小関順二公式ブログ

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フューチャーズで目立った選手

2013-07-06 10:00:31 | 2013年観戦記・大学野球

 7/2から3日間行われた四国アイランドリーグplus(以下四国IL)対フューチャーズ(以下FT)の交流戦を見て、記憶に残った選手を紹介する。今回はFT編。
 投手ではDeNAの安斉と北方、さらに台湾出身の巨人・林(リン)とアメリカで高校、大学生活を送ったロッテ・藤谷の4人に注目した。安斉は外角一辺倒の配球に問題はあったが(バッテリーの課題)、角度十分のストレートには伸びがあり、小さく動かす変化球にも豊かな野球センスを感じた。
 北方は高校時代から定評のあったストレートに磨きがかかった。球速はこのシリーズの中では最速の146キロを記録、これに105、6キロのカーブに、120キロ台後半のツーシーム、チェンジアップを交えて危なげのないピッチングをした。あえて注文をつければ、ステップ幅をあと半足伸ばしたい。林はストレートが北方と並ぶ146キロを計測、ポテンシャルの高さを見せつけた。
 藤谷はゆったりしたフォームから最速143キロのストレートに、落差十分のフォークボールが抜群にキレて目を引いた。スポニチ版『2013プロ野球選手名鑑』には「野茂氏直伝のフォークが武器」と書いてあるが、どこに接点があったのか興味がある。
 野手では二塁・角、三塁・翔太のロッテ勢がよかった。とくに翔太は三塁線を襲う強烈な打球に反応よく飛びついてキャッチという場面が2回あり、一塁へのスローイングも安定していて一軍レベルの選手だと思った。
 外野手では石川の守備力、島井の俊足が目立った。石川は7/4にスタメン出場、難しい打球を2本処理、打者走者としては第1打席の遊撃ゴロで4.21秒を計測、一軍レベルの基本的な能力はクリアしていると思った。島井は5回に二盗を成功させ、50m走5.6秒の俊足を実戦で証明した。

■フューチャーズ
◇投手
安斉雄虎(DeNA22歳・右投右打・190/80)向上
北方悠誠(DeNA19歳・右投右打・180/80)唐津商
林 羿豪(巨人22歳・右投右打・188/85)台湾の中学→中央学院大中央
藤谷周平(ロッテ26歳・右投右打・190/86)アーバイン高→北アイオワ大
                      →南カリフォルニア大
◇内野手
翔太(ロッテ22歳・三塁手・右投右打・180/78)八重山商工
角 晃多(ロッテ22歳・二塁手・右投左打・168/74)東海大相模
◇外野手
石川 貢(西武22歳・右投左打・180/85)東邦
島井寛仁(楽天23歳・右投右打・175/70)西原→ビッグ開発ベースボールクラブ
                     →熊本ゴールデンラークス


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