ウクライナに跋扈する悪魔④見よ、そしてロシアを憎めと

2022-09-12 | 裏社会

①IAEAは、結局、サポリージャ原発にたどり着いたようだ。
 これには、ウクライナ軍が原発を制圧した上でIAEAが原発に到着するというシナリオが組まれていたようだが、ロシア側が阻止したという。
これはロシア側の見立てらしいが。

「誰がザポリージャ原発を砲撃しているのか確認する方法がない?本気なのか?」露ザハロワ報道官がIAEAの報告書にコメント

 ロシア外務省のマリア・ザハロワ報道官は、国際原子力発電所(IAEA)が提出したザポリージャ原子力発電所の報告書について、IAEAにはザポリージャ原発への砲撃に関するデータを利用する機会があるはずだが、それが何らかの理由で行われていないとのコメントを発表した。
 「このエリアは紛争地域であり、あらゆる方向から撮影された衛星データもある。もっと言えば、ウクライナ軍は米国人、米国防総省、欧米人と攻撃の座標を調整していることが最近明らかになった。つまり、すべてのデータを交換しているということだ。この状況で、誰がどちらの側から砲撃しているのかを確認する方法がないと言えるのか。(中略)こんなことがあるのだろうか?本気で言っているのか?(状況を)認識したくないのであれば、見なくてもいいだろう」

IAEAの報告書では、原発周辺に保護区域を設けるよう全当事者の合意が必要とだと指摘されているが、原発がウクライナ側から砲撃を受けているとの情報は記載されていなかった。
 また、ザハロワ氏は、欧米諸国がIAEAの調査団に圧力をかけ続けていると指摘した。

②核拡散防止条約(NPT)
【ニューヨーク=白岩ひおな】ニューヨークで開催中の核拡散防止条約(NPT)再検討会議では25日、スラウビネン議長が最終文書の採択に向けて2度目の改定案を加盟国に配布した。中国が強く反発していた核兵器向け核分裂性物質の生産の即時モラトリアム(一時停止)に関する項目を削除した。__日経

結局「ロシア一国の反対で条約は成立しませんでした」
という結論を得るために、長い会議がおこなわれたのであろう。

はじめに結論があって、形式的に議論を施す日本の政治裁判と同じだ。

サポリージャ原発の占有はウクライナ側に帰すべき、という毒素条項を含ませていたようだ。

ここでもまたロシアを憎みなさい__と、世界に発信する英米DSの思惑が見て取れる。


③近頃はこんなニュースも

  ロシアのハッカー集団「キルネット」によるとみられる日本へのサイバー攻撃が相次いでいる。日本のウクライナ支援に反発し、政府系サイトのほか、東京メトロや名古屋港といった交通インフラを標的とした。日本への「宣戦布告」もしており、攻撃の長期化が懸念される。   2022/09/12

 日本人は騙されやすく、ほとんどの国民は、上のような気持ちの悪い、親ロシアと公言するハッカーを見て
 ロシアはひどいことをする。___などと思うのだろう。
 だが、実際このハッカーによって誰が喜ぶのか、考えてみる人はどれほどいるのだろうか。
 考える力を養う教育を排除してきた日本で、ニュースの解説を鵜呑みにする前に、誰が、何のために、
と、考えを巡らす国民を育てることは、正義を貫く上で大事なことではないだろうか。


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ウクライナに跋扈する悪魔③マスメディア

2022-08-18 | 裏社会

キエフ軍が行う残虐行為は枚挙にいとまがない。
ドネツクのキロフスキー地区にある精神病院の敷地で、ウクライナ軍が投下した66個の対人地雷「ペタル」が発見された。

「ペタル」で苦しむ12人がドネツク共和国外傷センターに助けを求め、そのうち6人は手足を切断しました。

数日間、ウクライナは東部のドネツク市や他の人口密集地に、何千発もの対人地雷を搭載したミサイルを発射している。これらは人を殺すほど強力ではないが、それを踏みつけたり、拾い上げようとしたりする人の体を不自由にするよう意図されている。

色は緑と茶色で、芝でぶらついている時や、でこぼこの地面では、人にほとんど見えない。ロシアは一度、類似の地雷を使ったことがあるが、それは24時間後に機能を止めるものだった。ウクライナのものはそうではない。それらは今から何カ月先も危険だろう。ロシアは地雷除去を支援するため何百人もの兵士を派遣している。

こうした残虐行為はロシア語を話す親露住民の暮らす地域に限られている。
そして西側メディアはロシア軍がウクライナ市民を標的にしていると真逆の報道をする。
ロシア語を話す住民が多数を占めるという地域性など、決して説明しない。

実際、英米は、ロシア軍にも、ウクライナ語を主言語とする地域に同じことをさせたいのだろう。
そして、国民にロシアを憎む心を植えつけたいはずだ。
そうでもない限り、事が落ち着いた暁には、ゼレンスキー、アゾフなどはルーマニアのチャウシェスクのように、市民による公開処刑されかねない状況にある。
しかし、ロシア軍はその企みを見抜いていて、ウクライナ語地域で暴虐を働かない。ピンポイントで軍や軍需物資を標的にするだけだ。

