4月26日、金沢でTOTO来日コンサートがあった。学生時代から一番好きなバンドだったのに行かなかった・・・
自衛隊PR映画だった平成ガメラシリーズ。有事法制を急がせるため国民を洗脳しようという内容だったけど、あれは映画としては認められないくらい政治色の強いものだった(特に2)。ゴジラシリーズのいくつかも自衛隊賛美でしかないシロモノがありますが、「リアルで迫力がある!」などと言っても所詮は怪獣映画なのですから、本質はファンタジー映画なのであって、子どもに夢を与えるものでなくてはならないと思います。その点を踏まえると、この映画はまさしく子どもに夢を与える映画であり、自衛隊マニアの方々が満足できるものではありません。
主人公の透少年の父親は小さな食堂を営んでいたため小さな亀でさえ飼うことを許されなかったのですが、『トム・ヤン・クン!』を観た直後に鑑賞したため、もしかして“亀料理”を客に出すことを危惧していましたが、さすがにそれはなかったようです。それはさておき、透少年をはじめ、子どもたちはガメラ(トトと命名)を普通の“空飛ぶ亀”だと信じていて、隣に住む緋色真珠店の娘が心臓の手術を受けるので、トトの卵を守っていた赤色発光物体をお守りとして彼女にプレゼントします。実は緋色真珠というのも、33年前にガメラがギャオスとの死闘の末誕生した真珠で希少価値の高いシロモノ。店主である寺島進はその真珠を全て売り尽くし、赤色発光物体も娘が名古屋の病院で手術を受けるために持っていたため、伊勢志摩の小さな漁村には守り神がいなくなったのかもしれません。ですから、いきなり狂暴な怪獣ジーダスの上陸を許してしまうことになったのでしょう・・・
まだ体長が8mという成長段階にあったトトはそれでも人間を守る。最初の戦いでは捨て身技でなんとかジーダスを追い払ったものの、トトは力を使い果たし政府と自衛隊によって捕獲されてしまう。しかし、政府の目論みはガメラを巨悪な怪獣と戦わせるための兵器だとしか考えていない。何しろ内閣府参事官は田口トモロヲである。何をやらかすかわからない!『ガメラ2 レギオン襲来』では地下鉄運転手だったのに・・・偉くなったものだ。
ガメラの造形を見てもミニラが甲羅を背負ってる雰囲気だったこともあり、クライマックスまでは普通のお子様向け怪獣ドラマだと感じていたのですが、わけのわからない赤い石リレーでは感動してしまいました。説明しろと言われても無理です。多分大人には理解できないのでしょう。そしてガメラを捕獲することしか考えていない政府の前に立ちはだかる子供たち。必殺のメガンテ攻撃を許さない透くんの純粋さとともに涙してしまいました・・・今年は命を大切にするといったテーマが多いのかな。
★★★★・
自衛隊PR映画だった平成ガメラシリーズ。有事法制を急がせるため国民を洗脳しようという内容だったけど、あれは映画としては認められないくらい政治色の強いものだった(特に2)。ゴジラシリーズのいくつかも自衛隊賛美でしかないシロモノがありますが、「リアルで迫力がある!」などと言っても所詮は怪獣映画なのですから、本質はファンタジー映画なのであって、子どもに夢を与えるものでなくてはならないと思います。その点を踏まえると、この映画はまさしく子どもに夢を与える映画であり、自衛隊マニアの方々が満足できるものではありません。
主人公の透少年の父親は小さな食堂を営んでいたため小さな亀でさえ飼うことを許されなかったのですが、『トム・ヤン・クン!』を観た直後に鑑賞したため、もしかして“亀料理”を客に出すことを危惧していましたが、さすがにそれはなかったようです。それはさておき、透少年をはじめ、子どもたちはガメラ(トトと命名)を普通の“空飛ぶ亀”だと信じていて、隣に住む緋色真珠店の娘が心臓の手術を受けるので、トトの卵を守っていた赤色発光物体をお守りとして彼女にプレゼントします。実は緋色真珠というのも、33年前にガメラがギャオスとの死闘の末誕生した真珠で希少価値の高いシロモノ。店主である寺島進はその真珠を全て売り尽くし、赤色発光物体も娘が名古屋の病院で手術を受けるために持っていたため、伊勢志摩の小さな漁村には守り神がいなくなったのかもしれません。ですから、いきなり狂暴な怪獣ジーダスの上陸を許してしまうことになったのでしょう・・・
