世界一周
2018-03-21 | 旅
「最近南米、特にパタゴニアにすごく詳しくなりました」
話せば長いんですが、まぁ「旅が好き」ということで北海道を中心にいろいろと出掛けてはいるんですが制約もありますので頻繁にという訳には行きません。
そんな中「旅」の情報などをネットで眺めている時に「旅ブログ」に出会いました。「日本一周旅」「世界一周旅」などを「チャリ旅」「バスキング旅」「バックパッカー旅」などいろんなスタイルで旅をしてそれをブログ発信されている方達がいます。
そんな中でもここしばらくずうっと継続して読み続けているブログがいくつかあります。
一人目の方が「自転車ときどき世界一周」
濱尾 達郎(1984年生)2014年12月世界一周出発 SURLY社「Long Haul Trucker」
(中国⇒東南アジア⇒オーストラリア⇒ニュージーランド⇒北米⇒中米⇒南米⇒チリ(現在))
ほぼ毎日ブログ更新、日々の走行距離、天気、食事、宿泊地、そして日々の出来事を時系列に克明に記載。元消防士、強靭な体力で途中南米最高峰「アコンカグヤ」登山や4~5000m級の峠を走るなどいろんなことにチャレンジ。
二人目の方が「沖野直嗣のだいたい自転車世界一周」
沖野 直嗣(1988年生)2016年5月世界一周出発「FIELD EQUIPMENT GIRAFFE」店フレーム
(北米(アラスカ)⇒中米⇒南米⇒チリ⇒アルゼンチン(現在))
ブログは1週間から10日間隔で更新、世界遺産、国立公園巡り、テントキャンプが比較的多い。強烈なチャレンジ精神の持ち主。
三人目の方が「チャリダー久保田の世界楽翔〜世界一周自転車旅行記〜」
久保田 (1983年生)2014年7月世界一周出発 「ALPS」店車、大滝製作所キャンピング車
(北米(アラスカ)⇒中米⇒南米⇒チリ(現在))
ブログ更新は1週間から1か月スパンぐらいの不定期更新、旅を始めるまでの書店勤務の影響なのか文章表現力は抜群、読んでいて気持ちがいい。通過した国に戻り途中で仕事をしたりで時間を掛けてのゆっくり旅、3年経過してもまだ南米。
自転車で世界一周をされる方は結構いるようです。そのうち南北アメリカ縦断旅はアラスカ「アンカレジ(稀にプルドーベイ)」からアルゼンチン「ウシュアイア」までの25,000km~30,000kmを1年半から2年前後をかけて走破するのが一般的のようです。(直線距離では17,848kmらしいですがルートによって様々で距離が変わるようです)
一口に30,000kmと言いますが1日100km走って365日で36,500kmですから、自転車での1日100kmというのは通常の道路でもどうも結構な距離みたいで、加えてアップダウン、舗装路砂利道、寒さ暑さ、標高、コミュニケーション(英語、スペイン語)、初めての地での宿探しや食事、パンクなど自転車の修理、入出国、病気休息、盗難紛失対応などなど、2年前後でこれを走破することがいかに大変かが想像に難くないと思います。
一人目の方は中国、東南アジア、オセアニアを経て2016年6月にアンカレジをスタート北極海のプルドーベイを経由して南下開始、二人目の方は2016年5月にアンカレジスタート。三人目の方は2014年7月にアンカレジスタートして南下を開始しました。一人目の方と二人目の方は中米、南米で時々クロスして併走した期間があります。三人目の方は紆余曲折があり途中で仕事をしたりキューバやベネズエラ、ガラパゴスなどチャリダーがあまり寄らないところに寄ったりしています。
この三人が今南米パタゴニア付近に集結しています、集結しているといっても距離は離れているんですが。一人目の方が3月9日現在チリ「Chaiten」付近、二人目の方で2月28日現在アルゼンチン「Calafate」、三人目の方が3月11日現在チリ「Cochrane」にいるようです。
何故この時期にここにいるかと言えば南北アメリカ縦断ルートの終点へはチリ南部からアルゼンチンに渡って行くわけなんですが、実はここに渡るフェリーが夏だけの運航で(3月末から4月初旬辺りで運休)チャリダー達はこれに間に合うように走っているようなんです。(南半球はこれから秋)
