世代と呼ばれ
のほほんと、のんびりした決して褒めていない
呼び方として、

「ゆとり世代」だから・・・

と、半ばあきらめられて言われています。
決してみんながゆとり世代ではないのですが・・・

最近の世代は、「悟り世代」というそうです。

授業のカリキュラムも戻され、しっかり学習し
有名学校への進学も踏まえ、将来を見据える方針？
が、若い世代から身につくのでしょうか？


私は、宝塚受験のレッスンを始める前に、
こういうことをやらなければならない、
こういう風になって。舞台人を目指さなければならない・・・

舞踊、歌はもちろんのこと
立ち居振る舞い、スタイル、話し方、笑顔・・・
などなど、たくさんの課題はありますが
これは女の子にとって、宝塚に関わらず
良い姿勢、話し方、笑顔、立ち居振る舞い、が
きれいになるのは、プラスだと思い、
アドバイスしています。

みんな初めてのことに、四苦八苦しながら
なんとか身に付けようと努力しています。

ある受験生が宝塚受験をしたいとやってきました。
いつものように、たくさんやらなければいけないことを
伝えて、本気でやります！という言葉も確認したのですが

バレエ、ダンス、話し方、返事、表情・・・
など、一度他の生徒たちと一緒にレッスンした時に

「受験は辞めます！」

と言ってきました。

理由は、「他の受験生を見たら、たくさんやらなければ
いけないことがあるので、それをやる気にはならなかったので」

「自分が出来ないことを認めて、一からがんばれば
もっと変われるよ」と伝えたところ

「そういう気持ちになれば良かったんですが
ならないです」

これまでそういう反応はなかったので驚いたのですが、

そういえばこのコロナ禍の中

3月の受験までは、
「宝塚の舞台に立つのが夢です！」
と言っていた生徒が、

自粛期間中に
「国家公務員になるのが夢になりました！」
と言ってきました。

しっかり先を見据えているということでは
今、安定した生活を送れる良い選択かもしれません。

これが、「悟り世代」なのでしょうか？

私は、思いっきり昭和人間なので
息子にも甘い！と火を噴いて怒っていましたので（笑）

いろんな世代も感じながら、理解しながらも
上手く必要なことを伝えていく勉強をしなければ
と思います。

今レッスンしている生徒たちは、今の自分を変えようと
すごくがんばっています。
その子たちにもっとモチベーションが上がるような
アドバイスが出来るよう、これからまだまだ精進しなければ
と思います。