10月1日(土)6時30分 道の駅「オホーツク紋別」 出発
「人生初のコインランドリー」
早寝早起きは相変わらずです、ということで4時ぐらいに目が覚め洗顔、歯磨きを済ませ道の駅周辺を散歩しました。朝の道の駅はこんな感じです、昨日停めた時は数台だったんですが何台か増えているようでした、トラックも停まっていましたがまぁ静かでした。この近くに「紋別海洋公園(キャンプ場)」というところがありそこの駐車場でも車中泊出来るという情報も持っていたんですが暗くて場所が判りませんでした。(年間使用料400円)
でもこんな感じでしたら道の駅でも全然OKでした。
「道の駅オホーツク紋別」1
(バナーをポッチンとクリックして頂くとブログランキングが表示されます。現在「茨城」3位、「生き方」2位あたりで~す。緑と青のバナーを1日1回クリックして頂くと順位に反映されますので、宜しくお願いしま~す。)
本日のスケジュール先ずは「洗濯」です、スマホで紋別市の「コインランドリー」をチェック、住所をナビに入れ紋別市内をウロウロ何とか辿り着けました。
「コインランドリー スキル 紋別店」 営業時間 6時00分~24時00分
「コインランドリー スキル 紋別店」-1
私自慢ではありませんがコインランドリー初めてです、ということでチンプンカンプン。店内を見ると洗濯機が数台、全自動機が5~6台、乾燥機が同じく5~6台、さぁさぁどうしましょう。
当然「全自動機」の選択なんですが何か書いてあります、なになに。
① 洗濯ものを入れる
② コースを選択 60分 40分(少量)
③ 硬貨(カード)投入
問題はこの「少量」ですねぇ、何キロとか書いてないんですよぉ???
悩んでいると単身赴任のサラリーマン風の方が入ってきました。手際良くさっさと洗濯物をドラムに入れカードを投入し洗濯を始めました。
もう、仕方ないんでちょっと聞いちゃうことに、すると丁寧に教えてくれました。まず初めに「ドラム洗浄」のボタンを押す、次に洗濯物を投入しトビラをきちんとロック、そして少量なんですがこれは洗濯の時間は同じなんですが乾燥の時間が短いとのことまぁ生乾きのケースもあるんで60分の方がいいでしょうということで60分コース選択、そして100円玉を10枚投入、これでエブリスイングOK、後は60分待つだけ、ほっ、一安心、感謝です。
待ってる一時間って結構長いんですよねぇ、でもうまい具合にコインランドリーの反対側がセイコマ、ここでコーヒーとおにぎりを買って朝食、そして車内の整理、本日のスケジュールなどをバタバタやっていましたら先ほどの方が戻って来ました。おっともう一時間たったようです、その方は可動式のカゴをドラムの前に押して来てその中に洗濯物を取り出しテーブルに移動、そこで手早くたたんで袋に入れて帰って行きました。
「いろいろありがとうございましたぁ」
「お気をつけて、じゃぁ」
私も見よう見まねで同じように洗濯物を整理、何とか「洗濯」完了で~す。(これでもう次回はもう無敵です)
「コインランドリー スキル 紋別店」-2
「忘れ物を取りに100km戻る」
昨日枝幸町の「幌別川」を探索したんですがここがどうにも気になって気になって本日は紋別から100kmわざわざ戻ることにしました。昨日の探索で河口付近は川幅が広くて近づけないことが判っていましたので、今日は上流部をチェックすることにしました。
ということで枝幸町乙忠部というところを左折、道道1023号で歌登方面に向かいました。
もう全くの山道なんですが、途中左手方向に小さな橋が見えました、ここで何かビビッと感じました、車を降りて行って見ることに。
「乙忠部(おっちゅうべ)川」
やっぱりです、カラフトマスです。5~6匹が産卵中でした、上流にも下流にもいました。
他人の恋路ですので邪魔しないようにそうっと橋の上からしばし覗き見です。
やっぱ、自然っていいですねぇ!