 

   ショッピングモール攻撃

6月には、ロシア軍がショッピングセンターにミサイルを撃ち込んだと報道があった。
この時、ロシア軍はそれを認めはしたが、隣の兵器庫を狙ったもので、衛星写真を見ると、ショッピングモールにも僅かに延焼した様子が認められる。
西側報道は兵器庫を狙ったものだとは報道せず、延焼したショッピングモールを狙ったと報道した。

 

   原発攻撃

7月20日。キエフ政権はUAVでザポリージャ原発を攻撃した
ロシア軍がなぜ原発を真っ先に占領したのか。原発がキエフ軍の占領下であれば、彼らはほぼ確実に原発を攻撃し、ロシアに罪をなすりつける行動に出ただろう。しかもこの周辺は親露地域でもある。
ここを攻撃拠点にしていたとキエフは主張する。
そして、なおかつ、原発を攻撃しているのは何と、占拠しているロシア軍だと主張、メディアもそう伝えた。
ロシアの要請で。調査団を派遣する話もあるが、おそらく英米の反対で派遣できないだろう。
このザポリージャ州では、ロシア併合を求める国民投票を行う決定直前であった。
西側報道では国民投票直前であることは報道しない。

 

   捕虜収容所攻撃

8月初頭、ドネツクの捕虜収容所がミサイル攻撃された。
ミサイル攻撃で、50人死亡し、約70人が負傷した。キエフはミサイルを発射したことを否定し、意図的にミサイルで捕虜を殺したとロシアを非難した。
時あたかも、ここに収容されているアゾフ大隊捕虜は、ゼレンスキーに、市民を人質に、最後まで戦うよう、また、拷問などの残虐行為をも指示されてきたと話し始めていた。
国民投票には原発攻撃、捕虜の告白には収容所攻撃
動機がわかりやすい。

スティーブン・セガール/Steven Segalが、爆破されたアゾフ捕虜収容所を視察。
ドンバス紛争のドキュメンタリーを作ってるらしい。捕虜とも話す。
このドキュメンタリー、日の目を見る時が来るだろうか、検閲の厳しい日本や欧米では電波に乗ることはないだろう。

8月、アムネスティもアゾフネオナチが市民を人質に抵抗していることを認めた。また、彼らが学校や病院、住宅地など人口密集地を攻撃拠点にしていることも国際人道法に違反すると批判した。
これには、キエフ側の抗議でアムネスティは謝罪したが、この報告自体は撤回していない。

アムネスティはもともと西側の組織であり、ウクライナ支部長オクサナ・ポカルチュク氏は、「侵略してきている」側に有利な報告をする下部組織に抵抗して辞表を出したという。彼女の偏向した政治性が問われる。


ロシアは、ロシアで、これまでアムネスティが重要なことに目を瞑っていると、アムネスティを批判していた。

ロシアはまた、ヨーロッパ安全保障機構OSCEが主体のミンスク合意における停戦監視団が全く機能していないと批判していた。
ロシアが介入するまでの8年間に数万人のドンパス住民が死に追いやられ、かたわにされ、街が丸ごとなくなってしまったのに、、、
アゾフ大隊、英米の特殊部隊が毎日のように砲撃してきたのだ。


今年3月には住民を全て抹殺する作戦が立てられたキエフ軍指令書も露軍が回収。
ロシアが介入しなければ数十万もの命が失われただろう。
この、西寄りの停戦監視団でさえ、8年間のドンパスで殺された市民は13000人と見積もっている。

ロシアが介入するより前の時期の経緯について報道することは日本など、西側のメディアには許されていない。

ゼレンスキーは大統領選挙において、東部、南部などロシア語住民との融和を進めていくと訴えていた。
それが、どうだろう、ロシア語書籍を焚書し、ロシア語住民を労務環境からパージ、勿論公務員から追放した。
年金も受け取れないようにした。
生活権を剥奪したのだ。
それでも「ドネツク人民共和国」と同「ルガンスク人民共和国」が独立する権利はないと主張するのですか。

平気で市民を虐殺している連中に日本国民は支援金を送っている。彼らが戦争難民に何らかの支援を行うと思いますか。
支援金はウクライナの、特にロシア語住民を殺すための武器に消えてしまうことは火をみるより明らかだ。
悲しむべきは日本がテロ支援国家であるということ、日本人はメディアの嘘を見抜けない愚かな民族だということだ。

____________________

(2023.1.4.追加)

メディアは報じないウクライナ語圏、ロシア語圏

風丸さん2022.5.ツィート

マリウポリ製鉄所から民間人を全員救出・・・誰が?