知らなかったんですがチャリダーの間では南北アメリカ縦断は結構な有名ルートみたいで、北から南、南から北へたくさんのチャリダーが走っているようで日本人もこの三人以外にも結構いるようなんですが、私はたまたまこの三人のブログに出会い追っかけているだけです。
この三人にはまぁ私の勝手な見方なんですが共通項が結構あります、年齢が30歳前後、一般の仕事をされて旅の資金を貯蓄、自転車にこだわりを持っている、チャレンジ精神が半端ないなど。そしてじっくり時間を掛けて旅への想い、計画を積み上げ事前の準備を周到にしていることに加えて職を辞して旅立っていますので世界一周に対する揺るぎない気持ちをもっているせいか、いわゆるウケとかノリとかネタとかの話題が少なく旅の実感が感じられるブログです。
一方で自転車ってハードでストイックで体力、根性、気合って感じの硬派感を受けますが、そんなことはなくどちらかと言えば自虐的な軽い語り口のブログです(当然ハードなアタックの部分もあります)。この方たちのブログで世界一周の資金や期間、旅の様子などをしょっちゅう起こるハプニング対応をまじえて伺い知ることが出来ました。一泊500円の宿、100円前後の食事、ダルトンハイウェイ、ダリエンギャップ、宝石の道、アウストラル街道、自転車を担いでの国境越えなどまるで自分で旅をしているような錯覚に陥ります。掲載されるブログの写真で何となく旅の様子は判るんですが、私はブログを読む時にグーグルマップを起動しておいて到着した町の名前などを入れて読むようにしています。そしてたまに航空写真モードに切り替えストリートビュー(大きな街、道)でみるともうあたかも現地で一緒に旅している気分にドップリ浸ってしまいます。頭の中に現地のイメージが直ぐに浮かび今日はここまで来たかとかおっ今日は休んでいるなとか、世界一周旅を共有させて貰っています。
ということでここ1~2か月は毎日南米(ボリビア、アルゼンチン、チリあたり)特にパタゴニアあたりの地図を毎日見ていますので、このあたりにすごく詳しくなりましたぁ。
そして昨年もう一つみつけました。
まぁ私も年齢も年齢なんで自転車で世界一周なんて夢のまた夢ていうかほぼ自殺行為といっても過言ではないんですが、そんななかこのブログは可能性を感じさせてくれる世界一周ブログです。上記の方たちとは少し色合いが違うんで別記したんですが、これがまぁスゴイんです……。
「世界ホームレス紀行」
氏名不詳、年齢60歳前後、北海道出身、概ね毎年11月から4月にかけて旅、ホームグランドは
タイ(スコータイ)、自転車旅時々バックパッカー、YouTubeに動画UP 、現在ビリビアあたり
基本チャリ旅、ヤド泊(テント泊)、外食なんですが元営業マンなんでしょうか旅の先ざきでの価格交渉(値切り)が良いですねぇ、ということで旅のスタイルはバイタリティ溢れるイケイケ旅、コミュニケーション能力が高いんでしょうか宿交渉、食事など現地の方が行くところにグイグイ入り込んで旅されています。そしてベネズエラ、南米ギアナからブラジルをチャリで行くなど普通チャリダーが行かないところにも分け入って行きます。
ブログは飾った表現などはあまりありません、ネズミ食べたりカエル食べたりで生々しいそして肉を切って血が流れるような情報などがダイレクトに書かれています。従って読む方がいろいろ取捨選択したり想像を膨らまして行間を埋めて読む必要があるかもです。
でも長く読んでいるとその表現が現地の本当の生の姿を現している感じがして、ひょっとしたら一番好きなブログかもしれません。
(旅先での限られた時間での入力のせいか変換ミスや入力ミスがあったり、文章と写真が別々だったりでちょっぴり読みずらいかも……、でもそこはYouTube動画でカバーしてますかね)
そんなこんなでこの冬はコタツに潜りながら頭の中で「世界一周」をしていたんですが少し暖かくなってきたんで「旅心」が擽られる今日この頃です。
次回に、つづく.
話せば長いんですが、まぁ「旅が好き」ということで北海道を中心にいろいろと出掛けてはいるんですが制約もありますので頻繁にという訳には行きません。
そんな中「旅」の情報などをネットで眺めている時に「旅ブログ」に出会いました。「日本一周旅」「世界一周旅」などを「チャリ旅」「バスキング旅」「バックパッカー旅」などいろんなスタイルで旅をしてそれをブログ発信されている方達がいます。
そんな中でもここしばらくずうっと継続して読み続けているブログがいくつかあります。
一人目の方が「自転車ときどき世界一周」
濱尾 達郎(1984年生)2014年12月世界一周出発 SURLY社「Long Haul Trucker」
(中国⇒東南アジア⇒オーストラリア⇒ニュージーランド⇒北米⇒中米⇒南米⇒チリ(現在))
ほぼ毎日ブログ更新、日々の走行距離、天気、食事、宿泊地、そして日々の出来事を時系列に克明に記載。元消防士、強靭な体力で途中南米最高峰「アコンカグヤ」登山や4~5000m級の峠を走るなどいろんなことにチャレンジ。
二人目の方が「沖野直嗣のだいたい自転車世界一周」
沖野 直嗣(1988年生)2016年5月世界一周出発「FIELD EQUIPMENT GIRAFFE」店フレーム
(北米(アラスカ)⇒中米⇒南米⇒チリ⇒アルゼンチン(現在))
ブログは1週間から10日間隔で更新、世界遺産、国立公園巡り、テントキャンプが比較的多い。強烈なチャレンジ精神の持ち主。
三人目の方が「チャリダー久保田の世界楽翔〜世界一周自転車旅行記〜」
久保田 (1983年生)2014年7月世界一周出発 「ALPS」店車、大滝製作所キャンピング車
(北米(アラスカ)⇒中米⇒南米⇒チリ(現在))
ブログ更新は1週間から1か月スパンぐらいの不定期更新、旅を始めるまでの書店勤務の影響なのか文章表現力は抜群、読んでいて気持ちがいい。通過した国に戻り途中で仕事をしたりで時間を掛けてのゆっくり旅、3年経過してもまだ南米。
自転車で世界一周をされる方は結構いるようです。そのうち南北アメリカ縦断旅はアラスカ「アンカレジ(稀にプルドーベイ)」からアルゼンチン「ウシュアイア」までの25,000km~30,000kmを1年半から2年前後をかけて走破するのが一般的のようです。(直線距離では17,848kmらしいですがルートによって様々で距離が変わるようです)
一口に30,000kmと言いますが1日100km走って365日で36,500kmですから、自転車での1日100kmというのは通常の道路でもどうも結構な距離みたいで、加えてアップダウン、舗装路砂利道、寒さ暑さ、標高、コミュニケーション(英語、スペイン語)、初めての地での宿探しや食事、パンクなど自転車の修理、入出国、病気休息、盗難紛失対応などなど、2年前後でこれを走破することがいかに大変かが想像に難くないと思います。
一人目の方は中国、東南アジア、オセアニアを経て2016年6月にアンカレジをスタート北極海のプルドーベイを経由して南下開始、二人目の方は2016年5月にアンカレジスタート。三人目の方は2014年7月にアンカレジスタートして南下を開始しました。一人目の方と二人目の方は中米、南米で時々クロスして併走した期間があります。三人目の方は紆余曲折があり途中で仕事をしたりキューバやベネズエラ、ガラパゴスなどチャリダーがあまり寄らないところに寄ったりしています。
この三人が今南米パタゴニア付近に集結しています、集結しているといっても距離は離れているんですが。一人目の方が3月9日現在チリ「Chaiten」付近、二人目の方で2月28日現在アルゼンチン「Calafate」、三人目の方が3月11日現在チリ「Cochrane」にいるようです。
何故この時期にここにいるかと言えば南北アメリカ縦断ルートの終点へはチリ南部からアルゼンチンに渡って行くわけなんですが、実はここに渡るフェリーが夏だけの運航で(3月末から4月初旬辺りで運休)チャリダー達はこれに間に合うように走っているようなんです。(南半球はこれから秋)
知らなかったんですがチャリダーの間では南北アメリカ縦断は結構な有名ルートみたいで、北から南、南から北へたくさんのチャリダーが走っているようで日本人もこの三人以外にも結構いるようなんですが、私はたまたまこの三人のブログに出会い追っかけているだけです。
この三人にはまぁ私の勝手な見方なんですが共通項が結構あります、年齢が30歳前後、一般の仕事をされて旅の資金を貯蓄、自転車にこだわりを持っている、チャレンジ精神が半端ないなど。そしてじっくり時間を掛けて旅への想い、計画を積み上げ事前の準備を周到にしていることに加えて職を辞して旅立っていますので世界一周に対する揺るぎない気持ちをもっているせいか、いわゆるウケとかノリとかネタとかの話題が少なく旅の実感が感じられるブログです。
一方で自転車ってハードでストイックで体力、根性、気合って感じの硬派感を受けますが、そんなことはなくどちらかと言えば自虐的な軽い語り口のブログです(当然ハードなアタックの部分もあります)。この方たちのブログで世界一周の資金や期間、旅の様子などをしょっちゅう起こるハプニング対応をまじえて伺い知ることが出来ました。一泊500円の宿、100円前後の食事、ダルトンハイウェイ、ダリエンギャップ、宝石の道、アウストラル街道、自転車を担いでの国境越えなどまるで自分で旅をしているような錯覚に陥ります。掲載されるブログの写真で何となく旅の様子は判るんですが、私はブログを読む時にグーグルマップを起動しておいて到着した町の名前などを入れて読むようにしています。そしてたまに航空写真モードに切り替えストリートビュー(大きな街、道)でみるともうあたかも現地で一緒に旅している気分にドップリ浸ってしまいます。頭の中に現地のイメージが直ぐに浮かび今日はここまで来たかとかおっ今日は休んでいるなとか、世界一周旅を共有させて貰っています。
ということでここ1~2か月は毎日南米(ボリビア、アルゼンチン、チリあたり)特にパタゴニアあたりの地図を毎日見ていますので、このあたりにすごく詳しくなりましたぁ。
そして昨年もう一つみつけました。
まぁ私も年齢も年齢なんで自転車で世界一周なんて夢のまた夢ていうかほぼ自殺行為といっても過言ではないんですが、そんななかこのブログは可能性を感じさせてくれる世界一周ブログです。上記の方たちとは少し色合いが違うんで別記したんですが、これがまぁスゴイんです……。
「世界ホームレス紀行」
氏名不詳、年齢60歳前後、北海道出身、概ね毎年11月から4月にかけて旅、ホームグランドは
タイ(スコータイ)、自転車旅時々バックパッカー、YouTubeに動画UP 、現在ビリビアあたり
基本チャリ旅、ヤド泊(テント泊)、外食なんですが元営業マンなんでしょうか旅の先ざきでの価格交渉(値切り)が良いですねぇ、ということで旅のスタイルはバイタリティ溢れるイケイケ旅、コミュニケーション能力が高いんでしょうか宿交渉、食事など現地の方が行くところにグイグイ入り込んで旅されています。そしてベネズエラ、南米ギアナからブラジルをチャリで行くなど普通チャリダーが行かないところにも分け入って行きます。
ブログは飾った表現などはあまりありません、ネズミ食べたりカエル食べたりで生々しいそして肉を切って血が流れるような情報などがダイレクトに書かれています。従って読む方がいろいろ取捨選択したり想像を膨らまして行間を埋めて読む必要があるかもです。
でも長く読んでいるとその表現が現地の本当の生の姿を現している感じがして、ひょっとしたら一番好きなブログかもしれません。
(旅先での限られた時間での入力のせいか変換ミスや入力ミスがあったり、文章と写真が別々だったりでちょっぴり読みずらいかも……、でもそこはYouTube動画でカバーしてますかね)
そんなこんなでこの冬はコタツに潜りながら頭の中で「世界一周」をしていたんですが少し暖かくなってきたんで「旅心」が擽られる今日この頃です。
次回に、つづく.
おもしろそうなブログですね。今晩からでも読んでみようと思います。
教えてくれてありがとうですm(__)m
ブログって素敵な出逢いです。
まぁ好き好きもありますので共感出来るかどうかはそれぞれだと思いますが、
これだけのたくさんのブログがあるなかで素敵なブログに出会うのはなかなか大変ですね。
ではでは。