置戸十勝石
9月23日(土)晴れのち曇り一時雨
5時起床、室内温度は12度ですのでたぶん外気温は10度以下です。寒いのでなかなか寝袋から出られず中でしばらくもぞもぞしていました。今日の探索は近場の予定ですので、いつもルーティンをこなして遅めの9時出発です。...
いきなりのひまわりのアップ写真ですが、北海道では8月ではなく季節外れの9月、10月にヒマワリの花をよく見かけます。
北海道車中泊の旅-199
ヒマワリの花とか実を目的に植えるのではなく、何て言いますか畑の土壌改善の肥料いわゆる緑肥として植えられます。緑肥として畑に植えられたヒマワリやキガラシはこの時期あちこちでよく見かけます。
北海道車中泊の旅-200
さて今日も十勝石の探索です。昨日は湧別川で上流の白滝からの転石を探したんですが今日は置戸町の山を探します。北海道の十勝石の産地はいくつかありまして、大きく白滝、十勝、置戸、赤井川の四つに分けられ四大産地と呼ばれています。そのうち白滝、十勝、赤井川の十勝石は数年前から探石して手元にあるんですが、置戸だけはまだゲット出来ていません。何度か探しているんですが欠片すら手に出来ていません。そんななか青森の「道の駅いなかだて」で車中泊した時に駐車場で知り合った方から、置戸十勝石の有力な情報を頂きました。ということで置戸町のとある山中にやって来ました。
北海道車中泊の旅-201
地図で概ね置戸町のそのエリアを確認してこの辺りと目星をつけ山に入り小さな沢を探索します。
北海道車中泊の旅-202
しばらく沢のあちこち探索したんですがこんな石しかありません。面白い石なんですが目的は十勝石、頂いた情報はガセだったんでしょうか。取り敢えず一旦上がって仕切り直しです。
北海道車中泊の旅-203
もう一度地図を確認して今度は先ほどのところから4~500m下流に目星をつけ再び探索です。ちょうど工事の掘削道路が山中に延びていましたので、そこに車を停めて探索開始です。車を降りて何気なくブルドーザーが削った足元の林道を見ると、泥を被っていますが黒っぽい感じの石が見えます。
北海道車中泊の旅-204
ひょっとしてまさかと思い沢の水で泥を落としてみると、紛れもなく十勝石です。置戸十勝石の特徴である白っぽい糸状のシラーと呼ばれる線もうっすらかすかに確認できます。置戸十勝石の中で特に真っ黒い石に白い糸状のシラーが入ったものや白っぽい気泡状のものが入ったものはあたかも銀色に見えることから、特別に「置戸銀」と呼ばれています。これはそこまでのものではないですが、紛れもなく以前から採取したかった置戸十勝石です。まさかこんなところでゲット出来るとは思いませんでした。
北海道車中泊の旅-205
採取した場所の目の前の沢なんですが水量が多く長靴では少し厳しい感じ、でもちょっとだけ探してみましょう。
北海道車中泊の旅-206
ウェーダーは使えないので淵のところを中心に探していると石だまりを発見、よく見ると十勝石の小さな欠片ががそこここにあります。この沢で間違いないようです。先ほどはガセなどと言ってしまってスミマセン、間違いなくありました。「道の駅いなかだて」で情報頂いた方、大変ありがとうございました。
探索を続けたかったんですが先ほど来から降っていた小雨が本降りになって来ましたので本日はここまで、2~3日後にまた来ることにしましょう。
北海道車中泊の旅-207
訓子府から無料の自動車専用道路で北見を通過して女満別に、ここまで来ると雨は上がっていました。観光成分の少ない私の旅なんですが、たまには観光をします。とはいっても道沿いにある場所なんでわざわざではなくついでにです。「めまんべつメルヘンの丘」、よく観光雑誌やパンフレットに載っているところです。
北海道車中泊の旅-208
お天気がいまいちでいい感じに撮れません。
北海道車中泊の旅-209
上手く撮れないのはお天気のせいではなく腕前かもしれません。
北海道車中泊の旅-210
そんなこんなで網走に、ここでガソリン補給してブックオフをちょこっと覗きさらに海沿いを進みます。
北海道車中泊の旅-211
15時「道の駅こしみず」に到着です。
北海道車中泊の旅-212
用事があるのは道の駅ではなくおとなりにある「モンベル」の方です。モンベルが国道沿いではありますが大きな店がほとんどないこんな場所に店を出しているのは謎です。確か秋田の「道の駅美郷」でも似たようなシチュエーションのモンベルの店舗を見かけました。
北海道車中泊の旅-213
でも店内は土曜日ということもあってかかなり混んでいます。店員さんを捕まえたかったんですがなかなか捕まらず、しばらくしてやっと捕まえて購入したいものを依頼です。購入したかったのはこれ「熊撃退スプレー」いわゆるベアスプレー、これ鍵のかかった展示ロッカーに格納されていて店員さんに頼まないと買えないんです。一応2025年11月までの使用期限を確認、あと3~4シーズンは使えそうです。今もベアスプレーは持っているんですが使用期限が2年前に切れっちゃっていまして、ち~とヤバイかなと思い購入した次第です。お値段もこんな小さなボトルなんですが10,000円ちょっと、輸入物らしくてお高いです。でもこれで羆のリスクを回避出来れば安いもの、ミッション完了です。
北海道車中泊の旅-214
道の駅小清水を過ぎると正面に斜里岳の雄姿が見えて来るんですが、今日は残念ながら雲を被っています。
北海道車中泊の旅-215
16時「道の駅さっつる」に到着です。「道の駅あばしり」か「道の駅しゃり」にしようかなと思ったんですが、なぜかここに来てしまいます。不思議です。
北海道車中泊の旅-216
車を停めてふと後ろを振り返ると先ほどまで雲を被ってご機嫌斜めだった斜里岳が、少しだけ顔を見せてくれています。「また来たな」と言ってくれているようです。
北海道車中泊の旅-217
雨のなか山中で探石しましたので早速お風呂に入って汗を流します。
北海道車中泊の旅-218
「道の駅さっつる」、陽が落ちてからのこのライトアップが何とも言えません。何度見ても何とも心温まる光景です。今日は念願だった置戸十勝石に出会うことが出来てすごくいい気分、寝袋に入り目を瞑ると十勝石がキラキラ黒光りして輝いています。そんな「道の駅さっつる」の夜が静かに更けて行きました。
12日目 「道の駅おんねゆ温泉」⇒「道の駅さっつる」 170km 計2,271㎞
北海道車中泊の旅(2023年‐1) 出発
北海道車中泊の旅(2023年‐2) 東北移動
北海道車中泊の旅(2023年‐3) 北海道上陸
北海道車中泊の旅(2023年‐4) いつもの場所へ
北海道車中泊の旅(2023年‐5) 神居古潭石
北海道車中泊の旅(2023年‐6) 神居古潭石Ⅱ
北海道車中泊の旅(2023年‐7) 望来メノウ
北海道車中泊の旅(2023年‐8)) 2匹目のドジョウ
北海道車中泊の旅(2023年‐9) サンダーストーム
北海道車中泊の旅(2023年‐10) 枝幸メノウ
北海道車中泊の旅(2023年‐11) 湧別川の
9月23日(土)晴れのち曇り一時雨
5時起床、室内温度は12度ですのでたぶん外気温は10度以下です。寒いのでなかなか寝袋から出られず中でしばらくもぞもぞしていました。今日の探索は近場の予定ですので、いつもルーティンをこなして遅めの9時出発です。...
いきなりのひまわりのアップ写真ですが、北海道では8月ではなく季節外れの9月、10月にヒマワリの花をよく見かけます。
北海道車中泊の旅-199
ヒマワリの花とか実を目的に植えるのではなく、何て言いますか畑の土壌改善の肥料いわゆる緑肥として植えられます。緑肥として畑に植えられたヒマワリやキガラシはこの時期あちこちでよく見かけます。
北海道車中泊の旅-200
さて今日も十勝石の探索です。昨日は湧別川で上流の白滝からの転石を探したんですが今日は置戸町の山を探します。北海道の十勝石の産地はいくつかありまして、大きく白滝、十勝、置戸、赤井川の四つに分けられ四大産地と呼ばれています。そのうち白滝、十勝、赤井川の十勝石は数年前から探石して手元にあるんですが、置戸だけはまだゲット出来ていません。何度か探しているんですが欠片すら手に出来ていません。そんななか青森の「道の駅いなかだて」で車中泊した時に駐車場で知り合った方から、置戸十勝石の有力な情報を頂きました。ということで置戸町のとある山中にやって来ました。
北海道車中泊の旅-201
地図で概ね置戸町のそのエリアを確認してこの辺りと目星をつけ山に入り小さな沢を探索します。
北海道車中泊の旅-202
しばらく沢のあちこち探索したんですがこんな石しかありません。面白い石なんですが目的は十勝石、頂いた情報はガセだったんでしょうか。取り敢えず一旦上がって仕切り直しです。
北海道車中泊の旅-203
もう一度地図を確認して今度は先ほどのところから4~500m下流に目星をつけ再び探索です。ちょうど工事の掘削道路が山中に延びていましたので、そこに車を停めて探索開始です。車を降りて何気なくブルドーザーが削った足元の林道を見ると、泥を被っていますが黒っぽい感じの石が見えます。
北海道車中泊の旅-204
ひょっとしてまさかと思い沢の水で泥を落としてみると、紛れもなく十勝石です。置戸十勝石の特徴である白っぽい糸状のシラーと呼ばれる線もうっすらかすかに確認できます。置戸十勝石の中で特に真っ黒い石に白い糸状のシラーが入ったものや白っぽい気泡状のものが入ったものはあたかも銀色に見えることから、特別に「置戸銀」と呼ばれています。これはそこまでのものではないですが、紛れもなく以前から採取したかった置戸十勝石です。まさかこんなところでゲット出来るとは思いませんでした。