https://twitter.com/kazemaru_CROSS/status/1523653034663833602

「白い腕章」だけじゃなく、軍人さんのカバンに「Z」の文字。 ロシア軍が避難させてます。 メディアは「ゼレンスキーが助けた」と報道してますが、現実は「プーチンが助けた」です。 メディアの逆が真実です。

助けられた住民の証言は都合の悪い部分を切り取ったもののみ報道


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ウクライナに跋扈する悪魔②ブチャの虐殺

2022-04-17 | 裏社会

 キエフから63キロメートルほど北にあるブチャで住民が虐殺されたと4月3日に報道された。ウォロディミル・ゼレンスキー政権はロシア軍によるものだとしているが、​不自然な点が指摘されている​。
_____________
 経過

3/30 ロシア軍がブチャを去る

3/31 ブチャ市長、町の「解放」を発表、残虐行為には言及せず
 ​31日に市の職員がフェイスブックで喜びを伝えているが、虐殺の話は出ていない​。

4/1 アゾフ・ナチがブチャ入り
 ニューヨーク・タイムズ紙によると、4月2日にはネオ・ナチを主体に編成された親衛隊のアゾフ大隊がブチャへ入っている。

4/3 ウクライナ国防省が「ロシア」の残虐行為の動画を公開
_____________

ブチャ虐殺はウクライナ軍による犯行、犠牲者はロシア軍への協力者=米軍事アナリスト - 2022年4月7日, Sputnik 日本

> ウクライナの首都キーウ(キエフ)近郊のブチャで起こった虐殺はウクライナ軍による犯行である。スコット・リッター元国連大量破壊兵器査察官がウクライナ危機に関するイベントに参加した中で発言した。
・・・
《我々のもとにはウクライナ警察が、具体的にはアゾフのグループが「サファリ」(狩猟)を始めると豪語している動画が残っています。ブチャに展開したウクライナ警察特殊部隊の名称がまさに「サファリ」でした。そして彼らはサファリを実行し、ロシア軍への協力者を摘発したのです。
摘発とは殺害を意味します。拘束するのではなく殺害です。
そして彼らはこれを実行しています。その後、彼らは市内を練り歩き、遺体の撮影を行い、ロシア人がやったのだと豪語してるのです。》

ニューヨーク・タイムズ紙は4月4日、​マクサー・テクノロジーズという会社かた提供された写真を掲載​し、3週間前3月19日には死体が路上に存在していたと主張しているが、これも不自然な点がすぐに指摘され始めた。

BBCも「衛星画像は、民間人が3週間以上前にブチャで殺害されたことを明らかにしている」
「衛星画像は、ブチャでの民間人殺害は、ロシア兵がウクライナの町を去った後に起こったというロシアの主張に反論している。」

日本のすべての大メディアも検証することなく、上記の主張を垂れ流した。

しかし

ブチャ虐殺の証拠としてニューヨーク・タイムズ紙が出した衛星写真を検証した専門家チーム、撮影日が3/19ではなく4/1と判定
・写真には3/31~4/1日未明の豪雨後の砂地の沖積層が写っている→豪雨の後
・影の位置・角度等から撮影日時は4月1日11:57GMT(現地時間14:57)

また

【ブチャ事件を語るースペイン弁護士兼ジャーナリストのルベン・ヒスベルト氏 】
*ルベン・ヒスベルト氏は、ウクライナ紛争の真実が知りたいと、記者証を入手し、自費でウクライナへ入国して、テレグラムに動画をUPしています。
彼のテレグラムは、スペイン在住のクリスタル スペインさんが、youtubeに翻訳や概要をUPしてくれています。

いくつか明らかな「準備の跡」が見受けられる。
まず1点目は死斑だ。
それらの死体は全て「急いで」現れた。そして身元が確認できない。 つまり、市民以外の100人だということだ。

見たところ、確実に言えることはその場所で死んだのではない。
他で死んで運ばれたものだ。
そこで見られる死体は死後24時間か48時間の間、どこかに貯蔵されたものだ。
というのは死後、体内の液体が沈降分離されることによって一定の部位がの色を呈する...

死体をひっくり返すと、下になっていた部分はその色のまま。こういう現象がブチャでの多くの死体に見られる。例えば手に。私はそれを見た。
冷凍とか圧縮されていなければ、平面に、例えば床に置かれていた手が、後になって上に向けられた、つまり死体は明らかに「動かされた」ということができる。

2点目は死体の白い腕章だ。
それはロシア軍とロシア人、若しくは、例えば私がドンバス取材に行った時に働いてくれたようなボディガードとかそういう仕事をした市民、つまりロシアの軍人ではないけれど、例えば人道支援とかそういう活動をしていた民間人が身に着けていたものだ。

死体は白い腕章がついていた。 
プロ・ウクライナの人、あるいは反ロシアの人たちはあの白い腕章をつける理由がない。

最後に、死体のある場所に全く血痕がない。
通りで人を射殺すれば、その人は倒れ、血が流れる。

ビデオを見てほしい。つまり、ウクライナで起きていることとして公開された最近のビデオを。射殺された人の死体からはとんでもない量の血が流れることがわかるだろう。
_______________________
 ロシア軍が撤退した後、アゾフ大隊はロシア軍に対して友好的な態度を示していた市民を殺して回ったと言われている。

事実
殺害された死体の中には白い腕章をつけているものもあり、これは、食料などを配給していたロシア軍協力者を意味するからだ。また、ロシア軍が配った食糧袋を持っている人もいた。

また、死体の出どころとしては、
米ニューヨークタイムズ紙を含む複数のメディアにより本物と承認された動画として、ロシア軍が撤退していた3月30日前後に、ウクライナの首都キエフ西部の村でロシア人捕虜が殺害されたというものがある。
これも、ブチャの街路に並べられた可能性がある。拷問された後殺害されたものだ。

____________________


イルナー通信によりますと、ロシア下院外交委員会のレオニード・スルツキー委員長は4日夜、イギリスが現在の安保理議長国として、ロシアが要請したこの(ブチャ虐殺検証のための)緊急会合開催を拒否したと述べました。

!!!議長国イギリスは、安保理でのブチャ虐殺調査を拒否したのです。!!!

犯行が3月31日以前か以後かで犯人像は180度変わります。
そして、その検証に必要な証拠はいつでも入手可能なのです。

一つは前出である3月31日以前に撮影された同市の衛星写真。
いま一つは回収された遺体の検死報告書です。

検証可能な虐殺事件をイギリスが拒否する。
これは、やはり、MI6がこれら、虐殺事件に関与したという噂は本当のことと疑われても仕方がない。

そして、3月31日前後の衛星写真を見られる立場の日本政府、ブチャの悪魔が誰なのか解っているはずなのだが、虐殺はロシアのせいだとして新たな制裁を加える。
悪魔の使徒日本は滅ぶべき国なのか。
悪魔の心臓たるメディアをいつか変革できるのだろうか。


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ウクライナに跋扈する悪魔

2022-03-11 | 裏社会
https://www.kazan-glocal.com/official-blog/2014/11/24/%e6%97%a5%e6%9c%ac%e3%81%ae%e3%83%9e%e3%82%b9%e3%82%b3%e3%83%9f%e3%81%8c%e9%bb%99%e6%ae%ba%e3%81%99%e3%82%8b%e3%82%a6%e3%82%af%e3%83%a9%e3%82%a4%e3%83%8a%e6%9d%b1%e9%83%a8%e3%81%ae%e5%a4%a7%e8%99%90/
★ドネツク大虐殺

✴︎2014年ウクライナ東部でジェノサイド。多数の住民遺体発見  
ロシアのセルゲイ・ラブロフ外相は10月1日の記者会見で、「ウクライナ東部のドネツク市の近くで集団埋葬場所が見つかり、400人以上の遺体が発見された。
 これは恐るべき戦争犯罪である」と言明した。
 そして、同外相は、「西側のメディアはこの事件について明らかに沈黙している」と付け加えた。  確かに、邦字紙も含め多くの主要な西側の報道機関がこの集団虐殺(ジェノサイド)事件を報じた気配はない。
 地雷や手榴弾の配線を除去していた親露派兵士によって、うっすらと土が盛られた4体の遺体が偶然、発見されたという。1人は男性、女性が3人で、そのうち1人は妊娠していると見られた。4人とも普段着で、手を縛られ、頭部に銃弾の跡があった。2人は頭を切り落とされていたという。
 さらに、ドネツク市の北東35キロのニジニャ・クルインカ村の炭鉱場敷地内の2カ所で見つかった複数の遺体も、同じく身体に拷問の痕跡があり、皮膚にナチスを象徴するカギ十字の焼き印が押されていたと伝えられる。
 遺体発見の翌日9月24日には欧州安保協力機構(OSCE)の特別監視団が現地に赴いた。監視団によれば、8月後半に行われた犯罪の跡を示す証拠が見つかったという。国連人権高等弁務官事務所(UNHCR)のウクライナ・モニタリング使節団も、遺体発見直後に現地調査を行った。
  9月25日ロシアのリア・ノーボスチ通信社が伝えたところでは、英国のヘルシンキ人権グループの創設者の一人、ジョン・ローランド氏は、ドネツク人民共和国政府は大量遺体発見の事実を国連と国際刑事裁判所(ICC)に通知するべきであると述べるとともに、「この事実を西側のメディアが報じないのは恥ずかしいことだ」と言明した。

 こうした埋葬所のあった場所は、9月21日までウクライナ国家親衛隊の部隊が留まっていたことから、この部隊の仕業ではないかと見られている。
 国連総会に出席したラブロフ外相は9月26日、国連での記者会見で、ドネツク郊外で多数の遺体が発見されたことについて、潘基文国連事務総長や、OSCEのランベルト・ザニエル事務総長、ディディエ・ピュルカルテ議長と協議したことを明らかにし、「ウィーンで発表されたOSCE報告によって、彼らは民間人であり、しかも、拷問による暴行を受けたうえに、事実上、至近距離から射殺された可能性があることが、とりあえず確認されている。
 われわれはこのことに深い憂慮の念を抱いている。調査の結果が出ないうちは誰をも非難することはできないが、そうした調査が実施され、それも公開の独立した調査となるように強く求めていく」と語った。  
 ロシアのチュルキン国連大使は9月30日、国連安保理事会に書簡を送って、集団虐殺事件への注意を喚起した。
 同書簡には「犠牲者たちに懲罰が加えられたのは明白だ。後ろ手に縛られ、頭に銃撃の跡があった。遺体のそばには薬莢が見つかった。
 これらの市民がウクライナの軍人により無慈悲に殺害されたと推測できる根拠がある。埋蔵場所発見の2日前、ウクライナ政府軍と国家親衛隊の戦闘員らが、この地区を離れている。彼らは長いあいだ、この地区を支配下に置いていた」と述べられている。
 一方、ウクライナ政府は国家親衛隊による大量殺戮を否定し、その時期には国家親衛隊の戦闘員は一人もいなかったとしながらも、なにがしかのウクライナ軍兵士たちが当時そこに展開されていたことは認めた。
  「ロシアのFBI」ともいわれるロシア捜査委員会(RIC)は9月29日、ウクライナ東部のドネツクおよびルガンスク(ルハンスク)各人民共和国のロシア語使用住民に対するジェノサイド事件の捜索開始を決めた。
 発表によれば、ウクライナ政府幹部、ウクライナ軍、ウクライナ国家親衛隊、それに右派セクターは両共和国に住むロシア語使用住民の完全抹殺を命令し、彼らの行動によって2500人以上の住民が死亡し、さらには30万人以上の住民が生命の危険を感じ、避難を求めてロシア領内に移住してきたという。
 RIC報道官のウラジーミル・マルキン氏が10月1日発表したところによれば、ドニエプル志願兵大隊所属のセルゲイ・リトビノフと名乗る兵士を逮捕したところ、住民殺戮を供述したという。
 2014/04/15は、米国のジョン・ブレナン中央情報局(CIA)長官が極秘裏にキエフを訪問した日で、その2日後に、アレクサンドル・トゥルチノフ大統領代行が米国とNATOを後ろ盾にして、民族浄化作戦開始を承認したこととみられている。「民族浄化作戦」の幕開けであった。  

 こうしたウクライナにおける「民族浄化作戦」、つまりロシア系住民根絶(民族浄化)作戦の陰には、ウクライナのオリガルヒ(新興財閥)の一人といわれる人物がいる。アルセニー・ヤツェニク首相に任命されたドニエプロペトロフスク知事イゴール・コロモイスキー氏だ。イスラエルとウクライナ両国の市民権(キプロスのパスポートも所有しているとか)をもち、ジュネーブを生活の拠点にし、推定資産28億ドルで、ウクライナの4番目の富豪といわれている人物である。
 前述の逮捕された兵士リトビノフは、ルハンスク州で女性や子供を殺害したことを認めるとともに、コロモイスキー個人の基金から報奨をもらったことを自供している(10月1日タス通信)。
 ロシア下院議長のセルゲイ・ナルイシキン氏は10月3日、「ウクライナ東部におけるジェノサイドの証拠は、ますます多くの大量墓場の発見で顕著になっている」と述べて、ロシア語使用住民に対するウクライナ当局の「犯罪」を厳しく非難した。

_________________________

★オデッサの虐殺,,,2014.5.2.

 虐殺は5月2日の午前8時に「サッカー・ファン」を乗せた列車が到着したところから始まる。赤いテープを腕に巻いた一団がその「ファン」を広場へ誘導するのだが、そこではネオ・ナチのクーデターに対する抗議活動が行われていた。

 そうした状況の中、広場にいた反クーデター派の住民は労働組合会館の中へ誘導されている。危険なので避難するようにと言われたようだが、実際は殺戮の現場を隠すことが目的だったと推測する人もいる。

 その後、外から建物の中へ火炎瓶が投げ込まれて火事になる様子は撮影され、インターネット上に流れた。建物へ向かって銃撃する人物も撮られているが、その中にはパルビーから防弾チョッキを受け取ったネオ・ナチも含まれている。

 ​建物の中は火の海になり、焼き殺された人は少なくないが、地下室で殴り殺されたり射殺された人もいる。その際、屋上へ出るためのドアはロックされていたとする情報も流れた。会館の中で48名が殺され、約200名が負傷したと伝えられたが、現地の人の話では多くの人びとが地下室で惨殺され、犠牲者の数は120名から130名に達するという。虐殺の詳しい調査をキエフのクーデター政権が拒否しているので、事件の詳細は今でも明確でない。