「カラフトマス」 乙忠部川
どんどん進むと道道120号にここを右折です。途中川原に下りられる川が、たぶん幌別川上流の「ペンケナイ川」かその支流、チェックしてみましたが「めのう」らしきものは見当たりませんでした。
こりゃ、アテが外れたかなぁ、残念です、折角100km戻ってきたのに。
「ペンケナイ川支流?」 乙忠部川
そしてここです、ここ。
目的地ではないんですが、「メノウ探し」をしていなければ宿代を節約している私が泊まってみようかなと思ったホテルです。周りを山に囲まれたな~~~んにもないところなんですが、タイ人が年間2,000人も泊まりにやって来るそうです。
ここは先ほどのカラフトマスの写真で判ると思いますがすごく自然豊かなところですが、言い方を変えれば本当に何もないところで旭川からバスで3時間かかる山間僻地もいいところです。オホーツクの海岸線を走る幹線道からも20kmも内陸に入ります。
そんなアクセスが悪く、観光資源も何もない町に年間2,000人ものタイ人が、マジックスポットです。
どうも相手に響く「おもてなし」ってヤツがタイ人の間に口コミで拡がった結果らしいです。
・タイ人の富裕層の「日本を丸ごと楽しみたい」というニーズに柔軟に対応
・流しそうめん、和服・浴衣体験やナイトサファリなど様々なコンテンツを提供
でも一方で地元にもきちんと対応しているとのことですから凄いです。
ということで山の中に「本物」がありそうでしたので実際に自分の目で見て確かめたかったんですが、今回は「めのう」優先ですので。(ここから7~800mさらに入ったところらしいんで覗いてみようと思ったんですが時間が…、次回です。)
うたのぼり健康回復村「うたのぼりグリーンパークホテル」
シングル2食付き7,300円(掲載日現在)
「うたのぼりグリーンパークホテル」(進行方向反対から)
「とある川のメノウ」
そして「歌登市街地」にぶつかり右折、幌別川本流と並行してはしっている道道12号を枝幸町方面に下ります。
3~4km下ったあたりでしょうか目印のトンネルを抜けると目的のその川がありました、「とある川」。
「とある川」-1
でも、でも、でも高~いです。川面まで20m以上はありそうですねぇ。
「とある川」-2
まぁあらかじめ下調べした時に地図で「等高線がきついなぁ」ということでダメかもしれないとは思っていました。
車を橋から200mぐらい離れたパーキングスポットに停めて周囲を探索してみると、なんとなんと幌別川本流と道路の間に草で覆われていますが道らしきものが、そこをかき分け進んでいくと某某川の土手に辿り着きました、橋は架かっていませんが反対側の土手にも道らしきものが続いています、旧道なんですかねぇ。
「とある川」-3
そしてぶつかったところの急な土手(まだ5mぐらいありましたか)を滑り落ちるように下ると川底に何とか辿り着くことが出来ました。
「とある川」-4(下流方向)
そしてここは凄かったです、下の写真の見える範囲で5~60匹のカラフトマスがバシャバシャやっています。
「とある川」-5(上流方向)
こんな感じです、近づいても子孫繁栄作業に夢中、逃げる気配は全くありません。
ひょっとしたら手で掴めたかも、壮観です。
「とある川」-6
あっちでもこっちでも10匹ぐらいずつ固まって産卵中です。
「とある川」-7
わが故郷の久慈川でシロザケ(普通の鮭)の産卵を毎年見ていますが、数が違います、圧倒的迫力です、スンゴイです。タモ網があれば間違いなく私でもすくえます。
「とある川」-7
おっとぉそうです、目当ては「カラフトマス」ではなく「めのう」の方でしたぁ。
(ここは下調べの時ネットで地層を分析したとある古い文献を発見、その中に「某川でメノウを採掘して…」の一行を見つけてしまい、これは是非とも探索してみなければということで、「忘れ物を取りに100km戻る」決断をした由です。)
