今朝の新聞で最も気になった記事が『北方4島だけでなく、竹島を日本固有の領土として教科書に明記』という部分であった。
これまでも、何かと取り上げられてきた竹島問題。
日本と韓国双方が、歴史的背景を『自分達の方が正しい』と主張を繰り返し、現在は韓国軍が莫大な経費をかけて実効支配している。
領土問題は地上に出ている部分だけでなく、大陸棚に眠る資源や、経済水域などの莫大な利権が関連するため、一朝一夕に『はい、どうぞ』とはいかないのが当然であるが、今までは竹島の経済水域は両国が自由に出入りする等、『大人の対応』を続けてきた。
しかしながら、今回のように、日本から喧嘩を売るような対応をすることは、正直言って疑問だ。
教科書に掲載するのであれば、『竹島は日本固有の領土なので、韓国が実効支配しているのはおかしい』と書くのではなく、『竹島には韓国と日本の間で領土問題が存在し、双方の主張は○○である。現状は双方が大人の対応(こう書く訳にはいきませんが)をしていて、武力闘争にはいたっていない。これからも両国の友好に配慮しつつ、平和的な解決をすべきである。』といった記述にすべきでは無かろうか?
写真は、長野県松代にある、大本営移転予定地跡に建立されている、強制労働に倒れた朝鮮人と日本人の魂を鎮めるためのモニュメント。
そこには、トンネル工事の労働力として強制収容された人々が受けた悲惨な仕打ちが、生々しく記載されていて、戦争の悲惨さと愚かさを思わずにはいられない。
事実は事実として真正面から見据え、二度と同じことを繰り返さないようにすることが、人類として本来あるべき姿に違いない。
加害者側の国に建てられたこのモニュメントは、悲惨な目に遭いながらも地元民との温かい交流により日本に定住することを決意した朝鮮人の方々と、地元の方々によって建てられたと、ガイドの方から伺った。
民間レベルから広がる国際交流から始まる、これからの両国と、世界中の国々の平和を心から祈念する。
朝から血圧が急上昇してしまうような記事は見たくないものだ・・・
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