さらに、ネオナチが巣くうウクライナ暫定政府は虐殺を遂行した者に報奨金を出したという。
完全にロシア語国民の市民権は剥奪されていた。

西側メディアは報道したか、、、「恐るべき沈黙」と、岩上安身が表現している。

___________________
✴︎上記ジェノサイドを認定した欧州安全保障協力機構(OSCE)とは

北米、欧州、中央アジアの57か国が加盟する世界最大の地域安全保障機構
(外務省)


✴︎上記ジェノサイドの推進力、ネオナチとは

国家親衛隊と称し。ユダヤ人ゴール・コロモイスキー氏の出資による契約兵で構成。
そういえばゼレンスキー大統領もユダヤ人。
西部ウクライナでは、ナチスが根を張っていた地域で、東部親露地域の解放軍に敗れた経緯がある。
また、かつてのナチスは米ブッシュ家など、西側のシオニストに支援されていた組織。
いや、今でもネオナチは西側シオニストの下部組織のようなものだ。
ナチスは、ドイツはもとより、北アフリカなどで、小規模の虐殺を含め、ユダヤ人を迫害し、イスラエル建国に尽力した。
ユダヤ人を大量殺戮したかというとこれは事実ではない。戦前、戦後のユダヤ人の数は全く減っていない。
木村愛二氏は、ガス室は、伝染病の消毒施設であったというが、この論は説得力がある。



__________________
★ウクライナにおけるジェノサイドについてはグーグルでは検索できないものが大勢を占める。
DuckDuckGoであればヒットする。これはワクチン副作用の事象も同じである。
 つまり我々は目隠しをされ、テレビという悪魔の操る糸に踊らされている。
湾岸戦争、イラク戦争、シリア侵略戦争、、、おびただしい数の嘘の情報と嘘の映像が作られ、日本の放送局でも何の検証もなく糞便のごとく垂れ流されてきた。ほぼすべての嘘や映像が事実でないことが証明されても、国民ははそれを未だに信じている。

イラクで水鳥を油まみれにしたのは誰ですか。
シリアで毒ガスから子供達を救出する映像を作った白ヘル軍団とは何者ですか。
シリアの油田を米進駐軍が占領し続けていることを知っていますか。
支配下のアルカイダ、ISなどの傭兵をウクライナに移動させていることを知っていますか。
過去8年間、ドンパスには毎日ミサイルが打ち込まれ、街は半分もない。世界のメディアは報道したことありますか。

 事実の隠蔽や嘘の多さに到底追いついていけない。それがアメリカの戦争だ。
 悪魔は天使を殺せと囁いた。
 日本人の70名が銃を取り、無数の支援金賛同者が現れた。
___________________
参考資料  

★クーデター後ロシア語禁止の動き

 ✴︎ウクライナのリボフ州議会は9月18日、ロシア語の歌曲を公共の場で流したり、ロシア語の書籍を出版したりすることを禁じる条例を賛成多数で可決した。

2018/9/29 タス通信

 ✴︎【モスクワ=小柳悠志】ウクライナで十六日、ウクライナ語以外で書かれた広告を禁じる法が施行された。出版物やテレビ番組、ネットサイトから街の手書き看板などすべてが対象。ロシア語の影響力を排除する狙いだが、国民の三割はロシア語を母語としており、一部から反発が強まる恐れがある。
 商品・サービス情報をウクライナ語で記さない場合、最高六千八百フリブナ(約三万一千円)の罰金が科される。ただ欧州連合(EU)の公用語を使うメディアは外国語広告を認める。
 ウクライナでは国民の七割がウクライナ語を母語とする一方、バイリンガルを含めてロシア語を母語とする人も三割いる。歴史的にポーランドなどの影響下にあった西部はウクライナ語、東部や南部はロシア語が優勢だ。

2020年1月17日 東京新聞

✴︎ ウクライナのアンナ・ノヴォサド教育大臣は、同国の義務教育で用いられる使用言語は2020年以降、ロシア語からウクライナ語にシフトすることを明らかにした。選択科目としてのロシア語は残される見込み。 2019年10月5日, Sputnik 日本


 ✴︎ロシア語とウクライナ語の違いは、日本語と中国語の違いだと思えば良いでしょう。

Yahoo知恵袋 hon********さん

_________________________
追記
 この文章を作成している3月半ば、マリウポリの戦闘が激しさを増している。
 マリウポリはロシア語圏で、ネオナチアゾフ大隊が学校、産院など住民施設に立てこもって、回廊から避難しようとしている市民を大量に人質にとって抵抗しているという。
 もともと、彼らは、ロシア語住民を全て殺害するのが目的であり、人質の生命は風前のともしびと言える。
 わざわざ産院を爆破し、西側報道に乗せるため、動画撮影も行っているようだ。
 ロシアがやったというが、ロシア語住民を守るための戦争を行っている中で、なぜその住民を苦しめるはずがあろうか。