カラフトマスがバシャバシャやっている傍の石を探索してみると、ざっくざくって感じではありませんが、予想通りこぶし大のそこそこの「めのう」がありました。
そして下を向いて目を皿のようにしてめのうを探している時に川原に頭のないカラフトマスを発見してしまいましたぁ。げぇっ、思わず周囲を見渡すと両岸は大きなフキやら笹、灌木がうっそうと生い茂っています。思わずポケットの「熊よけスプレー」をギュッと握りしめて熊鈴をリンリン鳴らしてしまいました。ここで気づきました、川の流れの音が大きくて熊鈴の音を吸い込んで消してしまっています、周りには響いていません。頭上の橋を車が通っているとはいえ、思わず背中に冷たいものがすうーっと……。
「とある川」-8
本当は下の写真の倒木の先あたりを行けるところまで遡上してもっと捜したかったんですが、意思に反して足が前に出ませんでしたぁ。
(ヒザが固まってすくんでしまいオシッコちびりそうになったのはここだけの話です。)
今思うとこの先には手つかずのメノウがたぶんあったような……、「後の祭り」なのか「命あっての物種」なのか、どっちだったんでしょうかねぇ。
「とある川」-9
そんな状況で見つけた「忘れ物」です。
10cm以上はあるかなぁ、こんな大きな「ポンポコ(仏頭)めのう」見たときありません。
「とある川めのう」-1
それ以外の「忘れ物」も、そこそこの大きさでまぁまぁのヤツが、赤いのは変わっている石だなぁということで。
「とある川めのう」-2
たぶん時間的には1時間もいなかったのではないかと思いますが、長い長い時間いたように感じられました。もう目的は達しましたんで逃げ帰るように後ろを頻繁に振り返りながら駐車スポットまで戻りました。
(この旅を通してここが一番熊のリスク、恐怖を感じました、というのもエサとなる「カラフトマス」がこれだけいましたから…。後で地元の人に聞いたんですが頭のないマスは熊じゃないヤツが食べたんだろうということでした。熊はどちらかというとお腹から食べるそうです。)
ザックを下ろし長靴を靴に履き替えていると汗がどっと噴き出して来ました、ペットボトルの水をゴクゴク飲んで何とか落ち着きました。
すると何か急にお腹が空いてきましたぁ、先ほど山に入る前の雄武のセイコマで弁当を買っておきましたので少し早いですが昼食です。
100kmとおまわり(往復200km)しましたが、甲斐がありました。
ということで戻ること。
「幌別川」-1
上から眺めるとここもありそうな感じですねぇ、先ほどの「とある川」が注ぎ込んでいる「幌別川」です。
でも今日はこの川原に下りるエネルギーは空っぽ、もう残っていませ~ん。
「幌別川」-2
枝幸町の町に入らずショートカットしてR238に向かいます。
途中、牧草地では冬に向かって作られた牧草ロールがた~くさんありました。
ちょっとカラフルでいい感じでしたので、パチリです。
「牧草ロール」
まぁ、牧草だけでもアレなんで、牛さんも。
「牛」-1
何か1頭に睨みつけられてしまいました、ちょっと怖かったんで退散です。
「牛」-2
R238を南下、途中の駐車スペースで休憩、相変わらず穏やかで青いオホーツク海です。
「オホーツク海」
そして足元ではハマナスの花が待っていてくれたかのように「一輪」。
「ハマナス」-1
そしてハマナスの実も熟して真っ赤に。
(とある宿で、いやぁ今年はハマナスの花(5~8月)見られないと思っていたら待っていてくれましたよぉって言ったら、ハマナスの花は待っていてくれたんではなく温度とか湿度とか一定の条件に達すると狂い咲きするそうです、勘違いですね、ついでにハマナスの実は何ににも使えないそうです。)
「ハマナス」-2
