今日の内外情勢調査会。
軍事問題解説者である、江畑謙介氏のお話を伺った。
湾岸戦争が勃発した頃は、24時間色々なニュース番組に出演していたのではないかと思えるほど各局を掛け持ちし、あの特徴ある9:1に分けた髪型が、画面にインパクトを与えていた。
氏は講演の冒頭、『自分は軍事評論家ではなく、軍事問題解説者である。評論家は、人から与えられたお題に対して、あ~だ&こ~だ言うだけである。ところが、解説者というものは、自ら学び、調べたことに対して解説をするので、評論家といわれるのは心外だ。』とか何とか言いながら、自分で準備したプレゼン資料には“軍事評論家 江畑謙介”となっていて、それだけで来場者のハートを掴んでしまった。
話の内容は、中国の軍事戦略と、地球温暖化に伴い新たに航路となった北極海航路が、日本にどの様な影響を与えるかという、結構難しいものであったが、一番印象に残った話は・・・
『安全保障というものは、絶対に守らなければいけない最終ラインのことで、本来であればそのラインに届かせてはならない類のものだ。そして、最終ラインに届かせないための手段が外交である』
という言葉だった。
これは企業経営そのもので、絶対に侵略されない領域を作っておいて(競争力が一番強い部分)、その他の部分で手を変え品を変え勝負していく。
なるほどな~と強く感じ入った。
今日の講演は、少なくなったとは言え9:1分けも見られたし、起きていて本当に良かった・・・
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます