消費税の増税に関して、与野党共に揉めている。
そもそも、何のための増税かと言えば、?マークがつくことばかり。
消費税率が20%のギリシャは財政破綻している。
これって、おかしくないですか?
“社会保障費の自然増”を賄うためと言っているが、“自然に増える仕組み”になっているだけで、制度が異なれば、“自然”には増えないはずなのに・・・
これって、おかしくないですか?
実は、我々建設業界にとっても、消費税率アップは、それこそ死活問題。
例えば、2,000万円の家を建てようと思っている人が、現在の消費税率5%では、2,100万円を用意しなければならない。
ところが、これが消費税率10%ともなれば、用意しなければならないお金は、2,200万円!
200万円も税金を納めなければならないのであれば、家は我慢して、車でも買っちゃおうかな?という心理になってしまうのは、想像に難くない。
また、公共事業にフォーカスすると、例えば、現在の消費税水準で公共事業予算が1兆500億円あると仮定すると、消費税を抜いた1兆円分が“真水”の工事費。
ところが、消費税率が10%に引き上げられると、真水の部分は約9,545億円に減ってしまう。
引き上げた消費税率の分だけ公共事業費を増額してくれれば、プラスマイナスゼロとなるが、今の政権の考え方からすると、そのようなことは考えられない。
ただでさえ、平成4年を基準にした場合、既に45%の水準でしか発注されていない公共事業が、消費税率を弄っただけで激減してしまう恐ろしさを、マスコミは何も伝えてくれない・・・
国の活力の源泉は、きっちりと利益を出して、税金を納め、従業員に高い給料を支払うことのできる企業であると言うことは、誰しも異論は無いと思う。
その、金の卵を産む企業にダメージを与えるだけの諸費税率アップを、何故、この景気縮小局面のタイミングで実施しようとしているのか、理解に苦しむ。
『ある農夫の飼っているガチョウが毎日一個ずつ黄金の卵を産み、農夫は金持ちになる。しかし、一日一個の卵が待ち切れなくなり、腹の中の全ての卵を一気に手に入れようとしてガチョウの腹を開けてしまう。ところが腹の中に金の卵はなく、その上ガチョウまで死なせてしまう。』
そんなイソップ寓話を思い出してしまった。
なんだかなぁ~
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