そしてさらに南下、まだ陽が高いんでちょっと欲張ってサロマ湖「三里浜海岸」に、この案内板の先の方がキャンプ場、私が用事があるのは左手にある海岸の方です。
「三里浜海岸」-1
そうこの海岸でめのうが採れるそうですので、ちょこっと探索。
「三里浜海岸」-2
まぁ広いです、サケ釣りの竿も何本か、砂州の先っぽのところがオホーツク海とサロマ湖がつながっているところらしいです、あそこまではとても歩けませ~ん。
「三里浜海岸」-3
足跡もた~くさん、そういえば今日は土曜日、みなさん「メノウ探し」したんですかねぇ。
「三里浜海岸」-4
で結果はこんな感じですかねぇ、純粋のメノウは小さいのが2~3つですかねぇ。
「三里浜めのう」
まぁ、ここにもあることが確認できましたんで帰ります、サロマ湖のススキが夕陽を受け優雅に風にそよいでいます。
「サロマ湖」-1
サロマ湖でっかいですねぇ、ちょうど夕陽が沈み始めました。
「サロマ湖」-2
今日は「冷や汗」をたっぷりかきましたんで近くにある道の駅「かみゆうべつ温泉チューリップの湯」に立ち寄りました。ここも人気の温泉らしく夕方近くということで地元の方を中心に結構賑わっていました。施設も綺麗で露天風呂もあり良かったです。
道の駅「かみゆうべつ温泉チューリップの湯」-1
駐車場もきれいでここでの車中泊もいい感じが、でも今日はまたまた旅人宿を予約していますので、パスです。
道の駅「かみゆうべつ温泉チューリップの湯」-2
この旅の大まかなイメージでは宿泊りは2泊の予定でここは予定に入っていなかったんですが、旅人宿「ばっかす」でここのオーナー夫妻と同宿、そして旅のルートもこの宿の真ん前を通りますんで、そういったこともあり泊まることにしました。(まぁ同宿の時、「お邪魔するかも?」とお話していましたので。)
ここも「ばっかす」さんと同じように男女別相部屋の民宿です。(サロマ湖の三里浜にいたんで近くだろうと思っていたんですがサロマ湖デカいです、到着が暗くなってしまいましたぁ。)
サロマ湖ゲストハウス「さろまにあん」 佐呂間町浜佐呂間86-3
ドミトリー 2食付き 5,400円
「さろまにあん」-1(到着が遅く翌日早朝の写真です)
今回私が泊まった部屋は2段ベッドが3つ入った6人部屋、本日の泊まりは3人でした。
個人的感想ですが「さろまにあん」さんの方が2段ベッドということでどちらかというと昔のユースっぽいスタイルですかねぇ、でももちろんお酒も飲めます。建物は結構大きい感じがしました。食事はもちろん手造り、こんな感じで美味しかったです。
「さろまにあん」-2
この後は旅人宿恒例の懇親会、宿泊者4名とオーナー夫妻、スタッフさんたちと、一期一会の語らいです。
今日は私以外はライダーさんで、みなさんこだわりのバイクを乗ってられました。
毎年こうした馴染みの旅人宿をバイクで巡回されている方、未明に小樽に上陸「稚内」を経由してここまで吹っ飛んでこられた方(何かお仕事の都合で弾丸ツーリングらしく私も現役の時の旅はそうでしたから気持ちがすごく判ります。)、地元の方で最近こうした宿を訪ね始めた方、ここでもいろんな旅のスタイルを教えて頂きました。
「さろまにあん」-3
今日は人生初めてのコインランドリーを経験、そして「100km」戻り「忘れ物」を見つけられました、予定になかった宿泊ですがあったかい食事って素直に美味しいなぁと思いました。
そして静かな森に囲まれたサロマ湖畔の夜が静かに更けていきました。
9日目終了。
9月30日 道の駅「オホーツク紋別」 ⇒ ゲストハウス「さろまにあん」 走行距離 353km (累積 2,532km)
次回に、つづく。
(バナーをポッチンとクリックして頂くとブログランキングが表示されます。現在「茨城」3位、「生き方」2位あたりで~す。緑と黄色のバナーを1日1回クリックして頂くと順位に反映されますので、宜しくお願いしま~す。)