 残虐なアゾフ大隊も恐怖だが、事実を真逆に描いて報道する西側メディア、これの方が恐ろしい。
 また、テレビを見て論理的に考えることなく操られ、悪魔の手先となる日本人も恐ろしいものに思えてきた。

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太平洋戦争異聞②山本五十六

2021-12-02 | 裏社会
1941年12月8日 山本五十六率いる日本海軍、真珠湾の米軍基地を奇襲攻撃。
史上最大の裏切りの幕が開く。


⑴五十六と米国との関わり

●山本五十六や米内光政は高級倶楽部水交社で日米海軍サークルを作り上げていた。この水交社は、戦後、フリーメーソンに買収された。

●海軍省軍務局第二課を経て大正8年5月20日米国駐在となって横浜を出港した。米国ではボストンのハーバード大学イングリッシュEに籍を置き英語力を身に付けた。(2年間)

●大正末から昭和の初めに掛けては再び渡米し、日本大使館付武官として2回目の米国在勤をしている。

●山本は、聖書や「ナショナルジオグラフィック」(アメリカの高級写真誌)を駐在前から愛読し、アメリカに憧憬を抱いていたと周囲も認めていた。
 山本が骨の髄からの親米派であったことは上記の通り。


⑵山本の戦時主張

 日独伊3国同盟に対し、米内光政、井上成美らとともに最後まで反対したが、最後は成立し、山本は黙認した。
「全く狂気の沙汰。事態がこうなった以上全力を尽くすつもりだが、おそらく私は旗艦「長門』の上で戦死する。そのころまでには東京は何度も破壊され最悪の状態が来る」と語った。
 この頃の山本の憤懣は想像に余りある。
 その後、アメリカとの開戦が避けられなくなると、真珠湾攻撃を強硬に主張し始める。

⑶真珠湾攻撃の事実、経過

●日米開戦の最後通牒が遅れ真珠湾攻撃が”卑怯な欺し討ち”になった事で米国人の世論は開戦派が以前の3%から90%に跳ね上がっている。

 日本の外務省と大使館の責任はまことに大きいと言わざるを得ない。
「奇襲を成功させるため」という言い訳はできるが、結局は宣戦布告は開戦に間に合わなかった。

 戦後ポルトガル駐在公使だった森島守人が帰国するなり吉田茂外相にこの最後通牒遅延の責任を明らかにする様進言したが、吉田はこの件をうやむやに葬り去ってしまった。
 吉田茂も日本を敗北に導いた元凶の一人フリーメーソンであった。
 当時の日本大使館員達は戦後何れも「功労者」として外務次官や駐米、国連大使となり栄進した。


●言うまでもないが、真珠湾攻撃は、いつ何時あるのか、米大統領ルーズベルト、英首相チャーチルなど、完全に認識していた。
 この点について、アメリカ側の無数の報告、書籍にも記されており、真珠湾犠牲者の米政府を相手取った裁判沙汰にもなっているので、深くは切り込まない。

●真珠湾で米国が被害を受けた戦艦は何れも1910~20年代に就任した旧式艦であり、しかも真珠湾に沿って攻撃し易い様に一列に並べて停泊してあった。
 さらに空母3隻について、レキシントンはミッドウェーに飛行機を輸送中であり、エンタープライズはウェーキに矢張り飛行機を輸送しての帰路で不在、サラトガは米国本土西海岸にいた為に無事であった。
 真珠湾攻撃の12月8日は山本長官が米国側と綿密に調整していたことがうかがえる。

●不徹底な攻撃で米国を助ける
 真珠湾攻撃で受けた米国太平洋艦隊の実際の被害状況は当初発表されたほど大きなものはではなかった。
 戦艦八隻の内アリゾナとオクラホマを除き残りの6隻はその後全て水深15mという浅い海底から引き上げられ修理、復旧した後何れも戦線へ復帰して大活躍しているのである。
 この時第三次攻撃を敢行し、艦隊に対するもっと徹底した攻撃と、陸上のハワイ空軍基地の格納庫、補給庫、給油施設、武器弾薬貯蔵庫、更には米国海軍基地の補給、修理施設、工場郡、燃料タンク郡を破壊しておれば太平洋の戦局は大いに変ったものとなったであろう。
 ハワイが米国の太平洋艦隊の最も重要な海軍基地であった事を考えるならば、この攻撃不徹底はいかにも奇異な物であると言わなければならない。
 ハワイの燃料タンクに貯蔵されていた重油450万バレルを爆撃しておれば米国本土からの補給は数カ月間にわたって不可能となり、米国の太平洋艦隊は身動きが取れなかったのである。
 山本五十六はハワイを徹底攻撃する気は最初から無かった。日本が米国を奇襲攻撃し「卑怯な日本」という既成事実を作ればそれでよかったのである。

 また、2400人という米側死者は、米国内世論を盛り上げる上では必須のものであったのだろう。
 リメンバーパールハーバーに限らず、リメンバーアラモ、リメンバーメイン号など、アメリカが開戦前にわざと兵士達を見殺しにしたり、見かけ大きな被害を出し、国内世論を発奮させたことは数限りなくある。
 戦後も911や、トンキン湾など、自作自演のものまで加えるととても羅列しきれない。



⑷ミッドウェーも山本が強引に決行

 真珠湾攻撃の時もそうであったが、ミッドウェー攻略作戦もまた山本長官の強引な主張によって計画されたものであった。
 だがこの計画に対して東京の海軍軍令部は強い反対論を唱えた。
 その第一の理由は占領後のミッドウェーの戦略的価値が疑わしいと云う物である。
 ミッドウェーはハワイから僅か千八百キロしか離れていない上にハワイの陸上基地から攻撃機が殺到し、直ぐに奪還されるに違いないし、ミッドウェーを占領しても奇襲以来基地を強化し続けていた米軍への脅威にはならず、米国民の志気に影響を与える事は無く、従って山本が言うように米国側から和平交渉を提案する事は有り得ないというのである。
 また、日本の偵察機の行動半径は1120キロ(ハワイに届かない!)に過ぎないので広大な太平洋の真ん中で有効なる偵察任務は果たせないと反論した。

 ところが山本長官は敵の空母勢力を撃破すれば自ら米豪間は分断されるので、先ずミッドウェーで敵の空母を誘き出しこれを必ず撃破して見せると豪語したのである。山本長官の主張は頑なにミッドウェー攻撃一点張りであった。
 ミッドウェーが米国最大の海軍基地ハワイの近くであり、戦略的に日本が不利な事は一目瞭然である。にも関わらず、山本長官がミッドウェーに固執し一歩も譲らなかったのはルーズベルトとの間に秘密の協定があり、日本の連合艦隊を此処で破滅させる約束をしていたからに違いない。

 山本の真の隠された狙いは日本の連合艦隊を破滅に導く事であった。
 米国は充分に航空戦の練習を積み、山本長官の差し出した獲物に向かって殺到したのである。
 山本長官の作戦に対し大本営海軍部は大反対であった。
 だが山本長官は全く耳を貸そうとしなかった。
 最後は山本長官とは腐れ縁であった永野修身軍令部総長の決裁でミッドウェー作戦は認可された。
 かくして圧倒的に優勢だった海軍は、無勢の米海軍に叩きのめされたのだった。

 ミッドウェー海戦で首尾よく日本の空母部隊を破滅させた山本長官は次のガダルカナル、ソロモン海戦で日本軍敗北の総仕上げを行い、自らは米国側と通牒の上、逃亡計画を実行する。ブーゲンビル上空での戦死狂言である。


⑸山本五十六は戦死していなかった___ヤコブ・モルガン著 忍野昭太郎訳『山本五十六は生きていた』

●疑問だらけの死体検案書
 こうして昭和18年4月18日、ブーゲンビル島ブインの航空基地視察の為と称して山本長官は午前6時ラバウル東飛行場を一式陸攻で離陸した。宇垣参謀長等を乗せた2番機も粗同時に離陸したが、此れを護衛するのは第204航空隊の零戦僅か6機だけであった。

 此の日山本長官は何故か正式な連合艦隊司令長官の軍服では無く、生まれて初めて着る草色の略装である第三種軍装を身に纏い、護衛機の数を増やす事にも強く反対したと云う。

 山本長官の遺体は機外に投げ出された座席に腰掛け、軍刀を握り締めた儘であったとされているが、其の死には深い謎が付き纒う。
 大本営海軍発表の「死体検案書」(死亡診断書)と「死体検案記録」(死亡明細書)に依れば死亡日時は「昭和18年4月18日午前7時40分」である。傷病名は「顔面貫通機銃創及び背部盲貫機銃創」であり、末尾には「右証明ス昭和18年4月20日海軍軍医少佐田淵義三郎」として著名捺印がある。

 推測されるのは、捜索班が事故機を発見した時、長官の身替わりとされた男(恐らくは風貌の似た人物)を座席に縛り付け毒殺した。従って発見時には顔面の創も背部盲貫機銃創も存在しなかった。 

 その後、山本長官を「機上死」であると捏造する為、遺体に拳銃か鋭利な刃物で人工的な死後損傷を加えた。
 事実、田淵軍医が検死をしていた最中長官のワイシャツを脱がせようとしたが、渡辺連合艦隊参謀から突然大声一喝され、「脱がすな、此れ以上触れてはならぬ!」と怒鳴られ制止されているのである。
 人工的な死後損傷であったとする証言も数多く存在するが、全ては黙殺され、渡辺中佐の命令下、虚偽の「死体検案書」と「死体検案記録」は作成され、「機上壮烈なる戦死」という大本営発表となるのである。


⑹エピローグ

 大戦での日本人死者310万人といわれる___そして戦後日本は延々と米国に貢ぎ続ける、まさに山本五十六、米内、吉田達の思惑通りの隷米国家となってしまった。

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