まだ体長が8mという成長段階にあったトトはそれでも人間を守る。最初の戦いでは捨て身技でなんとかジーダスを追い払ったものの、トトは力を使い果たし政府と自衛隊によって捕獲されてしまう。しかし、政府の目論みはガメラを巨悪な怪獣と戦わせるための兵器だとしか考えていない。何しろ内閣府参事官は田口トモロヲである。何をやらかすかわからない!『ガメラ2 レギオン襲来』では地下鉄運転手だったのに・・・偉くなったものだ。
ガメラの造形を見てもミニラが甲羅を背負ってる雰囲気だったこともあり、クライマックスまでは普通のお子様向け怪獣ドラマだと感じていたのですが、わけのわからない赤い石リレーでは感動してしまいました。説明しろと言われても無理です。多分大人には理解できないのでしょう。そしてガメラを捕獲することしか考えていない政府の前に立ちはだかる子供たち。必殺のメガンテ攻撃を許さない透くんの純粋さとともに涙してしまいました・・・今年は命を大切にするといったテーマが多いのかな。
★★★★・
なるほど、そういえば回転シーンが少なかったような。
ガメラも可愛くなったので、目を回すと可哀想だったのかもしれません。動物虐待も問題になってますし・・・
あれって、八王子の病院だったんですか!
あちこちでロケしてたんですね~
「夢のお告げ」なんてのもいいアイデアです!
納得。
やっぱりあの独特の旋回音と咆哮が無いと
「あれはガメラじゃないっ」て言いたくなりました。
八王子の大学病院がまんま出てましたけど
どんなタイアップだったのかも気になりました。
リレーは何か夢でお告げがあったとか
チョット入れとけば分かり易かったかも。
あの目、ETにそっくりだったと思います。
だから子供たちのバリケードも雰囲気が一緒でしたよね~
怪獣だって宇宙人だって怖くない。
なんでもかんでも怖がっちゃだめなんですよね。
ガメラの自爆というショッキングな出来事は、かつてのヒーローであったことも考えると、子供には教えたくない事実ですよね。今年は「生きることの大切さ」を訴える映画が多いんですけど、この映画もそのひとつ。子供たちに夢を与える、いい映画だと思います。
あの赤い石は、平成シリーズを見ている人なら”あれを持つと巫女の役目を果たす”と考えることを脚本家が読んで書いてたんだと思います。だからリレーになるとはこれっぽちも思わなくて、やたら感動しました。最後に大人の前に子供達が立ち塞がったのを見て、あ、これはE・Tだったんだ、と思いました(笑)。子供向けとは言いつつも、怪獣が食うシーンの残虐性、群集の凶暴性は興味深かったです。監督はとても現代的だなと思いました。プロレスのような怪獣同士のバトルも迫力でした。
透の父さんは、ひょっとして昔のガメラを育てて、あのような形で別れてしまったんでは、それで息子を止めてたんじゃないかと見てて想像しました。本編では語られませんでしたが、そう勝手に思ってます(笑)。あと亀かわいかった。何度かわい~って声を上げそうになったことか(笑)。
爬虫類を飼ってるとわかるんですね~
俺も昔ミドリガメを飼おうとしたけど、
その後どうなったのか記憶にありません・・・
小学校って、結構カメを飼ってたりしませんでしたっけ。記憶にないけど・・・
やっぱり赤い石リレーですね~
やっぱりあの、ナゾの赤い石リレーでは泣けました。
理解しようとしても、論理的に組み立てたり議論したりすると感動が薄れちゃいますもんね(笑)。しばらく経ってから議論するのが面白いのかもしれません。
DNAのためだと書いてしまったのですが、これだってインチキだったりします・・・(汗)
ジョン・レノンって、危険でした?