「人生初のコインランドリー」
早寝早起きは相変わらずです、ということで4時ぐらいに目が覚め洗顔、歯磨きを済ませ道の駅周辺を散歩しました。朝の道の駅はこんな感じです、昨日停めた時は数台だったんですが何台か増えているようでした、トラックも停まっていましたがまぁ静かでした。この近くに「紋別海洋公園(キャンプ場)」というところがありそこの駐車場でも車中泊出来るという情報も持っていたんですが暗くて場所が判りませんでした。(年間使用料400円)
でもこんな感じでしたら道の駅でも全然OKでした。
「道の駅オホーツク紋別」1
(バナーをポッチンとクリックして頂くとブログランキングが表示されます。現在「茨城」3位、「生き方」2位あたりで~す。緑と青のバナーを1日1回クリックして頂くと順位に反映されますので、宜しくお願いしま~す。)
本日のスケジュール先ずは「洗濯」です、スマホで紋別市の「コインランドリー」をチェック、住所をナビに入れ紋別市内をウロウロ何とか辿り着けました。
「コインランドリー スキル 紋別店」 営業時間 6時00分~24時00分
「コインランドリー スキル 紋別店」-1
私自慢ではありませんがコインランドリー初めてです、ということでチンプンカンプン。店内を見ると洗濯機が数台、全自動機が5~6台、乾燥機が同じく5~6台、さぁさぁどうしましょう。
当然「全自動機」の選択なんですが何か書いてあります、なになに。
① 洗濯ものを入れる
② コースを選択 60分 40分(少量)
③ 硬貨(カード)投入
問題はこの「少量」ですねぇ、何キロとか書いてないんですよぉ???
悩んでいると単身赴任のサラリーマン風の方が入ってきました。手際良くさっさと洗濯物をドラムに入れカードを投入し洗濯を始めました。
もう、仕方ないんでちょっと聞いちゃうことに、すると丁寧に教えてくれました。まず初めに「ドラム洗浄」のボタンを押す、次に洗濯物を投入しトビラをきちんとロック、そして少量なんですがこれは洗濯の時間は同じなんですが乾燥の時間が短いとのことまぁ生乾きのケースもあるんで60分の方がいいでしょうということで60分コース選択、そして100円玉を10枚投入、これでエブリスイングOK、後は60分待つだけ、ほっ、一安心、感謝です。
待ってる一時間って結構長いんですよねぇ、でもうまい具合にコインランドリーの反対側がセイコマ、ここでコーヒーとおにぎりを買って朝食、そして車内の整理、本日のスケジュールなどをバタバタやっていましたら先ほどの方が戻って来ました。おっともう一時間たったようです、その方は可動式のカゴをドラムの前に押して来てその中に洗濯物を取り出しテーブルに移動、そこで手早くたたんで袋に入れて帰って行きました。
「いろいろありがとうございましたぁ」
「お気をつけて、じゃぁ」
私も見よう見まねで同じように洗濯物を整理、何とか「洗濯」完了で~す。(これでもう次回はもう無敵です)
「コインランドリー スキル 紋別店」-2
「忘れ物を取りに100km戻る」
昨日枝幸町の「幌別川」を探索したんですがここがどうにも気になって気になって本日は紋別から100kmわざわざ戻ることにしました。昨日の探索で河口付近は川幅が広くて近づけないことが判っていましたので、今日は上流部をチェックすることにしました。
ということで枝幸町乙忠部というところを左折、道道1023号で歌登方面に向かいました。
もう全くの山道なんですが、途中左手方向に小さな橋が見えました、ここで何かビビッと感じました、車を降りて行って見ることに。
「乙忠部(おっちゅうべ)川」
やっぱりです、カラフトマスです。5~6匹が産卵中でした、上流にも下流にもいました。
他人の恋路ですので邪魔しないようにそうっと橋の上からしばし覗き見です。
やっぱ、自然っていいですねぇ!