北海道車中泊の旅-205
採取した場所の目の前の沢なんですが水量が多く長靴では少し厳しい感じ、でもちょっとだけ探してみましょう。
北海道車中泊の旅-206
ウェーダーは使えないので淵のところを中心に探していると石だまりを発見、よく見ると十勝石の小さな欠片ががそこここにあります。この沢で間違いないようです。先ほどはガセなどと言ってしまってスミマセン、間違いなくありました。「道の駅いなかだて」で情報頂いた方、大変ありがとうございました。
探索を続けたかったんですが先ほど来から降っていた小雨が本降りになって来ましたので本日はここまで、2~3日後にまた来ることにしましょう。
北海道車中泊の旅-207
訓子府から無料の自動車専用道路で北見を通過して女満別に、ここまで来ると雨は上がっていました。観光成分の少ない私の旅なんですが、たまには観光をします。とはいっても道沿いにある場所なんでわざわざではなくついでにです。「めまんべつメルヘンの丘」、よく観光雑誌やパンフレットに載っているところです。
北海道車中泊の旅-208
お天気がいまいちでいい感じに撮れません。
北海道車中泊の旅-209
上手く撮れないのはお天気のせいではなく腕前かもしれません。
北海道車中泊の旅-210
そんなこんなで網走に、ここでガソリン補給してブックオフをちょこっと覗きさらに海沿いを進みます。
北海道車中泊の旅-211
15時「道の駅こしみず」に到着です。
北海道車中泊の旅-212
用事があるのは道の駅ではなくおとなりにある「モンベル」の方です。モンベルが国道沿いではありますが大きな店がほとんどないこんな場所に店を出しているのは謎です。確か秋田の「道の駅美郷」でも似たようなシチュエーションのモンベルの店舗を見かけました。
北海道車中泊の旅-213
でも店内は土曜日ということもあってかかなり混んでいます。店員さんを捕まえたかったんですがなかなか捕まらず、しばらくしてやっと捕まえて購入したいものを依頼です。購入したかったのはこれ「熊撃退スプレー」いわゆるベアスプレー、これ鍵のかかった展示ロッカーに格納されていて店員さんに頼まないと買えないんです。一応2025年11月までの使用期限を確認、あと3~4シーズンは使えそうです。今もベアスプレーは持っているんですが使用期限が2年前に切れっちゃっていまして、ち~とヤバイかなと思い購入した次第です。お値段もこんな小さなボトルなんですが10,000円ちょっと、輸入物らしくてお高いです。でもこれで羆のリスクを回避出来れば安いもの、ミッション完了です。
北海道車中泊の旅-214
道の駅小清水を過ぎると正面に斜里岳の雄姿が見えて来るんですが、今日は残念ながら雲を被っています。
北海道車中泊の旅-215
16時「道の駅さっつる」に到着です。「道の駅あばしり」か「道の駅しゃり」にしようかなと思ったんですが、なぜかここに来てしまいます。不思議です。
北海道車中泊の旅-216
車を停めてふと後ろを振り返ると先ほどまで雲を被ってご機嫌斜めだった斜里岳が、少しだけ顔を見せてくれています。「また来たな」と言ってくれているようです。
北海道車中泊の旅-217
雨のなか山中で探石しましたので早速お風呂に入って汗を流します。
北海道車中泊の旅-218
「道の駅さっつる」、陽が落ちてからのこのライトアップが何とも言えません。何度見ても何とも心温まる光景です。今日は念願だった置戸十勝石に出会うことが出来てすごくいい気分、寝袋に入り目を瞑ると十勝石がキラキラ黒光りして輝いています。そんな「道の駅さっつる」の夜が静かに更けて行きました。
12日目 「道の駅おんねゆ温泉」⇒「道の駅さっつる」 170km 計2,271㎞
北海道車中泊の旅(2023年‐1) 出発
北海道車中泊の旅(2023年‐2) 東北移動
北海道車中泊の旅(2023年‐3) 北海道上陸
北海道車中泊の旅(2023年‐4) いつもの場所へ
北海道車中泊の旅(2023年‐5) 神居古潭石
北海道車中泊の旅(2023年‐6) 神居古潭石Ⅱ
北海道車中泊の旅(2023年‐7) 望来メノウ
北海道車中泊の旅(2023年‐8)) 2匹目のドジョウ
北海道車中泊の旅(2023年‐9) サンダーストーム
北海道車中泊の旅(2023年‐10) 枝幸メノウ
北海道車中泊の旅(2023年‐11) 湧別川の
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