田植え機に乗った元サラリーマン

車中泊旅や探石などを楽しみながら生活の中で感じたこと思ったことなどを気まぐれに書き込んでいます

幻の銀花石

2019-04-05 | トレッキング
山田川
3月某日、以前に幻のめのう「銀花石」を探しに訪れた山田川にトレッキングがてら久しぶりに出掛けてみました。(以前に訪れた時の記事「山田川のメノウ」)
山田川はいわゆる田舎の田園地帯をゆったりと流れる川で、旧水府村の山間に端を発し茨城の名峰男体山やバンジージャンプで有名な竜神峡の水を集めて常陸太田市の道の駅「ひたちおおた 〜黄門の郷〜」の近くの河合というところで久慈川に注ぐ、全長30数キロの川です。

「山田川」-1
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流れは緩やかですが川底の石がはっきりみえるぐらい水はきれいで、オイカワなどの小魚が泳ぎ川べりにはカワセミなどの野鳥がたくさんいます。そして以前にブログで詳しく書きましたので詳細は省きますが「めのう」が取れます。今日はその中でもこの川でとれるという幻のめのう「銀花石」、別名「硫化めのう」を探します。
幅4~5mの小さな川、流れもゆるやかなことに加えてところどころにこのような農業用水の取水堰があるところから、探査ポイントの河原もそんなに多くはありません。

「取水堰」

そんなポイントのひとつである河原に下りて探査開始、夏場には周りの草が勢いを増し繁茂して川べりに近づくのは大変なんですが、この時期は土手の草が立ち枯れていて比較的容易に近づけます。釣り人が歩いたと思われる踏み跡を辿って川に入ります。

「山田川」-2

以前探査して分かっていたんですがここは近くのめのうの産地北富田や玉川と比べると「めのう」数そのものが少ないです。ということでよ~く探さないと見つかりません。小一時間探してやっと2個何とかそれらしき石を見つけました。小さいですね、7~8cmクラス、この川では珍しく少しオレンジが入っていますがキレイというほどではありません。

「めのう」-1
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「めのう」-2

こちらの20cmほどの石は見ての通りめのうではないんですがこの河原ではあまり見かけない石なんで一度拾い上げて手に取って眺めたんですが、ありきたりの石に見えポイと河原に捨てました。ただその投げ捨てたところの座りが何か妙に収まりがよく見えてまた手に取ってしまいました。川で見たときには濡れていたせいかもっと黒っぽくどっしりしていたんですが、乾くと青っぽく軽い感じですね。玄武岩のような感じですが、さてさて……どうでしょう。

「山田川の石」

そしてそしてこれが幻の銀化石? 
グレーっぽいポツポツのところがめのうなんですが……、それ以外のところが柔らかい感じで全体的には甘い感じの石です。濡れていた時はキラキラしていたんですが乾くとくすんで見えますし硫化もしてない感じ、銀化石とは違いますね、残念。

「銀化石もどき」
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さてさてあまりにも取れないんでもう帰ろうと川の中を土手のほうに向かって歩いていると、足元の川底がキラッと光ったような、何気なく水の中に手を突っ込んでその石を拾い上げるとなんとなんと良い感じのめのうではありませんか。大きさもこの川では珍しく15cmぐらいの大物、穴がえぐれていて中は仏頭状のポンポコめのうです。こんな上質のめのうはこの川では初めてです。

「めのう」-3

左側のグレーっぽいところから反対側にかけて硫化しているようにも見えますがどうでしょうか。銀花石の実物を見たことがないんで良く判りませんが名前からするとめのうが銀色の花状態に硫化していわゆる菊花石みたいなものをそう呼ぶんでしょうか。このめのうはそこまでは行っていませんがまぁ幻の銀化石にちょっとだけ近づいた気がします。
何の変哲もない田んぼの中を流れる小さな川なんですが、幻といわれる石が潜んでいます。山田川の銀花石はなかなか見つからないので幻と言われているんでしょうが、いつの日かお目にかかりたいものです。
また日を改めて探しに来ることにしましょう、幻の銀化石。

次回に続く。

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