「カラフトマス」 乙忠部川
どんどん進むと道道120号にここを右折です。途中川原に下りられる川が、たぶん幌別川上流の「ペンケナイ川」かその支流、チェックしてみましたが「めのう」らしきものは見当たりませんでした。
こりゃ、アテが外れたかなぁ、残念です、折角100km戻ってきたのに。
「ペンケナイ川支流?」 乙忠部川
そしてここです、ここ。
目的地ではないんですが、「メノウ探し」をしていなければ宿代を節約している私が泊まってみようかなと思ったホテルです。周りを山に囲まれたな~~~んにもないところなんですが、タイ人が年間2,000人も泊まりにやって来るそうです。
ここは先ほどのカラフトマスの写真で判ると思いますがすごく自然豊かなところですが、言い方を変えれば本当に何もないところで旭川からバスで3時間かかる山間僻地もいいところです。オホーツクの海岸線を走る幹線道からも20kmも内陸に入ります。
そんなアクセスが悪く、観光資源も何もない町に年間2,000人ものタイ人が、マジックスポットです。
どうも相手に響く「おもてなし」ってヤツがタイ人の間に口コミで拡がった結果らしいです。
・タイ人の富裕層の「日本を丸ごと楽しみたい」というニーズに柔軟に対応
・流しそうめん、和服・浴衣体験やナイトサファリなど様々なコンテンツを提供
でも一方で地元にもきちんと対応しているとのことですから凄いです。
ということで山の中に「本物」がありそうでしたので実際に自分の目で見て確かめたかったんですが、今回は「めのう」優先ですので。(ここから7~800mさらに入ったところらしいんで覗いてみようと思ったんですが時間が…、次回です。)
うたのぼり健康回復村「うたのぼりグリーンパークホテル」
シングル2食付き7,300円(掲載日現在)
「うたのぼりグリーンパークホテル」(進行方向反対から)
「とある川のメノウ」
そして「歌登市街地」にぶつかり右折、幌別川本流と並行してはしっている道道12号を枝幸町方面に下ります。
3~4km下ったあたりでしょうか目印のトンネルを抜けると目的のその川がありました、「とある川」。
「とある川」-1
でも、でも、でも高~いです。川面まで20m以上はありそうですねぇ。
「とある川」-2
まぁあらかじめ下調べした時に地図で「等高線がきついなぁ」ということでダメかもしれないとは思っていました。
車を橋から200mぐらい離れたパーキングスポットに停めて周囲を探索してみると、なんとなんと幌別川本流と道路の間に草で覆われていますが道らしきものが、そこをかき分け進んでいくと某某川の土手に辿り着きました、橋は架かっていませんが反対側の土手にも道らしきものが続いています、旧道なんですかねぇ。
「とある川」-3
そしてぶつかったところの急な土手(まだ5mぐらいありましたか)を滑り落ちるように下ると川底に何とか辿り着くことが出来ました。
「とある川」-4(下流方向)
そしてここは凄かったです、下の写真の見える範囲で5~60匹のカラフトマスがバシャバシャやっています。
「とある川」-5(上流方向)
こんな感じです、近づいても子孫繁栄作業に夢中、逃げる気配は全くありません。
ひょっとしたら手で掴めたかも、壮観です。
「とある川」-6
あっちでもこっちでも10匹ぐらいずつ固まって産卵中です。
「とある川」-7
わが故郷の久慈川でシロザケ(普通の鮭)の産卵を毎年見ていますが、数が違います、圧倒的迫力です、スンゴイです。タモ網があれば間違いなく私でもすくえます。
「とある川」-7
おっとぉそうです、目当ては「カラフトマス」ではなく「めのう」の方でしたぁ。
(ここは下調べの時ネットで地層を分析したとある古い文献を発見、その中に「某川でメノウを採掘して…」の一行を見つけてしまい、これは是非とも探索してみなければということで、「忘れ物を取りに100km戻る」決断をした由です。)
カラフトマスがバシャバシャやっている傍の石を探索してみると、ざっくざくって感じではありませんが、予想通りこぶし大のそこそこの「めのう」がありました。
そして下を向いて目を皿のようにしてめのうを探している時に川原に頭のないカラフトマスを発見してしまいましたぁ。げぇっ、思わず周囲を見渡すと両岸は大きなフキやら笹、灌木がうっそうと生い茂っています。思わずポケットの「熊よけスプレー」をギュッと握りしめて熊鈴をリンリン鳴らしてしまいました。ここで気づきました、川の流れの音が大きくて熊鈴の音を吸い込んで消してしまっています、周りには響いていません。頭上の橋を車が通っているとはいえ、思わず背中に冷たいものがすうーっと……。
「とある川」-8
本当は下の写真の倒木の先あたりを行けるところまで遡上してもっと捜したかったんですが、意思に反して足が前に出ませんでしたぁ。
(ヒザが固まってすくんでしまいオシッコちびりそうになったのはここだけの話です。)
今思うとこの先には手つかずのメノウがたぶんあったような……、「後の祭り」なのか「命あっての物種」なのか、どっちだったんでしょうかねぇ。
「とある川」-9
そんな状況で見つけた「忘れ物」です。
10cm以上はあるかなぁ、こんな大きな「ポンポコ(仏頭)めのう」見たときありません。
「とある川めのう」-1
それ以外の「忘れ物」も、そこそこの大きさでまぁまぁのヤツが、赤いのは変わっている石だなぁということで。
「とある川めのう」-2
たぶん時間的には1時間もいなかったのではないかと思いますが、長い長い時間いたように感じられました。もう目的は達しましたんで
(この旅を通してここが一番熊のリスク、恐怖を感じました、というのもエサとなる「カラフトマス」がこれだけいましたから…。後で地元の人に聞いたんですが頭のないマスは熊じゃないヤツが食べたんだろうということでした。熊はどちらかというとお腹から食べるそうです。)
ザックを下ろし長靴を靴に履き替えていると汗がどっと噴き出して来ました、ペットボトルの水をゴクゴク飲んで何とか落ち着きました。
すると何か急にお腹が空いてきましたぁ、先ほど山に入る前の雄武のセイコマで弁当を買っておきましたので少し早いですが昼食です。
100kmとおまわり(往復200km)しましたが、甲斐がありました。
ということで戻ること。
「幌別川」-1
上から眺めるとここもありそうな感じですねぇ、先ほどの「とある川」が注ぎ込んでいる「幌別川」です。
でも今日はこの川原に下りるエネルギーは空っぽ、もう残っていませ~ん。
「幌別川」-2
枝幸町の町に入らずショートカットしてR238に向かいます。
途中、牧草地では冬に向かって作られた牧草ロールがた~くさんありました。
ちょっとカラフルでいい感じでしたので、パチリです。
「牧草ロール」
まぁ、牧草だけでもアレなんで、牛さんも。
「牛」-1
何か1頭に睨みつけられてしまいました、ちょっと怖かったんで退散です。
「牛」-2
R238を南下、途中の駐車スペースで休憩、相変わらず穏やかで青いオホーツク海です。
「オホーツク海」
そして足元ではハマナスの花が待っていてくれたかのように「一輪」。
「ハマナス」-1
そしてハマナスの実も熟して真っ赤に。
(とある宿で、いやぁ今年はハマナスの花(5~8月)見られないと思っていたら待っていてくれましたよぉって言ったら、ハマナスの花は待っていてくれたんではなく温度とか湿度とか一定の条件に達すると狂い咲きするそうです、勘違いですね、ついでにハマナスの実は何ににも使えないそうです。)
「ハマナス」-2
そしてさらに南下、まだ陽が高いんでちょっと欲張ってサロマ湖「三里浜海岸」に、この案内板の先の方がキャンプ場、私が用事があるのは左手にある海岸の方です。
