一番目の区切りと二番目のスタート

　そろそろサラリーマンとしての区切りの時期を迎えようとしています。考えようによっては、一番目の人生の区切りをつけようとしています。
　組織での処遇も変わって、失うものもありましたが、得たものもあります。
　　《その一つが時間です。》
　今までは、仕事、仕事ですべてが過ぎて行き、土日もヘトヘトに疲れて、昼位までぐったりと寝ているのが普通でした。
　今は、ホントにゆーっくりと時間が流れていきます。
見えなかったものが見え、
感じなかったものが感じられ、
聞こえなかったものが聞こえます。
　そんな中で、一番目の人生の区切りの仕上げと二番目の人生のスタートの準備として、自分の物事に対処する考え方、取り組み方法を変えようと決心しました。
　変えられるものかどうか、正直自信はありません。持って生まれた性格の部分もありますので、でもほんの少しでも変えられればと思っています。
　今までは、どちらかというと少し高い地点に自分を置き、やや冷ややかに物事を見て対処して来たような気がします。
例えば、安くておいしいお店があっても、決して並んでまでは食べませんでした。第三者的な考え方、取り組みが多かったような気がします。自ら決して積極的には動かず、多くが受身であったと思います。一生懸命やっていれば欲しいものは向こうからやって来るものだと考えていました。誰かがお膳立てをしてくれて、座っていればいいと考えていた様な気がします。
　すべてを変えようと思います。（変えます。変わります。変わりました、少し。）
私の年齢ですと普通の人は、逆に物事に対する考え方を完成させる人が多いと思いますが、私はあえて変えようと決心しました。
気がついたときがスタートですから。気がつかないで、終わってしまう人もいるはずですから。
　受身はやめて、積極的に動く事にしました。
たくさん動いて、失敗する事にしました。
たくさん失敗して、恥をかくことにしました。
たくさん恥をかいて、自分を成長させようと思います。
　だから、これからは欲しいものは、自分で手を足を動かして、取りに行きます。
（もし必要ならお金も稼ぎます。自分の才覚で。）
列に並んで欲しいものを買いました。
人と交渉して契約もしました。
自分のブログも手に入れました。
メールも勉強して覚えました。
　すべてが上手くいったわけではありません。恥もかき、失敗もしました。
でも、何だかそのプロセスが楽しいんです。今までにない感覚です。
　今、自分の中に二人の自分がいます。今までの自分と変わろうとする自分。物事に対して能動的に動かない時、変わろうとする自分が登場して、耳元でささやきます。
「今やらないと、今までと同じだよ、変わらないよ」と。
（ずいぶんと遠回りをしました。ここに辿り着くまで。）


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