大人には理解しろと言われても、ちょっと無理っぽい。
あのリレーには、訳も判らず感動させられました。
人間の本質というか、剥き出しの魂を直接触られたというか、原始的な感動でした。
そういうやり方には、ちょっと危険な感じもしました。かつてのジョン・レノンの歌のように。
ども、お久しぶりでございます。
平成シリーズはさておき、この映画は怪獣映画であることを忘れてしまうかのような、怪獣ファンタジーとでもいうべき映画でしたよね~
反則技には違いないのですが、お決まりの怪獣映画のパターンを打破して、新たなる道を切り開いたのかもしれませんよね。俺も泣きました。恥ずかしいくらい・・・
「さよなら、ガメラ」と唐突に理解した少年。やっぱり賢いんですね。いい子過ぎますよ・・・
この作品はよいですね!ちなみに私は平成3部作支持派(笑)なんですが、今回はそれまでの怪獣映画としてのガメラとは別物の仕上がりで、素直に感動させてもらいました。
子供たちと生き物の心温まるストーリーにガメラを当てはめたのは、これはもう(いい意味で)反則技ですよ。いい歳して劇場で涙出ちゃったじゃないですか!
ラストに透少年が「さよなら、ガメラ」と言うところも最高。トトではなくガメラって言うんですよね、彼。ぐっと来ました。
甘い点数で3点なんですね・・・すると俺は激甘だったのか(汗)
あのぬいぐるみ風のトトが可愛かったですね~
もう怪獣だということを忘れてしまいましたよ。
お話としては、突っ込みどころ満載だったものの、戦闘場所が地元だったので、妙なところで楽しんでしまいました(笑)
トトがかわいかったですね☆それだけでいいかなぁ、などと珍しく点の甘いかりめろでした(笑)
夏帆ちゃんは良かったなぁ・・・
演技というよりも隣のお姉さんといった雰囲気が!
泣けました。
説明不足の点はいっぱいありますよね~
論理思考で観てしまう大人でも、こうしたわからないシーンに感動できるってのも素敵です。
真珠もガメラの一部だったのかなぁ・・・もしかすると多産系の亀のことだから、真珠が全て死産の卵だったりして。
なるほど♪緋色真珠を乱獲したせいで、ジーダスが出現したとなると合点がいくものがあります。
唐突にデカイトカゲがレギオンよろしく地中から出てきたので(・□・;)ぽきゃ~んな感じだったんですよね(苦笑
「はじめてのお使い」は泣けますよね・・・子どもに泣かされるのが悔しいので、なるべく見ないようにしています(笑)
DNAといえば、ウミガメは卵から孵ると海を目指すという本能がありますよね。赤い石もそんな力が備わっているのかもしれませんね・・・(わからなくなってきた・・汗)
kossyさんTB&コメント本当に有難うございます。
kossyさんの子供たちのリレーの所の熱い思いは伝わりました。(実は日テレ系のTV番組『初めてのお使い』を連想してチョッとウルっと来てしまいました)
流石、憧れの『ネタバレ映画館』です
(^_-)-☆そうです。遺伝子!!DNAだったですよね
ガメラは次の世代にも引き継がれて生きます。
あのリレーはテレパシーだという意見が多い中、敢えてガメラを愛するDVAがそうさせたのではないかと思ってしまいます。
津田寛治父ちゃんから受け継いだDNA。他の子どもたちもみな持っていたのでしょう・・・
やっぱりガメラは子どもたちのヒーローなんでしょうね~~などと言っても、やっぱり不思議です(笑)
赤い石リレー、ワケ分からないのになぜか感動してしまうんですよね。でも本当にワケ分からないんですよね。(笑) 皆さん同じような意見で安心しました。
そうですよね~子供だけの映画じゃない!
津田寛治の目線で見るのもかなり面白いです。
なるほどガメラの鼓動とか、赤い石に伝わってくるのですね。そうなると鼓動=発光点滅で怪獣を倒すことが・・・
レビューを楽しみに待ってま~す♪
>ロキ様
『ガメラ2』の特撮技術はちゃんと評価しているのですが、結局は脚本なんですよね・・・なんだか世間の評価が高すぎることにも危険を感じてしまった次第です。
だけど、批判の声も受け止めていらっしゃるようでして、『ガメラ3』ではその反省点も見られ、普通に見ることができました(笑)
『スターシップ・トゥルーパーズ』はむしろ愛国心を逆手にとった風刺の映画になってますので、全く平気だったりします・・・でも大人しかわからないですよね。
ガメラ2かなり好きでしたが、政治色の強い点を批判するというkossyさんの意見はよくわかります。
スターシップ・トゥルーパーズなどもそうですが、
愛国主義モノと割り切って見ることができればそれはそれでおもしろいと私などは思うのですが、
kossyさんのおっしゃっていることもまさにその通りですね。
子供ウケする映画なんて、ただお金儲けのためだけに作っててあざといとか思ってましたが、
子供に夢を与えたいという思いがこめられているのであれば私の反省すべき点は大きいと思います。
>わけのわからない赤い石リレー
ガメラが存在する世界なんだという前提で素直に受け入れるべき現象なんでしょう(笑)。でもガメラって昔から子供と交流が描かれてたと思うし、きっと子供たちには共感や共鳴、テレパシーがあったんだろうと創造力ふくらませました。
中途半端な子供向けじゃないんですよね。
完全に動物を愛する心を訴える映画というか・・・
大人になったら怖い顔になるんじゃないかと心配していたのですが、大きくなっても愛らしい顔のままでした。
このあたりのこだわりも最高!
なんだか知らないけど、大人でも泣けますね。
「なんだか知らないけど・・・ガメラは人間の味方なんだ!」
これに尽きますね。最高の台詞でした。
やはりファンタジーですよね。
これからの子供たちが怪獣映画を楽しむためにはこういった方向じゃないと♪
続けて映画を観る際には映画の内容を選ばないといけないのかもしれません・・・完全に変な想像になってしまいました(汗)
人間を食べる怪獣というのも今時珍しいかもしれないです。
>たいむ様
あのリレーはわけわかんないです(笑)
だけど感動的!
この場面に関しては、観た子供に質問してみたい気分にさせられましたけど、小学生ブログでも探せばいいのかなぁ。
怪獣映画といっても、ガメラシリーズの番外編のような映画ですから、予備知識は必要ないと思いますよ。
>たましょく様
評判のいい『G2』ですが、敢えて批判的なkossyです。
怪獣による恐怖感を与えつつ、国防を考えさせるところがわざとらしくて、造形の素晴らしさが吹っ飛んでしまった記憶があります(笑)
津田寛治と寺島進のツーショットって、いい絵になりましたよね~チャンバラトリオの南方さんも脇ながら存在感がありました。
あら、kossyさんの中では「G2」は
いただけない感じですか?たましょくは
自衛隊うんぬんはどーでもいいですが、
レギオンの造形や迫力ある演出に関して
は、「G2」に優るモノなしと(話、脱線)
透(とその他、子供たち)とトトの物語
であったと同時に父と子の話だったよーに
も感じました。父親役の津田寛治さんの演
技は良かった~。
初の怪獣映画で鑑賞したはいいけれど、あまりノレなかった、たいむです。
トトが何かに似ている・・とは思っても”ミニラ”すら出てこない私(汗)
やはり大人が怪獣映画を観るには、ある程度の知識があってこそ楽しめるものと敗北宣言です。
>わけのわからない赤い石リレー
>説明しろと言われても無理です
kossyさんまでそう言われるので何だかホッっとしたりして(笑)
でも、ここはぐっときましたね。
そうですよね、怪獣映画にリアリティを求めてもね。
僕もファンタジーとして楽しみましたよ。
だから唐突に始まった子供たちのリレーで涙。。
>もしかして“亀料理”を客に出すことを危惧
怖い(苦笑)。。危うくジーダスにやられるところ
でしたね。