「三里浜海岸」-1
そうこの海岸でめのうが採れるそうですので、ちょこっと探索。
「三里浜海岸」-2
まぁ広いです、サケ釣りの竿も何本か、砂州の先っぽのところがオホーツク海とサロマ湖がつながっているところらしいです、あそこまではとても歩けませ~ん。
「三里浜海岸」-3
足跡もた~くさん、そういえば今日は土曜日、みなさん「メノウ探し」したんですかねぇ。
「三里浜海岸」-4
で結果はこんな感じですかねぇ、純粋のメノウは小さいのが2~3つですかねぇ。
「三里浜めのう」
まぁ、ここにもあることが確認できましたんで帰ります、サロマ湖のススキが夕陽を受け優雅に風にそよいでいます。
「サロマ湖」-1
サロマ湖でっかいですねぇ、ちょうど夕陽が沈み始めました。
「サロマ湖」-2
今日は「冷や汗」をたっぷりかきましたんで近くにある道の駅「かみゆうべつ温泉チューリップの湯」に立ち寄りました。ここも人気の温泉らしく夕方近くということで地元の方を中心に結構賑わっていました。施設も綺麗で露天風呂もあり良かったです。
道の駅「かみゆうべつ温泉チューリップの湯」-1
駐車場もきれいでここでの車中泊もいい感じが、でも今日はまたまた旅人宿を予約していますので、パスです。
道の駅「かみゆうべつ温泉チューリップの湯」-2
この旅の大まかなイメージでは宿泊りは2泊の予定でここは予定に入っていなかったんですが、旅人宿「ばっかす」でここのオーナー夫妻と同宿、そして旅のルートもこの宿の真ん前を通りますんで、そういったこともあり泊まることにしました。(まぁ同宿の時、「お邪魔するかも?」とお話していましたので。)
ここも「ばっかす」さんと同じように男女別相部屋の民宿です。(サロマ湖の三里浜にいたんで近くだろうと思っていたんですがサロマ湖デカいです、到着が暗くなってしまいましたぁ。)
サロマ湖ゲストハウス「さろまにあん」 佐呂間町浜佐呂間86-3
ドミトリー 2食付き 5,400円
「さろまにあん」-1(到着が遅く翌日早朝の写真です)
今回私が泊まった部屋は2段ベッドが3つ入った6人部屋、本日の泊まりは3人でした。
個人的感想ですが「さろまにあん」さんの方が2段ベッドということでどちらかというと昔のユースっぽいスタイルですかねぇ、でももちろんお酒も飲めます。建物は結構大きい感じがしました。食事はもちろん手造り、こんな感じで美味しかったです。
「さろまにあん」-2
この後は旅人宿恒例の懇親会、宿泊者4名とオーナー夫妻、スタッフさんたちと、一期一会の語らいです。
今日は私以外はライダーさんで、みなさんこだわりのバイクを乗ってられました。
毎年こうした馴染みの旅人宿をバイクで巡回されている方、未明に小樽に上陸「稚内」を経由してここまで吹っ飛んでこられた方(何かお仕事の都合で弾丸ツーリングらしく私も現役の時の旅はそうでしたから気持ちがすごく判ります。)、地元の方で最近こうした宿を訪ね始めた方、ここでもいろんな旅のスタイルを教えて頂きました。
「さろまにあん」-3
今日は人生初めてのコインランドリーを経験、そして「100km」戻り「忘れ物」を見つけられました、予定になかった宿泊ですがあったかい食事って素直に美味しいなぁと思いました。
そして静かな森に囲まれたサロマ湖畔の夜が静かに更けていきました。
9日目終了。
9月30日 道の駅「オホーツク紋別」 ⇒ ゲストハウス「さろまにあん」 走行距離 353km (累積 2,532km)
次回に、つづく。
(バナーをポッチンとクリックして頂くとブログランキングが表示されます。現在「茨城」3位、「生き方」2位あたりで~す。緑と黄色のバナーを1日1回クリックして頂くと順位に反映されますので、宜しくお願いしま~す。)
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます