今年の甲子園大会(選手権)が面白かったのは、8強に進出したのが前橋育英、延岡学園、花巻東、日大山形、鳴門、富山第一という、強豪校とは言い難い顔ぶれだったからでしょう。ただ、打者走者の各塁到達タイムは相当物足りなかったです。
私が設定する全力疾走の基準は「一塁到達4.3秒未満、二塁到達8.3秒未満、三塁到達12.3秒未満」。このタイムを1試合4人以上クリアしたのは8月15日の2回戦で対戦した作新学院(4人5回)と熊本工(4人5回)の2校のみ。次に紹介する2012年とくらべるとその少なさは際立っています。
◇2012年のタイムクリア1試合4人以上
8/9 常総学院5人7回、杵築4人5回
8/10 天理4人5回
8/11 高崎商4人6回
8/12 旭川工5人5回 光星学院5人5回
8/13 智弁和歌山4人4回、大阪桐蔭4人5回、新潟明訓6人8回
8/15 仙台育英4人4回、
8/16 桐光学園4人4回
8/17 浦和学院4人6回
8/18 神村学園4人5回
8/19 浦和学院4人4回
8/20 大阪桐蔭4人4回
熱戦に水を差すようで言いづらかったのですが、脚力という部分で今年の参加校は前年にくらべレベルが低かったです。スポーツ誌紙やTVは美談や物語性ばかり追わず、こういうことをもっと大きな声で言うべきだと思います。
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